お風呂の給湯器選び方ガイド!違いや値段、寿命も解説
快適なバスタイムに欠かせない給湯器ですが、お風呂で使う給湯器について、給湯器と風呂給湯器の違いや、ガス風呂給湯器とガス給湯器の違いは何ですか?といった疑問をお持ちではないでしょうか。また、お風呂の給湯器の値段はいくらくらいなのか、ガス給湯器で風呂の追い炊き機能は必要なのか、お風呂のガス給湯器の値段の相場も気になりますよね。さらに、給湯器には風呂で使うための電気タイプや灯油タイプもあり、それぞれの特徴も知りたいところです。お風呂の給湯器の寿命や、つけっぱなしにしておくといくらかかりますか?という光熱費の心配、給湯器の補助金は15万円ですか?といったお得な情報、そして給湯器を40度にするのはなぜいけないのか?という使い方まで、知りたいことは多岐にわたるでしょう。この記事では、そんな給湯器と風呂に関するあらゆる疑問を解消し、ご家庭に最適な一台を見つけるための情報を網羅的に解説します。
- 給湯器と風呂給湯器の明確な機能の違い
- 燃料別(ガス・電気・灯油)の給湯器の値段と特徴
- 追い炊き機能の必要性や給湯器の寿命について
- 補助金制度や日々の節約に繋がる使い方
目次
給湯器と風呂給湯器の基本的な違い
- 給湯器と風呂給湯器の機能の違いとは?
- ガス給湯器と風呂給湯器の違いも解説
給湯器と風呂給湯器の機能の違いとは?

「給湯器」と一括りにされがちですが、「給湯専用給湯器」と「風呂給湯器」には明確な違いがあります。この違いを理解することが、最適な製品選びの第一歩です。
最も大きな違いは、お風呂の湯はりや追い炊きといった「お風呂沸かし機能」の有無です。
機能の違い早見表
- 給湯専用給湯器: キッチンやシャワー、洗面台などへお湯を供給するだけのシンプルな機能。蛇口からお湯を出すことしかできません。
- 風呂給湯器(ガスふろ給湯器): 給湯機能に加えて、浴槽へのお湯はり、追い炊き、保温といったお風呂を沸かすための機能を搭載しています。
つまり、「給湯器」という言葉は広い意味で使われますが、お風呂の湯はりや追い炊きをしたい場合は「風呂給湯器」を選ぶ必要があります。単にシャワーや蛇口でお湯を使いたいだけであれば、「給湯専用給湯器」で十分ということになります。
一般的に、戸建てやマンションで浴室にお湯を張る機能があるご家庭で使われているのは、この「風呂給湯器」です。
ガス給湯器と風呂給湯器の違いも解説

「ガス給湯器」と「風呂給湯器」の違いについても、基本的な考え方は同じです。「ガス給湯器」という言葉は、ガスを燃料とする給湯器全般を指す広い意味の言葉です。
その「ガス給湯器」の中に、機能によっていくつかの種類が存在します。
| 種類 | 主な機能 | 特徴 |
|---|---|---|
| ガス給湯器(給湯専用) | 給湯のみ | 蛇口からお湯を出すだけの最もシンプルなタイプ。価格が比較的安い傾向にあります。 |
| ガス風呂給湯器 | 給湯+お風呂沸かし機能(自動湯はり、追い炊き、保温など) | 現在、多くの家庭で主流となっているタイプです。一台で家中の給湯とお風呂沸かしをまかないます。 |
| 給湯暖房熱源機 | 給湯+お風呂沸かし+床暖房・浴室乾燥機など | 給湯とお風呂の機能に加え、温水を利用した暖房機能も備えた高機能タイプです。 |
つまり、「ガス給湯器」という大きなカテゴリの中に「ガス風呂給湯器」が含まれている、と考えると分かりやすいですね。お風呂の追い炊き機能が欲しい場合は、「ガス風呂給湯器」を選ぶことになります。
製品を選ぶ際には、「給湯専用」なのか、追い炊きなどができる「ふろ給湯器」なのかをしっかりと確認することが重要です。
お風呂の給湯器の種類と値段の相場
- 【燃料別】ガス・電気・灯油の特徴と値段
- 機能別(追い炊きなど)の値段の違い
【燃料別】ガス・電気・灯油の特徴と値段

