給湯器 ノーリツとリンナイの違い 価格寿命サポート早わかり
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給湯器はノーリツとリンナイの違いは何?価格・寿命・サポート早わかりガイド
こんにちは。給湯器修理.comです。
株式会社 生活水道センター 代表取締役
保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス機器設置スペシャリスト
2級管工事施工管理技士 第04910号
株式会社生活水道センター 代表取締役。創業32年の節目を迎え、全国に水道局指定工事店のネットワークを広げる水回りのスペシャリスト。「日本の住宅寿命を延ばす」という使命感のもと、早期メンテナンスの重要性を提唱し続けている。現場の叩き上げでありながら、メーカー事業「ドットデザイン」での製品開発や、次世代の職人育成など、業界の近代化に尽力。
給湯器の調子が悪くなり、いざ交換しようと思ったときに多くの人が直面するのが、「ノーリツとリンナイ、どちらのメーカーを選べばいいのだろう?」という疑問です。長年、給湯器の設置や修理の現場に立ってきた私にも、お客様からこの質問が本当によく寄せられます。カタログを見比べても専門用語ばかりで、結局何が違うのか分かりにくいですよね。そこで今回は、現場で実際に数え切れないほどの給湯器を取り扱ってきたプロの視点から、両メーカーの特徴や選び方のポイントを徹底的に解説します。
この記事でわかること
- ノーリツとリンナイの給湯器の機能や特徴の違い
- 給湯器の価格や寿命およびサポート体制の比較
- 給湯器の交換にかかる費用の相場と内訳
- メーカーを変更する際の注意点と現場のリアルな事情
給湯器はノーリツとリンナイどっちがいい?選び方の目安は?
ノーリツとリンナイのどちらが良いかは、求める機能で決まります。入浴中の快適さや配管洗浄機能を重視するならノーリツ、軽量コンパクトな本体やデザイン性の高いリモコンを好むならリンナイがおすすめです。基本性能に大きな差はないため、現在と同じメーカーを選ぶと設置工事がスムーズになり費用も抑えやすくなります。
求める機能や設置環境によって適したメーカーは異なる
給湯器を選ぶ際、まず結論から申し上げますと、「お湯を沸かす」という基本性能において、ノーリツとリンナイの間に決定的な優劣はありません。どちらも日本の厳しい安全基準をクリアしたトップメーカーであり、毎日のお風呂や台所での使用において、どちらを選んでも不満に感じることはまずないなります。

しかし、細かな付加価値や独自の機能に目を向けると、両社の開発思想の違いがはっきりと浮かび上がってきます。現場でお客様のライフスタイルをヒアリングしていると、ご家族の人数、お風呂に入る時間帯のバラつき、お掃除の手間をどこまで省きたいかなどによって、自然とおすすめすべきメーカーが決まってくることが多いのです。
例えば、あるお客様のお宅に下見に伺ったときのことです。共働きで帰宅時間が遅く、「とにかくお風呂掃除の負担を減らしたい」と切実にお悩みでした。そこで私はノーリツの「おそうじ浴槽」や「スマート配管クリーン」に対応した機種をご提案しました。後日、設置工事が終わって試運転を行った際、自動で配管内を洗い流す機能を見て「これで毎日の家事が本当に楽になります!」と、とても喜んでいただけたのを今でも鮮明に覚えています。このように、給湯器は単なるお湯沸かし器ではなく、暮らしの質を向上させる家電としての役割が大きくなっています。
- 基本性能(お湯の出方、温度の安定性)は両社ともトップクラスで互角
- ノーリツは「清潔さ」「除菌」「エコ」に関する独自機能が豊富
- リンナイは「美容」「リラクゼーション」「デザイン性」に強みがある
