突然の給湯器103エラーで点滅!原因と自分でできる対処法・修理費用をプロが解説

突然の給湯器103エラーで点滅!原因と自分でできる対処法・修理費用をプロが解説

こんにちは。給湯器修理.comです。

濱本 孝一

この記事の監修者

濱本 孝一

株式会社 生活水道センター 代表取締役

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス機器設置スペシャリスト
2級管工事施工管理技士 第04910号

株式会社生活水道センター 代表取締役。創業32年の節目を迎え、全国に水道局指定工事店のネットワークを広げる水回りのスペシャリスト。「日本の住宅寿命を延ばす」という使命感のもと、早期メンテナンスの重要性を提唱し続けている。現場の叩き上げでありながら、メーカー事業「ドットデザイン」での製品開発や、次世代の職人育成など、業界の近代化に尽力。

お風呂に入ろうとしたら、突然リモコンに「103」という数字が点滅していて、お湯が出ない。そんな状況に直面して、今まさに焦っている方も多いのではないでしょうか。普段見慣れないエラーコードが表示されると、「ガス漏れしているのでは?」「完全に壊れてしまったの?」と不安になってしまいますよね。

この記事でわかること

  • 給湯器の103エラーが示す本当の意味と危険性
  • 業者を呼ぶ前に自分でできる安全な確認と対処法
  • 修理と交換を判断するための具体的な使用年数の目安
  • 悪徳業者に騙されないための相場と業者選びのコツ

給湯器の修理や交換の現場に長年携わってきたプロの目線から、103エラーの正体と、焦らず安全に解決するための手順を徹底的に解説します。専門用語はできるだけ使わず、実際に現場で見てきた事例を交えながらわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までお読みいただき、適切な対処の参考にしてください。

給湯器の103エラーとはどんな意味で危険性はありますか?

ガス給湯器の103エラーは給排気口の詰まりによる燃焼異常や出力ダウンを、エコキュートの場合は配管の高圧異常や水流異常を意味します。一時的な天候不良が原因のこともありますが、放置すると一酸化炭素中毒などの重大な事故につながる恐れがあるため、エラーが出たままお湯を使い続けるのは大変危険です。

ガス給湯器(ノーリツ・リンナイ等)の103エラーの主な異常内容

ノーリツやリンナイ、パロマといった主要メーカーのガス給湯器において、リモコンに表示される「103」というエラーコードは、主に「出力ダウン運転」や「暖房燃焼異常」を示しています。少し難しい言葉に聞こえることもありますが、簡単に言えば「給湯器が息苦しくて、本来のパワーを出せない状態」になっているということです。

ガス給湯器は、屋外の空気を取り込んでガスを燃やし、その熱でお湯を作ります。そして、燃焼した後の排気ガスを外へ逃がすという呼吸のようなサイクルを繰り返しています。この空気の通り道である「給排気口」が何らかの理由で塞がれてしまうと、新鮮な空気が足りなくなったり、排気ガスが抜けなくなったりしてしまいます。

給湯器は非常に賢い機械ですので、この異常をセンサーで検知すると、安全のために自動的に火力を落として運転を続ける(出力ダウン運転)か、あるいは完全に運転を停止してエラー103を表示させます。現場に伺うと、屋外に設置された給湯器の排気口の前に、ご自宅の自転車や大きな荷物が立てかけられていて、排気を邪魔しているケースがよくあります。また、秋から冬にかけては、強風で飛んできた大量の落ち葉が給湯器の周りに張り付いていたり、雪が積もって給排気口を完全に塞いでしまっていたりすることが非常に多いのです。

「たかがゴミが詰まったくらいで」と思われることもありますが、ガス機器にとって空気の流れは命綱です。正常な燃焼ができない状態は、機器内部の部品に多大な負担をかけるだけでなく、後述するような重大な事故のリスクを孕んでいます。そのため、エラー103は決して軽視してはいけない警告サインなのです。