お風呂の給湯器は、使用する燃料によって大きく3種類に分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあり、値段も異なります。ご家庭の状況やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ガス給湯器
現在、日本の家庭で最も普及しているタイプです。都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類があります。
- メリット: 瞬間的にお湯を作れるため湯切れの心配がない。本体価格が比較的安い。設置スペースが小さい。
- デメリット: ガス代がかかる。プロパンガスは都市ガスに比べて料金が高い傾向がある。
- 値段の相場: 工事費込みで15万円~30万円程度が一般的な目安とされています。高効率タイプの「エコジョーズ」は少し高価になります。
電気給湯器(エコキュートなど)
電気を使ってお湯を沸かすタイプで、代表的なものに「エコキュート」があります。夜間の割安な電力を利用してお湯を沸かし、タンクに貯めておく仕組みです。
- メリット: 火を使わないため安全性が高いとされる。深夜電力を使うため月々の光熱費を抑えられる可能性がある。オール電化住宅との相性が良い。
- デメリット: タンクのお湯を使い切ると湯切れになる。初期費用が高い。広い設置スペースが必要。
- 値段の相場: 工事費込みで40万円~70万円程度が相場と言われています。
灯油給湯器(石油給湯器)
灯油を燃料としてお湯を沸かすタイプです。特に寒冷地で多く利用されています。
- メリット: ランニングコスト(燃料費)がガスや電気に比べて安くなる場合がある。パワフルで給湯能力が高い。
- デメリット: 灯油タンクの設置場所が必要。定期的な給油の手間がかかる。運転音が比較的大きい。
- 値段の相場: 工事費込みで25万円~45万円程度が一般的な目安です。
どの燃料を選ぶかは、お住まいの地域(都市ガスの有無、積雪など)や、初期費用とランニングコストのバランスをどう考えるかによって変わってきます。専門業者に相談し、シミュレーションしてもらうのも良い方法です。
機能別(追い炊きなど)の値段の違い

給湯器の値段は、燃料だけでなく搭載されている機能によっても大きく変動します。特に、お風呂に関する機能は価格に直結する重要なポイントです。
追い炊き機能の有無は、価格を左右する大きな要素の一つです。追い炊き機能のない「給湯専用」タイプは構造がシンプルなため安価ですが、追い炊き機能付きの「風呂給湯器」は複雑になる分、価格が高くなります。
お風呂の機能と価格の関係
- 給湯専用: 最も安価。
- オートタイプ: 設定した湯量・湯温で自動湯はり、お湯が減ったら自動で足し湯。追い炊きも可能。
- フルオートタイプ: オートタイプの機能に加え、浴槽のお湯がぬるくなると自動で追い炊き・保温。配管の自動洗浄機能などもあり、最も高機能で高価。
例えば、同じガス給湯器でも、給湯専用タイプとフルオートタイプでは10万円以上の価格差が生じることも珍しくありません。
家族の人数が多い、入浴時間がバラバラといったご家庭では、自動保温や追い炊きができるフルオートタイプが便利ですが、一人暮らしの方やシャワーがメインの方なら、給湯専用やオートタイプで十分かもしれません。ライフスタイルに合わせて必要な機能を見極めることが、無駄な出費を抑えるコツです。
お風呂の給湯器に関するよくある疑問
- 給湯器の寿命はどのくらい?交換のサインは?
- 給湯器をつけっぱなしにした場合の費用は?
- 給湯器を40度に設定するのはなぜ良くないとされる?
給湯器の寿命はどのくらい?交換のサインは?