- 特別なこだわりがなければ、既存と同じメーカーを選ぶのが最も無難で経済的
ノーリツの給湯器がおすすめになりやすい人の特徴
ノーリツの給湯器は、一言で言えば「清潔さと見守り機能に強い」という特徴があります。特に、小さなお子様がいるご家庭や、ご高齢のご家族と同居されている方には、ノーリツを積極的におすすめしています。

ノーリツの代名詞とも言えるのが「UV除菌ユニット」を搭載したプレミアムシリーズです。お風呂のお湯を循環させる際にUV(紫外線)ランプを照射し、お湯の中の菌の増殖を抑えるという画期的な機能です。現場でご家族の多いお客様とお話ししていると、「最後にお風呂に入るお父さんのときには、お湯が少し濁っていたりニオイが気になったりする」というお悩みをよく耳にします。実際にこのUV除菌機能付きの給湯器に交換されたお客様からは、「翌日の残り湯を洗濯に使うときも、嫌なニオイが全くしなくなった!」と驚きの声をいただくことが何度もありました。
また、ノーリツは「スマート配管クリーン」という機能も優秀です。お風呂のお湯を抜く際に、新しいお湯で追いだき配管の中を自動的に洗い流してくれる機能ですが、入浴人数やふろ湯温などの条件から配管内の汚れ具合を予測し、洗い流すお湯の量や温度を自動で調整してくれます。見えない配管の中まで清潔に保ちたいという、衛生面を重視する方にはぴったりの機能と言えます。
さらに、ノーリツは入浴事故を防ぐための「見守り機能」にも力を入れています。浴室に人が入ったことをセンサーで検知し、台所リモコンにお知らせしたり、浴槽への入退浴を検知して長湯によるのぼせを防ぐアラームを鳴らしたりする機能があります。ご高齢のお客様のお宅でこの機能をご説明すると、離れて暮らすお子様が「それなら安心だね」と納得されてノーリツを選ばれるケースが非常に多いです。
リンナイの給湯器がおすすめになりやすい人の特徴
一方、リンナイの給湯器は「美容とリラクゼーション、そして洗練されたデザイン」を求める方に絶大な人気を誇ります。毎日のバスタイムを、単に汚れを落とす時間から、エステのような癒やしの時間に変えたいという方にはリンナイがおすすめです。

リンナイの最大の強みは、なんといっても「マイクロバブルバスユニット」です。これは、お湯に微細な気泡を溶け込ませることで、お湯が真っ白なシルクのように変化する機能です。初めて現場でこの試運転を行ったとき、浴槽のお湯がみるみるうちに乳白色に染まっていく様子に、私自身も「おおっ!」と声を上げてしまったほどです。お客様のお子様が「牛乳のお風呂だ!」とはしゃいでいた微笑ましい光景は忘れられません。この微細な泡は、毛穴の奥の汚れを吸着して落とすだけでなく、体を芯から温める温浴効果や、肌の水分を保つ保湿効果も期待できます。冷え性でお悩みの方や、美容に関心の高い方には、リンナイのマイクロバブルはまさにうってつけです。
また、リンナイは機器本体の軽量化やコンパクト化にも優れています。マンションのパイプシャフト(玄関横のメーターボックスなど)といった限られたスペースに設置する場合、リンナイの機器は重量が軽く、私たち施工業者にとっても非常に扱いやすいという現場ならではのメリットがあります。本体カラーも、従来のアイボリーだけでなく、外壁に馴染みやすい「シャイニーシルバー」などを採用しており、外観の美しさにこだわる新築戸建てのお客様から指名買いされることも少なくありません。
スマートフォンアプリとの連携機能「どこでもリンナイアプリ」も非常に使い勝手が良く、外出先からお湯はりをしたり、床暖房のスイッチを入れたりすることが直感的な操作で行えます。若い世代のご夫婦や、スマートホーム化を進めているご家庭には、リンナイの先進的なインターフェースが高く評価されています。
ノーリツとリンナイの国内シェアと基本スペックに違いはある?