エコキュート(三菱等)とガス給湯器で意味が全く異なる点に注意

ここで一つ、非常に重要な注意点があります。それは、ご自宅でお使いの給湯器が「ガス給湯器」なのか、それとも電気でお湯を沸かす「エコキュート」なのかによって、エラー103の意味が全く異なるということです。インターネットで検索するとガス給湯器の情報ばかりが出てきがちですが、これらを混同してしまうと正しい対処ができません。

三菱電機などのエコキュートで表示されるエラー103は、ガスの燃焼異常ではなく「配管の高圧異常」や「水流異常」を意味しています。エコキュートは、大気中の熱を集めてヒートポンプという機械で圧縮し、その熱でタンク内の水を温めてお湯を作ります。このシステムの中を水や冷媒が循環しているのですが、何らかの理由でこの循環がうまくいかなくなり、配管内に想定以上の高い圧力がかかってしまっている状態です。

エコキュートの現場でよくあるのが、冬場の「凍結」です。厳しい寒さで配管内の水が凍ってしまい、水が流れなくなることで高圧異常を引き起こします。私が以前対応したお客様の中には、「エラーが出たから」と焦って凍結した配管に熱湯をかけてしまい、急激な温度変化で配管が破裂して水浸しになってしまった方がいらっしゃいました。エコキュートの凍結が疑われる場合は、絶対に熱湯をかけず、日中になって自然に解凍されるのを待つのが鉄則です。

また、据え付けたばかりの新しいエコキュートや、長期間使用していなかったエコキュートで103エラーが出る場合は、配管の中に空気が入り込んでしまっている「エア噛み」が原因であることも少なくありません。このように、同じ「103」という数字でも、ガスと電気では機器の仕組みが根本的に違うため、発生しているトラブルの内容も全くの別物であることを覚えておいてください。

103が点滅したままお湯を使い続けるリスクと一酸化炭素中毒の危険

「エラー103が点滅しているけれど、お湯の蛇口をひねったら一応お湯は出た。このまま使い続けても大丈夫だろうか?」と考えるお客様は少なくありません。特に冬場の寒い時期や、夜遅くにお風呂に入りたいタイミングだと、なんとか騙し騙し使いたいというお気持ちは痛いほどよくわかります。しかし、プロの立場から申し上げると、エラー103が出た状態でお湯を使い続けることは極めて危険ですので、絶対におやめください。

ガス給湯器の場合、出力ダウン運転をしているということは、不完全燃焼を起こしかけている状態です。不完全燃焼が起こると、無色無臭で非常に毒性の高い「一酸化炭素」が発生します。もし、排気口が塞がれていて排気ガスが正常に外へ逃げず、室内に逆流してきたり、窓の隙間から入り込んだりした場合、一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。一酸化炭素は気づかないうちに頭痛や吐き気を引き起こし、最悪の場合は命に関わる重大な事故につながります。

警告:一酸化炭素中毒の恐ろしさ
一酸化炭素は「サイレントキラー」とも呼ばれ、臭いも色もないため、人間が自覚症状を感じた時にはすでに手遅れになっていることがあります。給湯器が安全装置を働かせてエラーを出している時は、絶対に無理をして稼働させないでください。

また、安全面だけでなく、機器の故障という観点でもリスクがあります。エラーが出ている状態で無理に運転を続けると、本来ならちょっとした掃除や数千円の部品交換で済んだはずの軽傷が、基板のショートや熱交換器の焼損といった致命的なダメージ(全損)へと発展してしまいます。現場でも、「エラーが出たまま1週間使い続けていたら、ついにウンともスンとも言わなくなった」とご連絡をいただくことがありますが、そうなるともう本体ごと交換するしかなく、数十万円の痛い出費になってしまいます。エラー103は、給湯器からの「これ以上無理をすると危ないですよ」という悲鳴だと受け止めてください。

給湯器の103エラーが出たときに自分でできる対処法はありますか?