毎日使うお風呂の給湯器ですが、いつかは寿命が訪れます。一般的な寿命の目安と、交換を検討すべきサインを知っておくことが大切です。
給湯器の寿命の目安
給湯器の寿命は、使用頻度や設置環境によって異なりますが、一般的に10年~15年が目安とされています。メーカーの設計上の標準使用期間は10年とされていることがほとんどです。10年を過ぎると、部品の劣化などにより故障のリスクが高まる可能性があります。
交換を検討すべきサイン
以下のような症状が見られたら、交換のサインかもしれません。
- お湯の温度が安定しない: 熱くなったりぬるくなったりを繰り返す。
- お湯が出るまでに時間がかかる: 以前よりも明らかに時間が長くなった。
- 給湯器から異音がする: 「ボンッ」という着火音や、「キーン」という高い音がする。
- 給湯器本体から水漏れしている: 本体や配管周りが濡れている。
- 黒い煙やススが出る: 不完全燃焼を起こしている可能性があり、非常に危険な状態です。
特に、異音や異臭、煙が出る場合は、一酸化炭素中毒などの重大な事故につながる危険性があります。すぐに使用を中止し、専門業者に点検を依頼してください。
給湯器をつけっぱなしにした場合の費用は?

「お風呂の給湯器のリモコン、電源をつけっぱなしにするとガス代や電気代が高くなるのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。しかし、結論から言うと、リモコンの電源をつけっぱなしにしても、光熱費が大幅に上がることはほとんどないと言われています。
現在の給湯器は待機電力が非常に少なく設計されており、リモコンの電源が入っているだけではガスを消費することはありません。リモコンの表示に使われる電気代も、年間で数百円程度とされています。
つけっぱなしのメリット
むしろ、電源をつけっぱなしにしておくことにはメリットもあります。それは「凍結予防機能」が働くことです。多くの給湯器には、外気温が一定以下になると自動でヒーターを作動させたり、水を循環させたりして配管の凍結を防ぐ機能が搭載されています。この機能は電源が入っていないと作動しないため、特に冬場はつけっぱなしにしておく方が安心と言えるでしょう。
もちろん、長期間家を留守にする場合などは、安全のために電源を切り、ガスの元栓も閉めておくことをおすすめします。
給湯器を40度に設定するのはなぜ良くないとされる?