国内シェアはリンナイとノーリツで市場の約8割を占めており、どちらも非常に高い信頼性があります。燃費やエコジョーズの省エネ性能といった基本スペックにメーカー間の明確な優劣はありません。違いが出るのはリモコンの液晶の見やすさや音声案内のバリエーションなど、日常的に触れるインターフェースの部分になります。
給湯器市場における両社のシェア状況と信頼性
日本の給湯器市場において、リンナイとノーリツはまさに「二大巨頭」と呼ぶにふさわしい存在です。正確なシェア率は年度によって多少変動しますが、一般的にリンナイが約40%強、ノーリツが約40%弱を占め、この2社だけで国内シェアの8割以上を握っています。残りのシェアをパロマやパーパスといったメーカーが分け合っているという構図です。

現場を回っていても、このシェアの割合は肌感覚として非常に正確だと感じます。既存の給湯器を撤去する際、銘板シールを確認すると、圧倒的な確率でリンナイかノーリツのロゴが目に入ります。これだけ多くの家庭で長年使われ続けているという事実は、両社の製品がいかに高い安全性と耐久性を備えているかの証明でもあります。
給湯器はガスと水と電気を同時に扱う、非常にデリケートで危険を伴う機器です。万が一のガス漏れや不完全燃焼は重大な事故に直結するため、メーカーには極めて高度な技術力と厳格な品質管理が求められます。リンナイもノーリツも、幾度となく改良を重ね、何重もの安全装置(立ち消え安全装置、過熱防止装置、不完全燃焼防止装置など)を組み込んでいます。「どちらのメーカーの方が壊れにくいですか?」と聞かれることがありますが、プロの目から見ても、耐久性や安全性において両社に差はありません。どちらを選んでも、安心して10年間使い続けることができる素晴らしい製品です。
燃費や省エネ性能(エコジョーズ)に大きな差はある?
近年、給湯器を交換されるお客様のほとんどが「エコジョーズ(潜熱回収型給湯器)」を選ばれます。エコジョーズとは、これまで捨てられていた排気ガスの熱を再利用してあらかじめ水を温めることで、少ないガス量で効率よくお湯を沸かす仕組みのことです。

このエコジョーズの省エネ性能について、「ノーリツとリンナイでガス代の節約効果に違いはありますか?」という質問もよく受けます。結論から言うと、カタログ上の熱効率や実際のガス代の削減効果において、両メーカー間に有意な差はありません。どちらのメーカーのエコジョーズも、給湯熱効率は約95%、ふろ熱効率は約92%という高い数値を叩き出しており、従来の非エコジョーズタイプの給湯器(熱効率約80%)と比較して、年間で約10,000円〜15,000円程度のガス代節約が見込めます(※使用状況やガス料金プランによって変動します。あくまで一般的な目安とお考えください)。
現場での設置作業において違いを感じるのは、燃費そのものではなく「ドレン排水」の処理方法です。エコジョーズは排熱を回収する際、急激な温度変化によって結露水(ドレン水)が発生します。この水は酸性を含んでいるため、機器内部の中和器を通してから適切に排水溝へ誘導しなければなりません。マンションのベランダ設置の場合、このドレン配管をどう這わせるかが職人の腕の見せ所になります。ノーリツとリンナイでは、本体底面のドレン排水口の位置が微妙に異なるため、既存の配管ルートをそのまま使えるか、新しく塩ビ管を組み直す必要があるか、事前の現場調査でしっかりと確認しています。お客様の目に見える燃費性能に違いはありませんが、私たち施工側からすると、こういった細かな構造の違いが作業時間に影響を与えることがあるのです。
戸建ての壁掛け設置の場合、ドレン水を地面の雨水桝や側溝に流すための配管(塩ビ管や専用ホース)を設置します。冬場、このドレン配管内に水が溜まったまま凍結してしまうと、エラーが出てお湯が沸かなくなるトラブルが稀に発生します。そのため、私たちプロは「水勾配(水が自然に流れる傾斜)」をしっかりと取り、凍結しにくいルートで配管を施工するよう細心の注意を払っています。
デザインやリモコンの使い勝手・見やすさの違い
給湯器本体は屋外に設置されるため、普段お客様の目に触れることはほとんどありません。お客様が日常的に操作し、最もメーカーの違いを実感するのは「リモコン」です。ノーリツとリンナイは、このリモコンのUI(ユーザーインターフェース)デザインにおいて、明確に異なるアプローチをとっています。