ご自身でできる対処法は、屋外にある給湯器の給排気口周辺の目視確認と清掃、およびリモコンのリセット操作のみです。特に大雨や台風の後は内部が乾燥するまで半日ほど待ってからリセットすると復旧することが多いです。ただし、機器のカバーを外しての内部清掃や部品交換は法律違反となるため絶対におやめください。

ステップ1:屋外の給排気口周辺に物理的な詰まりがないか確認する

エラー103が出た場合、まず最初に行っていただきたいのが、屋外にある給湯器本体の確認です。ガス給湯器の場合、ほとんどの原因が「給排気口の物理的な詰まり」にあります。まずは外に出て、給湯器の正面や上下にある網目状の開口部(給排気口)を見てみましょう。

チェックするポイントは以下の通りです。

  • 給湯器の前に自転車、段ボール、植木鉢などの障害物が置かれていないか
  • 強風で飛んできたビニール袋や落ち葉が排気口に張り付いていないか
  • クモの巣が張っていたり、鳥が巣を作ったりしていないか
  • 冬場の場合、雪が積もって給湯器をすっぽりと覆い隠していないか

現場での経験をお話しすると、秋の台風シーズンには、濡れた落ち葉が排気口にベッタリと張り付いて空気を遮断しているケースが多発します。また、春先には給湯器の温かい排気を好んで、小さな鳥が排気口の隙間に巣を作ってしまい、それが原因でエラーになることも珍しくありません。

もし、給排気口の表面に落ち葉やゴミが付着しているのを見つけたら、給湯器の電源を落とした上で、ほうきや柔らかいブラシを使って優しく取り除いてください。障害物がある場合は、給湯器から少なくとも60cm以上は離れた場所に移動させ、風通しを良くが必要です。これだけの簡単な作業で新鮮な空気が取り込めるようになり、エラーが解消されるケースは非常に多いのです。

ステップ2:台風や大雨の後は自然乾燥を待ってからリセットする

給排気口に何も詰まっていないのにエラー103が出る場合、天候が関係しているおそれがあります。特に、横殴りの激しい大雨や台風が通過した直後にエラーが出た場合は、故障ではない可能性が高いです。

給湯器は屋外に設置されることを前提に作られているため、多少の雨風には耐えられる設計になっています。しかし、台風のような想定外の暴風雨になると、給排気口から雨水が機器の内部にまで吹き込んでしまうことがあります。すると、内部のセンサーが「異常な水分がある」と検知して、安全のために運転をストップさせ、エラー103を表示するのです。

雨の日のトラブルシューティング
大雨の後にエラーが出た場合は、慌てて業者を呼ぶ必要はありません。雨が上がり、天候が回復してから半日〜1日程度放置し、給湯器内部が自然に乾燥するのを待ちましょう。

内部がしっかりと乾燥したと思ったら、リモコンの電源を一度切り、再度入れ直す「リセット操作」を試してみてください。リモコンの電源ボタンのオンオフでエラーが消えない場合は、屋外の給湯器本体のコンセントを抜き、10秒ほど待ってから再度挿し直すという方法もあります。私の経験上、雨による一時的なエラーであれば、乾燥後のリセットで何事もなかったかのように復旧することがほとんどです。

エコキュートで103エラーが出た場合の確認ポイント

もしご自宅の給湯器が三菱電機などのエコキュートである場合、確認するポイントが変わってきます。エコキュートのエラー103は水流や圧力の異常ですので、まずは水が正常に流れる状態になっているかを確認します。

冬場の寒い朝にエラーが出た場合は、高い確率で「配管の凍結」が原因です。この場合は前述の通り、無理に熱湯をかけず、お昼頃になって気温が上がり、自然に解凍されるのを待つのが最善の策です。解凍された後にリモコンをリセットすれば、通常通りお湯が使えるようになります。

凍結の心配がない季節にエラーが出た場合は、タンクの下部にある「メンテナンスバルブ(排水栓)」や「給水元栓」が誤って閉じられていないかを確認してください。何かの拍子にバルブに触れてしまい、水がせき止められていることがあります。また、配管内に空気が溜まっている「エア噛み」が疑われる場合は、取扱説明書に従って「エア抜き運転」を行うことで解消されることがあります。ただし、エコキュートの操作は複雑な場合があるため、取扱説明書を見てもよくわからない場合は、無理をせずにメーカーのサポートデスクや専門業者に相談をおすすめします。