「給湯器の設定温度を40度にするのは良くない」という話を聞いたことがあるかもしれません。これにはいくつかの理由が関係していると考えられています。
1. レジオネラ菌繁殖のリスク
お風呂の残り湯を追い炊きで温め直す場合、36度~42度程度の温度帯は、レジオネラ菌などの雑菌が最も繁殖しやすいと言われています。40度という温度は、まさにこの範囲に含まれます。毎日お湯を入れ替えていれば大きな問題になる可能性は低いとされていますが、衛生面を考慮すると、残り湯の追い炊きは注意が必要かもしれません。
2. 給湯器への負荷
給湯器は、水から設定温度まで一気にお湯を沸かす際に最もエネルギーを使います。特に冬場など水温が低い時期に、頻繁に低い温度(40度など)で少量のお湯を出したり止めたりを繰り返すと、給湯器の点火・消火が頻繁になり、部品に負荷がかかる可能性があると指摘する声もあります。
ただし、これは使い方や機種にもよるため一概には言えません。一般的な家庭での使用であれば、40度設定が直ちに給湯器の故障につながるわけではないと考えられています。しかし、衛生面や機械への負荷という観点から、このような情報があることは知っておくと良いでしょう。
給湯器の交換・購入で知っておきたいこと
- 給湯器の補助金は15万円?最新情報を解説
- 信頼できる業者の選び方
給湯器の補助金は15万円?最新情報を解説
給湯器の交換にはまとまった費用がかかるため、補助金制度を上手に活用したいものです。「給湯器の補助金は15万円」という情報を耳にすることがありますが、これは国の省エネ支援事業に関連する情報です。
給湯省エネ2024事業
2024年現在、経済産業省が主導する「給湯省エネ2024事業」という制度があります。これは、高い省エネ性能を持つ給湯器(エコキュート、ハイブリッド給湯器、エネファーム)の導入に対して補助金が支給されるというものです。
補助額は機器の性能によって異なり、最大で20万円程度の補助が受けられるケースもあります。「15万円」という金額は、この制度における補助額の一例と考えられます。
注意点
- 対象機種が限定されている: 全ての給湯器が対象ではなく、定められた高い省エネ基準をクリアした機種に限られます。一般的なガス給湯器(エコジョーズ含む)は対象外となる場合があります。
- 予算に上限がある: 国の事業であるため、予算がなくなり次第終了となります。
- 申請は事業者が行う: 補助金の申請は、購入者自身ではなく、登録された工事業者が行います。
最新の情報や、ご自身が検討している給湯器が対象になるかについては、公式サイトで確認することが非常に重要です。
信頼できる業者の選び方
給湯器の交換は、製品代だけでなく工事費もかかるため、業者選びが非常に重要です。安全かつ適正な価格で工事を依頼するために、以下のポイントを参考にしてください。
1. 資格の有無を確認する
ガス給湯器の設置には、「ガス機器設置スペシャリスト」や「液化石油ガス設備士」といった専門資格が必要です。無資格での工事は非常に危険です。必ず有資格者が在籍しているか確認しましょう。
2. 見積もりが明確である
「工事費一式」といった曖昧な見積もりではなく、本体価格、標準工事費、追加工事費(配管交換など)の内訳が詳細に記載されているかを確認します。不明な点は遠慮なく質問し、丁寧に答えてくれる業者を選びましょう。
3. 複数の業者から相見積もりを取る
1社だけでなく、最低でも2~3社から見積もりを取ることをおすすめします。価格だけでなく、対応の速さや丁寧さ、保証内容などを比較検討することで、悪徳業者を避け、信頼できる業者を見つけやすくなります。
4. アフターサービスや保証が充実している
工事後の保証(工事保証)や、製品自体のメーカー保証がしっかりしているかを確認しましょう。万が一のトラブルの際に、迅速に対応してくれる体制が整っている業者は安心です。
価格の安さだけで選ぶのは危険です。給湯器は10年以上使う大切な設備であり、安全に関わるものです。価格、技術力、保証内容のバランスを見て、総合的に信頼できる業者を選ぶことが、結果的に満足度の高い交換に繋がります。
※本記事の情報は、公開時点での一般的な情報をまとめたものです。個人の状況によって異なる場合がありますので、詳しくは専門家にご相談ください。
お風呂の給湯器選びで後悔しないためのポイントまとめ
- お風呂の湯はりや追い炊き機能が必要な場合は「風呂給湯器」を選ぶ
- 給湯器にはガス、電気、灯油の3つの燃料タイプがある
- ガス給湯器は湯切れの心配がなく本体価格が比較的安い
- 電気給湯器(エコキュート)は初期費用が高いが深夜電力で光熱費を抑えられる可能性がある
- 灯油給湯器はランニングコストが安くなる場合があるが給油の手間がかかる
- 給湯器の値段は追い炊きや自動保温などの機能によって大きく変わる
- 給湯器の寿命は一般的に10年~15年が目安とされている
- お湯の温度が安定しない、異音がするなどの症状は交換のサインの可能性がある
- 特に異音や異臭、煙は危険なサインなのですぐに専門業者に連絡する
- リモコンの電源をつけっぱなしにしても光熱費が大幅に上がることは考えにくい
- 冬場は凍結予防機能のために電源を入れておく方が安心な場合がある
- 40度設定が良くないとされるのは雑菌繁殖や給湯器への負荷の観点からの情報があるため
- 省エネ性能の高い給湯器には国の補助金制度が利用できる可能性がある
- 補助金制度は対象機種や期間が限定されているため公式サイトでの確認が必須
- 給湯器の交換業者を選ぶ際は資格の有無、詳細な見積もり、保証内容を必ず確認する