ノーリツのリモコン(例えばRC-G001系など)は、「誰にでも直感的に使えるユニバーサルデザイン」を極めています。液晶画面の文字が非常に大きく、現在の温度や「追いだき」「ふろ自動」といったボタンの配置が分かりやすいのが特徴です。また、音声案内もはっきりと聞き取りやすく、「お風呂が沸きました」というお馴染みのメロディは、多くの方にとって安心感のある響きなります。ご高齢のお客様のお宅でノーリツのリモコンを設置し、操作説明をした際、「老眼鏡をかけなくても温度が見えるわ!」と大変喜ばれたことがあります。実用性と視認性を最優先するならノーリツが優勢です。
対してリンナイのリモコン(例えばMBC-302系など)は、「空間に調和するスタイリッシュなデザイン」が際立っています。フラットな表面仕上げや、文字のフォント、バックライトの光り方など、まるで高級オーディオや最新のスマート家電のような洗練された佇まいです。操作していないときは表示が消えて壁に溶け込むようなデザインのモデルもあり、こだわりのシステムキッチンや、デザイナーズ住宅のバスルームに設置しても全く違和感がありません。若いご夫婦のリフォーム現場でリンナイのリモコンを取り付けた際、「給湯器のリモコンってこんなにカッコよくなったんですね!」と驚かれたことがあります。インテリアの一部としてリモコンのデザインにもこだわりたい方には、リンナイが強く支持されています。
どちらが良いかは完全に好みの問題ですが、「毎日触れるものだからこそ、家族全員が使いやすいと感じる方を選ぶ」という視点を持つことが大切です。
費用は機種・設置状況で変わります
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ノーリツとリンナイの給湯器で価格・寿命・サポートに差はある?
同等グレードの機種であれば、ノーリツとリンナイで本体価格や寿命、サポート体制に大きな差はありません。どちらも設計標準使用期間は10年で、メーカーの延長保証も最長10年まで加入可能です。ただし、修理部品の保有期間を過ぎると直せないため、10年を目安に交換を検討するのが現場での一般的なセオリーです。
本体価格や交換費用の相場に違いはある?
「ノーリツとリンナイ、どちらの方が安いですか?」これも現場で非常によく聞かれる質問です。結論から申し上げますと、同等の号数・機能を持つ機種であれば、ノーリツとリンナイで最終的な交換費用に大きな差は出ません。

メーカーのカタログを見ると、希望小売価格(定価)には数千円から数万円の差があることがあります。しかし、私たちのような給湯器専門業者を通じて購入する場合、定価から大幅な割引(一般的に50%〜70%オフ程度)が適用されます。この割引率は、業者が各メーカーからどれだけの台数を仕入れているかという「仕入れ力」によって決まります。多くの優良業者はノーリツとリンナイの両方を大量に仕入れているため、結果としてお客様に提示する実売価格はほぼ横並びになるのです。
ただし、例外として「現在設置されているメーカーから別のメーカーへ変更する場合」は、費用が少し高くなるおそれがあります。給湯器の本体サイズや、水・お湯・ガスの配管接続位置はメーカーごとに異なります。同じメーカーの後継機種であれば、配管の位置がほぼ同じなのでスムーズに接続できますが、メーカーを変える場合は、配管を延長したり曲げ直したりする「切り回し工事」が必要になることがあります。また、マンションのパイプシャフトに設置する場合、本体を固定するための「専用金枠(アダプター)」が必要になりますが、これもメーカーが変わると新しい金枠(数千円〜一万円程度)を用意しなければなりません。
あるマンションの現場で、既存がリンナイ、新しく設置するのがノーリツという工事がありました。お客様は「ネットでノーリツの方が少し安かったから」という理由で選ばれたのですが、いざ現場を確認すると、パイプシャフトの開口寸法が合わず、特注の金枠を手配する必要が生じました。結果的に、リンナイの後継機種を選ぶよりも総額が高くなってしまい、お客様も「それなら最初から同じメーカーにしておけばよかった」と苦笑いされていました。このように、目先の本体価格だけでなく、設置環境に合わせた追加部材の費用も含めて総合的に判断が必要です。
給湯器の寿命や耐久性にメーカーごとの差はある?