危険なDIY修理の限界と無資格工事の違法性について

インターネットで「給湯器 103エラー 直し方」と検索すると、動画サイトなどで「給湯器のカバーを開けて、中の部品を掃除すれば直る!」といったDIY修理の解説動画を見かけることがあります。手先が器用な方や、修理費用を少しでも浮かせたい方は、「自分でもできるかもしれない」と思ってしまうこともあります。

しかし、現場の人間として強く申し上げます。一般の方が給湯器のフロントカバーを外し、内部の部品に触れることは絶対にやってはいけません。

給湯器の内部には、ガス管、水道管、そして高電圧の電気配線が複雑に絡み合っています。これらを安全に取り扱うためには、「液化石油ガス設備士」や「ガス可とう管接続工事監督者」「第二種電気工事士」といった国家資格が必要です。無資格者がガス管の接続や電気配線をいじることは法律で固く禁じられており、罰則の対象となるだけでなく、ガス漏れによる爆発事故や漏電による火災、感電といった取り返しのつかない大惨事を引き起こすリスクがあります。

以前、私が修理に伺ったお宅で、お客様がご自身でカバーを開けて熱交換器の煤(すす)を掃除しようとし、誤って重要なセンサーの配線をドライバーで切断してしまったという事例がありました。本来なら数千円の清掃作業で済んだはずが、部品を壊してしまったために基板ごとの交換となり、高額な修理費用がかかってしまいました。お客様は「こんなに複雑だとは思わなかった」と大変後悔されていました。

自分でできるのは「外側」の確認まで
給排気口の周りの落ち葉を拾う、リモコンをリセットする。ご自身で行って安全なのはここまでです。それ以上の分解や内部の清掃は、必ずプロの専門業者にお任せください。

103エラーが直らない場合の修理と交換の判断基準はどうすればいいですか?

修理か交換かの判断は、給湯器の設置から何年経過しているかが大きな目安となります。使用年数が7年から8年未満であれば数千円から数万円程度の修理で済むことが多いですが、10年を超えている場合は部品の保有期間が終了していることも多く、他の部品も連鎖的に故障するリスクが高いため本体交換が推奨されます。

使用年数10年が給湯器の寿命と交換の大きな分かれ道

給排気口の掃除をし、リセットを試しても103エラーが消えない、あるいは数日おきに何度もエラーが再発するという場合は、給湯器内部の部品(熱交換器のフィン詰まり、排気ファンの劣化、基板の故障など)が物理的に限界を迎えている可能性が高いです。こうなると、プロの業者による点検と修理、または新しい給湯器への交換が必要になります。

お客様から「修理で直すか、いっそ新しいものに交換するか迷っている」とご相談を受けた際、私たちがまず最初にお伺いするのが「その給湯器は設置してから何年経っていますか?」という質問です。なぜなら、給湯器にはメーカーが定めた「設計標準使用期間」があり、それがおおむね「10年」と設定されているからです。

もし、お使いの給湯器が設置から7年〜8年未満であれば、迷わず修理をおすすめします。まだ他の部品は元気なことが多く、問題のある箇所だけを直せば、その後も数年は十分に使い続けられる可能性が高いからです。しかし、設置から10年以上経過している場合は、状況が大きく変わります。

10年を超えた給湯器は、人間で言えばかなりの高齢です。今回103エラーの原因となった部品を修理したとしても、1ヶ月後、半年後に今度はポンプが壊れた、基板がショートした、と次々に別の不具合が発生する「連鎖故障」のリスクが非常に高くなります。以前、12年目の給湯器を「どうしても修理で」とご希望されたお客様がいましたが、3万円かけて修理したわずか3ヶ月後に別の箇所から水漏れが発生し、結局は新しい給湯器に交換することになりました。お客様は「最初の修理代が無駄になってしまった。プロの言う通り最初から交換しておけばよかった」と肩を落としておられました。

さらに、各メーカーは製品の生産終了から10年間しか修理用部品を保有していません。つまり、10年を超えた機種は「直したくても部品がないから直せない」というケースが頻発するのです。そのため、10年という節目を基準に、修理か交換かを判断するのが最も賢明な選択と言えます。

寿命や交換時期についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
あわせて読みたい:給湯器の寿命サイン|交換費用と時期を専門家が解説

修理費用の相場と内訳(基板や部品交換の場合)

では、実際に業者に修理を依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。修理費用は、故障している箇所や交換する部品によって大きく変動しますが、一般的な相場と内訳を知っておくことで、業者から提示された見積もりが妥当かどうかを判断する基準になります。

給湯器の修理費用の内訳は、大きく分けて以下の3つから構成されています。

  1. 部品代:交換する新しい部品の本体価格です。
  2. 技術料(作業工賃):業者が診断し、部品を交換するための技術に対する対価です。
  3. 出張費:業者がお客様の自宅まで伺うための交通費や車両費です。

103エラーに関連する修理の一般的な相場レンジは以下の通りです。

修理・作業内容 費用の目安(総額) 備考
点検・軽微な清掃のみ 7,000円 〜 15,000円 部品交換なし。出張費と基本技術料がメイン。
排気ファン・センサー等の交換 15,000円 〜 30,000円 比較的よくある中程度の修理。
電装基板(コンピューター)の交換 30,000円 〜 50,000円 エラーを誤検知している場合の高額修理。
熱交換器(バーナー部)の交換 50,000円 〜 100,000円 心臓部の交換。ここまで来ると本体交換を推奨。

※上記の数値はあくまで一般的な目安です。正確な情報は業者に見積もりをご依頼ください。

このように、単なるゴミ詰まりの清掃であれば1万円前後で済むこともありますが、長年の使用で煤がこびりつき、熱交換器ごと交換しなければならないような重症になると、修理だけで10万円近くかかってしまうこともあります。見積もりが5万円を超えるようであれば、今後の故障リスクも踏まえて、新品への交換に舵を切ることをおすすめします。

交換費用の相場と設置環境による違い

10年以上使用していて交換を決断した場合、気になるのが「新しい給湯器にするのに総額でいくらかかるのか」という点です。給湯器の交換費用は、「本体のグレード(機能)」と「設置環境」によってピンからキリまであります。

交換費用の内訳は、「給湯器本体代」「リモコン代」「標準工事費(古い機器の撤去・処分、新しい機器の設置、ガス・水道管の接続)」「諸経費」となります。一般的なガス給湯器の交換相場レンジは以下の通りです。

  • 給湯専用(お湯を出すだけ):約80,000円 〜 120,000円
  • ふろ給湯器(追い焚き機能付き):約130,000円 〜 180,000円
  • エコジョーズ(省エネ高効率タイプ):約150,000円 〜 250,000円
  • 温水暖房熱源機(床暖房や浴室乾燥機付き):約250,000円 〜 400,000円以上

ここで現場からの重要なアドバイスがあります。インターネットの広告などで「給湯器交換が激安!〇〇万円!」と極端に安い金額が書かれていることがありますが、これには注意が必要です。なぜなら、給湯器の設置には「環境による追加費用」が発生することがよくあるからです。

例えば、マンションの廊下にある「パイプシャフト(PS)」という狭い空間に設置されている場合、専用の取り付け枠(金枠)が必要になり、数千円〜1万円程度の部品代が追加されます。また、戸建て住宅でも、給湯器が狭い路地の奥や高所(脚立が必要な場所)に設置されている場合、搬入や作業の難易度が上がるため「高所作業費」や「狭小作業費」が加算されることがあります。

安い広告の金額は、あくまで「一番シンプルな機種を、一番作業しやすい場所に設置した場合」の最低価格であることがほとんどです。最終的な判断は、必ずご自宅の設置状況を業者に見てもらい、追加費用を含めた「総額」の見積もりを出してもらってから決めるようにしてください。