給湯器の寿命についても、ノーリツとリンナイで差はありません。どちらのメーカーも、安全上支障なく使用できる期間として「設計標準使用期間を10年」と定めています。給湯器の本体にも、この10年という期間が明記されたシールが貼られています。
現場で毎日古い給湯器を撤去している私の感覚からすると、10年を過ぎたからといって翌日にすぐ壊れるわけではありません。12年、15年と問題なく使えているお宅もたくさんあります。しかし、10年を超えると、内部のパッキンの劣化による微小な水漏れや、基盤の経年劣化によるエラー頻発といったトラブルが急増するのは紛れもない事実です。
特に恐ろしいのが、冬場の繁忙期に突然やってくる「完全沈黙」です。昨日まで普通にお湯が出ていたのに、朝起きたら全く反応しない。慌ててメーカーのサービスマンを呼んでも、「製造から10年以上経過しており、修理用の部品(補修用性能部品)の保有期間が終了しているため、修理できません」と宣告されてしまうケースが後を絶ちません。ノーリツもリンナイも、製品の製造終了から10年間は部品を保有する義務がありますが、それを過ぎると部品が手に入らなくなります。
真冬にお湯が使えない生活は想像以上に過酷です。銭湯通いや、電気ケトルでお湯を沸かして頭を洗う生活を強いられます。しかも冬場は給湯器の需要がピークに達するため、交換業者のスケジュールもパンパンで、新しい給湯器が設置されるまで1週間以上待たなければならないこともあります。だからこそ、メーカーを問わず、「設置から10年経過したら、完全に壊れる前に交換を検討する」のが、最も賢く、精神的なストレスを避ける方法だと現場から強くお伝えしたいです。
通常、給湯器は上水道での使用を前提に設計されています。井戸水や温泉水を使用しているご家庭の場合、水に含まれるミネラル成分や不純物が配管内に付着しやすく、通常よりも早く(数年程度で)熱交換器に穴が開いてしまうなどの故障が起きることがあります。この場合、10年未満であってもメーカー保証の対象外となることが多いため注意が必要です。(※一部、井戸水対応の特殊な機種をラインナップしているメーカーもあります)
アフターサポートや保証期間の充実度を比較
給湯器を長く安心して使うためには、万が一の故障時のサポート体制も重要です。この点においても、ノーリツとリンナイは国内トップクラスの充実したサポート網を構築しており、大きな差はありません。
通常のメーカー保証は、両社とも「1年間(BL認定品は2年間)」です。しかし、給湯器は10年使うものですから、わずか1〜2年の保証では不安ですよね。そこで両メーカーとも、有償で保証期間を延長できる制度を用意しています。ノーリツは「安心プランS」、リンナイは「ワランティV」という名称で、最長10年まで保証を延長することが可能です。延長保証に加入しておけば、期間中の自然故障に対する修理代(部品代、出張費、技術料)が無料になるため、突発的な出費を防ぐことができます。
現場での修理対応のスピードについても、両社は全国にサービス拠点(指定サービスショップ)を配置しており、連絡から訪問までのレスポンスは非常に早いです。エラーコードが出た際も、リモコンに表示される番号(例えば「111」は点火不良、「290」は中和器の異常など)を伝えれば、サービスマンが事前に必要な部品を予測して訪問してくれるため、一度の訪問で修理が完了する確率が高いのも大手ならではの強みです。
私自身、お客様から「お湯が出ない!」とSOSを受けて駆けつけたものの、ガス側の問題ではなく機器内部の基盤の故障で、どうしてもメーカー修理を依頼せざるを得ない場面に何度も遭遇してきました。その際、ノーリツのサービスマンもリンナイのサービスマンも、非常に手際よく、かつ丁寧にお客様に状況を説明して修理を行う姿を見てきました。サポートの質という面では、どちらを選んでも絶対に後悔することはないと断言できます。
ノーリツとリンナイの給湯器交換費用はいくらかかる?