時期や繁忙期による対応スピードと費用の変動

給湯器のトラブルには「季節性」があります。実は、給湯器の修理や交換の依頼は、11月から2月にかけての「冬場」に集中します。水温が下がる冬は、お湯を沸かすために給湯器がフルパワーで稼働するため、機器に大きな負担がかかり、寿命を迎えた部品が一気に悲鳴を上げるからです。

この冬の繁忙期に給湯器が壊れてしまうと、非常に厄介なことになります。まず、業者のスケジュールがパンパンに埋まっているため、「今日電話しても、見に来てくれるのは3日後、交換工事は2週間後です」と言われてしまうことがザラにあります。真冬に何日もお風呂に入れないのは、想像以上に過酷です。

さらに、繁忙期は給湯器本体の在庫も品薄になりがちです。需要が供給を上回るため、閑散期(春〜秋)であれば適用されるような大幅な値引き(キャンペーン価格など)が期待できず、結果的に費用が割高になってしまう傾向があります。

もし現在、給湯器を使用していて10年近く経っており、103エラーだけでなく「お湯の温度が安定しない」「変な異音がする」といった前兆がある場合は、完全に壊れて動かなくなる前に、余裕のある時期に点検や交換の相談をしておくことを強くお勧めします。

費用は機種・設置状況で変わります

正確な料金は現地確認が確実です。無料見積もり・ご相談を24時間受付中。まずはお気軽にお問い合わせください。

📞 0120-979-122 で無料見積もり

通話料無料/24時間365日受付

給湯器の修理や交換を依頼する悪徳業者の見分け方はありますか?

優良な業者を見分けるには、必ず複数の業者から相見積もりを取り、出張費や処分費を含めた総額を確認が必要です。特に「今すぐ交換しないと危険」と不安を煽る訪問販売や、相場から大きく外れた極端な値引きを提示する業者には注意が必要です。資格を持った自社施工の専門業者を選ぶと安心できます。

相見積もりを取って料金の内訳と総額を比較する重要性

給湯器が壊れてお湯が出ないと、パニックになってしまい「とにかく一番早く来てくれるところに頼もう!」と、最初に電話した業者で即決してしまう方が非常に多いです。しかし、そこが悪徳業者の付け入る隙になります。

給湯器の修理や交換を依頼する際は、焦る気持ちをグッとこらえて、必ず2〜3社から「相見積もり」を取るようにしてください。相見積もりを取る最大のメリットは、ご自宅の状況における「適正な相場」が把握できることです。A社が20万円、B社が18万円、C社が35万円という見積もりを出してきたら、C社が明らかに相場から外れた高額請求をしていることが一目でわかります。

また、見積書をもらったら「総額」だけでなく「内訳」が明記されているかを必ずチェックしてください。「給湯器交換工事一式:〇〇万円」としか書かれていない見積もりは危険です。優良な業者であれば、本体代、リモコン代、標準工事費、古い機器の処分費、出張費などが細かく記載されています。後から「処分費は別でした」「追加の配管工事が必要でした」と高額な追加請求をしてくるトラブルを防ぐためにも、内訳の透明性は業者選びの重要な指標になります。

業者選びの詳しいポイントについては、こちらの記事もご覧ください。
あわせて読みたい:【プロ解説】給湯器交換どこに頼む?後悔しない業者選び

給湯器の点検商法や不要な高額交換契約への警戒

近年、消費者センターや自治体からの注意喚起が増えているのが、給湯器の「点検商法」です。ある日突然、「ご近所で水道の工事をしている者ですが、お宅の給湯器の排気口が汚れていて危険なので、無料で点検しますよ」と作業着姿の人間が訪問してくるケースです。

彼らは点検と称して給湯器のカバーを開け、「このままだと一酸化炭素中毒になって命に関わります!」「今すぐ交換しないと爆発しますよ!」と、専門知識のないお客様の不安を極度に煽ります。そして、相場の2倍も3倍もする高額な給湯器の交換契約をその場で無理やり結ばせようとするのです。

私が以前対応したご高齢のお客様も、危うくこの手口に騙されそうになっていました。不審に思ったご家族が私に連絡をくださり、急いで駆けつけて確認したところ、給湯器はまだ設置から5年しか経っておらず、全く異常のない健康な状態でした。悪徳業者は、お客様の恐怖心を利用して不要な契約を迫っていたのです。

突然の訪問や電話には絶対に応じない
契約しているガス会社や水道局が、事前の連絡もなしに突然訪問してきて給湯器の点検をすることはありません。「無料点検」という言葉には裏があります。もし訪問されても、絶対に家の中や敷地内に入れず、名刺をもらって「家族に相談します」とキッパリ断ってください。

信頼できる優良な給湯器専門業者の選び方

では、数ある業者の中から、本当に信頼できる優良な業者をどのように見分ければよいのでしょうか。現場のプロとしておすすめするチェックポイントは以下の3つです。

  1. 必要な国家資格を保有しているか:ホームページや見積書に「液化石油ガス設備士」「ガス機器設置スペシャリスト」「第二種電気工事士」などの有資格者が在籍・施工することが明記されているか確認しましょう。資格は安全な工事の最低条件です。
  2. 自社施工であるか:受付だけをして、実際の工事は下請け業者に丸投げする会社もあります。この場合、中間マージンが発生して費用が高くなったり、万が一トラブルが起きた際の責任の所在が曖昧になったりします。受付から施工、アフターフォローまで「自社で一貫して行っている業者」を選ぶと安心です。
  3. 保証制度が充実しているか:給湯器は長く使うものです。工事後の「施工保証(工事の不備に対する保証)」や「製品保証(機器の故障に対する延長保証)」が何年ついているか、無料で対応してくれる範囲はどこまでかを明確に説明してくれる業者は信頼度が高いです。

電話で問い合わせた際の対応も重要な判断材料です。「エラー103が出ているのですが」と伝えた時、すぐに「あー、もう寿命だから交換ですね」と決めつける業者は要注意です。優良な業者であれば、「給排気口の周りにゴミは落ちていませんか?」「台風の後ではありませんでしたか?」と、まずはお客様の状況を丁寧にヒアリングし、修理の可能性も探ってくれるはずです。

給湯器の103エラーに関するよくある質問にお答えしますか?

お客様からよくいただく質問にお答えします。103エラーが出たままお湯を使い続けるのは一酸化炭素中毒の危険があるため避けてください。また、リセットを何度も繰り返すと基板がショートして全損するリスクがあります。エコキュートの場合は凍結の可能性もあるため、無理に熱湯をかけず自然解凍を待ちましょう。

エラー103が表示された状態でも、お湯を使い続けて大丈夫ですか?

結論:絶対にお勧めできません。エラーが出たまま使い続けると一酸化炭素中毒などの重大な事故につながる恐れがあります。

エラー103は、給湯器が「正常な呼吸(給排気)ができていない」と判断し、安全装置を働かせている状態です。一時的にお湯が出たとしても、それは機器が無理をして出力ダウン運転を行っているに過ぎません。そのまま使い続けると、不完全燃焼による一酸化炭素の発生や、内部部品の過熱による火災、機器の致命的な故障を引き起こす危険性が非常に高いため、すぐにお湯の使用を中止し、原因の確認を行ってください。

リセットして一時的に直った場合、そのまま使い続けても問題ないですか?

結論:大雨などの天候が原因であれば問題ありませんが、何度もエラーが再発する場合は内部の故障が疑われるため点検が必要です。

台風や大雨の後に雨水が侵入してエラーが出た場合、乾燥後にリセットして直り、その後再発しないのであればそのまま使い続けても大丈夫です。しかし、リセットしてもすぐに103エラーが点滅する、あるいは数日おきに頻発するという場合は、熱交換器の詰まりやセンサーの故障など、根本的な原因が解決していません。この状態でリセットを繰り返すと、基板などの電子部品に過度な負担がかかり、軽微な修理で済んだはずが全損に繋がるおそれがあります。再発する場合は速やかに専門業者へご相談ください。

エコキュートの103エラーとガス給湯器の対処法は同じですか?