給湯器の交換費用は、24号のエコジョーズ壁掛けタイプで約15万から25万円が一般的な相場です。この金額には本体代、リモコン代、標準工事費、古い機器の撤去費用が含まれます。ノーリツとリンナイで費用に差は出ませんが、設置場所が狭かったり排気カバーなどの追加部材が必要になったりすると費用が変動します。
給湯器交換の料金内訳と一般的な相場レンジ
給湯器の交換にかかる費用は、決して安いものではありません。だからこそ、見積もりを見たときに「この金額は妥当なのか?」と判断できるよう、費用の内訳を正しく理解しておくことが大切です。給湯器の交換費用は、大きく分けて以下の4つの要素で構成されています。
- 商品代金(本体+リモコン): 給湯器本体と、台所・浴室のリモコンセットの代金です。前述の通り、定価から大幅に割引された金額が提示されます。
- 標準工事費: 既存機器の取り外し、新しい機器の取り付け、給水・給湯・ガス配管の接続、リモコン線の接続、試運転、古い機器の処分費などが含まれます。一般的に3万円〜5万円程度が相場です。
- 追加部材費: 設置環境に応じて必要になる部材です。排気方向を変える「排気カバー」、配管を隠す「配管カバー」、マンション用の「PS金枠」、延長用のフレキ管などがこれに当たります。
- 諸経費・オプション: コインパーキング代や、業者が提供する独自の延長保証料などです。
以下に、戸建て・マンションで最もよく選ばれる「24号・オートタイプ(追いだき付き)」の一般的な交換費用の相場をまとめました。ノーリツ、リンナイともにこのレンジに収まることがほとんどです。
| 給湯器のタイプ(24号・オート) | 従来型(非エコジョーズ)の相場 | エコジョーズの相場 |
|---|---|---|
| 壁掛けタイプ(戸建て・ベランダ) | 約120,000円 〜 160,000円 | 約150,000円 〜 200,000円 |
| 据え置きタイプ(戸建て屋外床置き) | 約130,000円 〜 170,000円 | 約160,000円 〜 220,000円 |
| PS設置タイプ(マンション廊下) | 約140,000円 〜 190,000円 | 約180,000円 〜 250,000円 |
※上記の価格はあくまで一般的な目安です。正確な情報は各業者の公式サイトや見積もりをご確認ください。
見積もりをとった際、「激安」「地域最安値」を謳い、相場よりも極端に安い金額(例えば10万円以下など)を提示してくる業者には少し注意が必要です。後から「配管の延長が必要だった」「古い給湯器の処分費は別だった」と追加料金を請求されるトラブルが少なからず報告されています。優良な業者は、事前の写真判定や現地調査を行った上で、「総額」での確定見積もりを出してくれます。
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時期・繁忙期による変動と設置環境による差
給湯器の交換費用は、依頼する時期や設置環境によっても変動することがあります。
まず時期についてですが、給湯器業界には明確な「繁忙期」があります。それは水温が下がり、給湯器に最も負荷がかかる「秋口から冬(10月〜2月)」にかけてです。この時期は毎日のように故障のSOSが鳴り響き、業者のスケジュールはあっという間に埋まってしまいます。需要が高まるため、一部の業者では割引率を少し渋くしたり、緊急対応の特急料金を加算したりすることがあります。逆に、春から夏(4月〜8月)の「閑散期」は、業者もスケジュールに余裕があるため、キャンペーンを実施して通常よりも安く交換できるチャンスが増えます。「少し調子が悪いな」と感じたら、完全に壊れる前の夏場に交換してしまうのが、費用を抑える賢い選び方の一つです。