結論:全く異なります。ガス給湯器は給排気の異常ですが、エコキュートは配管の高圧異常や水流異常を示します。

ガス給湯器の場合は、屋外の給排気口のゴミ詰まり確認がメインとなります。一方、エコキュート(主に三菱電機製など)の103エラーは、水が正常に循環していないことを意味します。冬場であれば配管の凍結を疑い、自然解凍を待ちます。それ以外の季節であれば、メンテナンスバルブ(排水栓)が開いていないか、配管内に空気が溜まっていないか(エア抜き運転が必要か)を確認します。機器の仕組みが違うため、取扱説明書をよく確認してください。

給湯器の清掃や部品交換は自分で(DIYで)できますか?

結論:外側の給排気口周辺のゴミを取り除く程度は可能ですが、機器のカバーを外しての内部清掃や部品交換は絶対にやめてください。

給湯器の外側にある落ち葉やクモの巣をほうきで取り除く作業は、お客様ご自身で行っていただいて問題ありません。しかし、フロントカバーをドライバーで外し、内部の熱交換器の煤を落としたり、配線をいじったりする行為は、ガス漏れや感電の重大なリスクを伴います。また、無資格でのガス機器や電気設備の工事は法令違反となります。安全のため、内部のメンテナンスは必ず有資格者のいる専門業者に依頼してください。

給湯器の103エラー原因と解決策のまとめ

給湯器の103エラーは、ガス給湯器なら給排気異常、エコキュートなら高圧異常を示す重要な警告サインです。まずは給排気口の詰まり確認やリセットを試し、直らない場合や10年以上使用している機器の場合は、安全のために専門業者へ点検や交換を依頼してください。無理な自己修理は重大な事故につながります。

突然リモコンにエラーが点滅すると焦ってしまいますが、まずは落ち着いて以下のステップを思い出してください。

  • まずは安全確保:エラーが出たまま無理にお湯を使い続けない。
  • 外側を確認:屋外の給湯器の給排気口に、落ち葉や雪、荷物などの障害物がないかチェックする。
  • 天候を考慮:大雨や台風の後は、半日ほど乾燥させてからリセットを試す。
  • プロに相談:改善しない場合や、エラーが頻発する場合は、迷わず専門業者に連絡する。

給湯器は私たちの快適な生活に欠かせないインフラですが、ガスや電気を扱う精密機器でもあります。使用年数が10年を超えている場合は、今回のエラーを機に、新しい省エネタイプの給湯器への交換を検討する良いタイミングこともあります。相見積もりをしっかりと取り、信頼できる業者を見つけて、安心・安全なお湯のある生活を取り戻してくださいね。

佐藤 裕

この記事の執筆者

佐藤 裕

株式会社生活水道センター 本部長

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス可とう管接続工事監督者 登録番号:13250405

株式会社生活水道センター 本部長。30年間、水回りトラブルの最前線でお客様の「困った」に向き合い続けてきた専門家。数えきれないほどの相談実績から、給湯器トラブルの背後にある不安を汲み取り、迅速かつ的確なアドバイスを行う。近年は全国の協力店・修理業者とのネットワーク構築にも尽力し、日本各地で質の高いサービスが提供できる体制づくりに奔走。「本当に役立つ、嘘のない情報」を届けることをモットーとしている。

給湯器交換・修理・故障対応が9,000円~|給湯器修理センター

24時間・365日間 無料お見積もり・相談受付中!

お申し込みから完了まで

step1 無料相談 故障・交換などについてご相談ください。 step2 訪問・お見積り 最短でご訪問、状況確認、お見積りをご提示しします。 step3 工事 ご希望の日時に施工します。 step4 完了・お支払い 完了後のご確認いただき、お支払いとなります。
お支払いは現金、集金、銀行振込 急な施工に安心のクレジットカードもご利用できます。

対応エリア

全国年中無休30分以内対応可能
Menu
給湯器 修理・交換の費用と対処法がわかる解決サイト