次に設置環境による差です。現場で最も苦労し、結果的にお客様の費用負担も増えてしまうのが「狭小スペース」や「高所作業」です。例えば、隣の家との境界が人ひとり通るのがやっとの狭い通路に設置されている場合、重量が30kg近くある給湯器を抱えて搬入し、無理な姿勢で配管を接続しなければなりません。作業時間が通常の2倍以上かかることもあり、その場合は「難所作業費」として追加料金が発生することがあります。
また、マンションのPS(パイプシャフト)設置の場合、排気ガスが廊下に滞留しないように、排気の方向を上や横に逃がす「上方排気カバー」や「側方排気カバー」が義務付けられていることがあります。これらの特殊なカバーは部品代だけで1万円〜2万円程度するため、標準的な壁掛け設置よりも総額が高くなります。私が担当したあるマンションの現場では、事前の写真確認では通常のカバーに見えたのですが、いざ現地に行ってみると、特殊な防火ダンパー付きの排気筒が壁の中に埋め込まれており、その接続のために特殊なアダプターを急遽取り寄せることになり、本当にお客様をお待たせして焦った経験があります。こういったイレギュラーな事態を防ぐためにも、現地調査の重要性を痛感しています。
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ノーリツとリンナイの給湯器に関するよくある質問(FAQ)
メーカーが異なる給湯器への交換は配管の位置が少し変わる程度で問題なく可能です。また、近年人気のマイクロバブル機能は、ノーリツが後付け可能なユニット式を展開しているのに対し、リンナイは本体内蔵型をメインにするなどアプローチに違いがあります。ご自宅の浴室環境に合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。
現在リンナイを使っていますがノーリツへ交換できますか?
結論:全く問題なく交換可能です。ただし、配管の切り回し作業が必要になります。
現場でお客様から「今までリンナイだったから、次もリンナイじゃないとダメですよね?」と聞かれることが非常によくありますが、答えは「NO」です。ノーリツからリンナイへ、あるいはリンナイからノーリツへ、メーカーを変更することは技術的に全く問題ありません。
ただし、メーカーが変わると、給湯器の底面にある水、お湯、ガス、追いだき配管の接続口の位置が数センチから十数センチ変わります。そのため、既存の配管をそのまま真っ直ぐ接続することができなくなります。私たちプロの施工業者は、このズレを解消するために、ステンレス製の「フレキ管(手で曲げられる波状の管)」を使用して、新しい接続口まで配管を延長・調整する「切り回し工事」を行います。
現場での作業風景を少しお話しすると、古い給湯器を取り外した後、壁から出ている古い配管の先端を綺麗に清掃し、新しいパッキンを挟んでフレキ管を接続します。このとき、配管が無理に折れ曲がったり、水圧で外れたりしないよう、絶妙なカーブを描くように手で曲げていくのが職人の腕の見せ所です。ガス管の接続に関しては「強化ガスホース」と呼ばれる専用の管を使用し、接続後は専用の検知液を塗って、泡が出ないか(ガス漏れがないか)を必ず確認します。※ガス管の接続には液化石油ガス設備士やガス可とう管接続工事監督者などの国家資格が必須です。大変危険ですので、DIYでの交換は絶対に行わないでください。最終的な判断や作業は必ず専門業者にご相談ください。
このように、メーカーを変更しても私たちがしっかりと配管を合わせますので、機能やデザインの好みで自由にメーカーを選んでいただいて大丈夫です。ただ、前述したようにマンションのPS設置の場合は専用金枠の変更が必要になり、数千円の追加費用がかかることだけは覚えておいてください。
マイクロバブルなど特殊機能の違いはありますか?
結論:リンナイは本体内蔵型で本格的な白濁湯を楽しめ、ノーリツは後付け可能なユニット型で手軽に導入できるなど、設計思想に違いがあります。
おうち時間を充実させるアイテムとして爆発的な人気を呼んでいる「マイクロバブル(ウルトラファインバブル)」機能ですが、両メーカーでアプローチが異なります。
リンナイの「マイクロバブルバスユニット」は、給湯器本体にバブル発生装置を内蔵したモデル(または給湯器のすぐ横に専用ユニットを併設するモデル)が主流です。大量の微細な泡を発生させる能力に長けており、浴槽のお湯がはっきりと白濁するのが特徴です。「温泉旅館のような白く濁ったお湯に毎日入りたい」というリラクゼーション効果を強く求める方には、リンナイのシステムが圧倒的におすすめです。現場で試運転をした際、お湯が真っ白に変わっていく様子を見たお客様が「うわぁ、すごい!」と歓声を上げるのは、いつもリンナイの機器を設置したときです。
一方、ノーリツは給湯器本体に内蔵するのではなく、浴室の壁面やエプロン内に小型のユニットを設置する後付けタイプのアプローチをとっていました(※近年は本体内蔵型も展開しています)。ノーリツの強みは、マイクロバブルによる温浴効果だけでなく、「おそうじ浴槽」や「UV除菌ユニット」といった他の衛生機能と組み合わせることで、浴室全体の清潔さと快適さをトータルでプロデュースできる点にあります。
どちらを選ぶかは、「お湯の白濁感や美容効果に特化したいか(リンナイ)」、「配管洗浄や除菌も含めた総合的な清潔さを求めたいか(ノーリツ)」という、お客様のライフスタイル次第となります。
まとめ:給湯器のノーリツとリンナイの違いと価格・寿命・サポートの早わかり総括
ここまで、給湯器の設置・修理現場での実体験を交えながら、ノーリツとリンナイの違いについて詳しく解説してきました。長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- 基本性能と信頼性: 両社とも国内シェアの8割を占めるトップメーカーであり、お湯を沸かす基本性能、エコジョーズの省エネ性、安全性に明確な優劣はありません。
- ノーリツの特徴: UV除菌ユニットやスマート配管クリーンなど、「清潔さ」や「見守り機能」に強く、家族が多いご家庭や高齢者のいるご家庭におすすめです。
- リンナイの特徴: マイクロバブルバスユニットやスタイリッシュなリモコンなど、「美容・リラクゼーション」と「デザイン性」に優れ、バスタイムの質を高めたい方におすすめです。
- 価格・寿命・サポート: 実売価格の相場や、10年という設計標準使用期間、延長保証の充実度に大きな差はありません。
- 交換時の注意点: メーカーを変更しても設置は可能ですが、配管の切り回しやマンション用金枠の交換などで若干の追加費用が発生します。費用を最小限に抑えるなら既存と同じメーカーを選ぶのが無難です。
給湯器は、一度交換すればこれから10年間、毎日休むことなく働き続ける大切なパートナーです。「ノーリツとリンナイの違い」を正しく理解し、ご自身のライフスタイルや家族構成に最もフィットする一台を選んでいただければ、毎日の暮らしが今よりもっと快適で豊かなものになるはずです。
もし、現在お使いの給湯器が10年を超えていて、少しでもお湯の温度が安定しなかったり、異音がしたりする場合は、完全に壊れてお湯が出なくなる前に、信頼できる専門業者に見積もりを依頼してみてください。現場のプロフェッショナルたちが、あなたの家に最適な提案をしてくれるはずです。
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株式会社生活水道センター 本部長
保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス可とう管接続工事監督者 登録番号:13250405
株式会社生活水道センター 本部長。30年間、水回りトラブルの最前線でお客様の「困った」に向き合い続けてきた専門家。数えきれないほどの相談実績から、給湯器トラブルの背後にある不安を汲み取り、迅速かつ的確なアドバイスを行う。近年は全国の協力店・修理業者とのネットワーク構築にも尽力し、日本各地で質の高いサービスが提供できる体制づくりに奔走。「本当に役立つ、嘘のない情報」を届けることをモットーとしている。
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