給湯器は電気?ガス?料金や違いを徹底比較解説!

給湯器を交換しようと考えたとき、「給湯器は電気とガスどちらが安いですか?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。私たちの生活に欠かせないお湯だからこそ、光熱費は少しでも抑えたいものです。この記事では、給湯器を電気にするかガスにするか迷っている方のために、電気温水器と給湯器の違いから、それぞれのメリット・デメリットまで詳しく解説します。電気温水器とエコキュートはどっちがお得なのか、電気給湯器の電気代はいくらくらいかかるのか、また、お風呂を沸かすのは電気かガスかといった具体的な比較も行います。賃貸物件での設置や、キッチン用の小型電気給湯器、さらには自宅の給湯器が電気かどうかわからない時の確認方法まで、電気給湯器に関するあらゆる疑問にお答えします。この記事を読めば、あなたのライフスタイルに最適な給湯器選びのヒントがきっと見つかるはずです。

  • 電気給湯器とガス給湯器の仕組みやコストの違いがわかる
  • 電気温水器とエコキュートのメリット・デメリットを理解できる
  • ライフスタイルに合わせた最適な給湯器の選び方がわかる
  • 賃貸物件や特定の場所での電気給湯器設置のポイントがわかる

電気給湯器の基礎知識

  • 電気温水器とガス給湯器の根本的な違い
  • 電気給湯器の種類:電気温水器とエコキュート
  • 自宅の給湯器が電気かどうかわからない時の確認方法

電気温水器とガス給湯器の根本的な違い

電気温水器とガス給湯器の根本的な違いに関する画像

「給湯器」と一括りにされがちですが、電気をエネルギー源とする「電気給湯器(電気温水器やエコキュート)」と、ガスをエネルギー源とする「ガス給湯器」では、お湯を作る仕組みから設置場所、そしてランニングコストに至るまで多くの違いがあります。

まず、最も大きな違いはお湯を作る仕組みです。ガス給湯器は、水道管から来た水を本体内部でガスを燃焼させて加熱し、瞬間的にお湯にして供給します。そのため、蛇口をひねればすぐにお湯が出てくるのが特徴です。一方、電気給湯器は、貯湯タンクにあらかじめ貯めておいた水を、電気ヒーターやヒートポンプで加熱して保温しておく「貯湯式」が一般的です。そのため、一度に大量のお湯を使うと湯切れを起こす可能性があります。

ガス給湯器が「瞬間湯沸かし器」のイメージなのに対し、電気給湯器は「電気ポット」のようにお湯を沸かして貯めておくイメージを持つと分かりやすいかもしれませんね。

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

項目 電気給湯器(貯湯式) ガス給湯器(瞬間式)
エネルギー源 電気 ガス(都市ガス・プロパンガス)
お湯を作る仕組み タンクに貯めた水を沸かして保温 水が通過する際に瞬間的に加熱
メリット ・深夜電力でお湯を沸かすため光熱費を抑えやすい
・運転音が静か
・災害時にタンクの水を生活用水として利用できる場合がある
・お湯切れの心配がない
・本体がコンパクト
・水圧が強い傾向にある
・初期費用が比較的安い
デメリット ・お湯切れの可能性がある
・貯湯タンクの設置スペースが必要
・初期費用が比較的高価
・水圧が弱い場合がある
・プロパンガスの場合、光熱費が高くなることがある
・運転音が比較的大きい
・設置場所に制限がある場合がある

このように、仕組みが違うことでメリット・デメリットも大きく異なります。ご自身のライフスタイルや設置環境を考慮して選ぶことが重要です。

電気給湯器の種類:電気温水器とエコキュート

電気給湯器の種類:電気温水器とエコキュートに関する画像

電気を使ってお湯を沸かす給湯器には、主に「電気温水器」と「エコキュート」の2種類が存在します。どちらも電気を利用しますが、お湯を沸かす仕組みが異なり、それによって電気代も大きく変わってきます。

電気温水器

電気温水器は、貯湯タンク内に設置された電気ヒーターを使って直接水を加熱する、シンプルな構造の給湯器です。電気ポットがお湯を沸かすのと同じ原理で、構造が簡単なため本体価格がエコキュートに比べて安い傾向にあります。しかし、ヒーターで直接加熱するため消費電力が大きく、後述するエコキュートと比較すると電気代は高くなる可能性があります。

エコキュート

エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」です。最大の特徴は、「ヒートポンプ技術」を利用してお湯を沸かす点にあります。ヒートポンプとは、空気中の熱(大気の熱エネルギー)を集めて、その熱を利用してお湯を沸かす仕組みです。エアコンの室外機のようなファンが外気の熱を取り込み、その熱を冷媒というガスに乗せて圧縮することで高温にし、その熱で水を温めます。電気は主に、このヒートポンプを動かすために使用します。
電気ヒーターだけでお湯を沸かす電気温水器に比べ、約3分の1程度の消費電力でお湯を沸かすことができるとされており、非常に省エネ性能が高いのが魅力です。

エコキュートの仕組みのポイント

  1. ファンで空気中の熱を取り込む
  2. 取り込んだ熱を「冷媒」に乗せて圧縮し、高温にする
  3. その高温を利用して水を温め、お湯を作る
  4. 電気は主に、このシステムを動かすために使われる

初期費用は電気温水器よりも高価になりますが、長期的に見ると月々の電気代を大幅に節約できる可能性があるため、現在では電気給湯器の主流となっています。

自宅の給湯器が電気かどうかわからない時の確認方法

自宅の給湯器が電気かどうかわからない時の確認方法に関する画像

「うちの給湯器って、電気なのかな?ガスなのかな?」と疑問に思った場合、いくつかの簡単な方法で確認することができます。特に賃貸物件に入居したばかりの時などは、どちらか分からないこともあるでしょう。

以下のポイントをチェックしてみてください。

STEP 1
家の外を確認する 最も分かりやすいのが、家の外に設置されている機器を確認する方

家の外を確認する 最も分かりやすいのが、家の外に設置されている機器を確認する方法です。

  • 貯湯タンクと室外機がある場合: エアコンの室外機に似たファンが付いている機器(ヒートポンプユニット)と、背の高い大きなタンク(貯湯タンク)があれば、それはエコキュートです。
STEP 2
貯湯タンクのみがある場合: 室外機がなく、大きなタンクだけが設置されている場合

貯湯タンクのみがある場合: 室外機がなく、大きなタンクだけが設置されている場合は、電気温水器の可能性が高いです。

STEP 3
壁掛けの箱型の機器がある場合: ベランダの壁や家の外壁に、比較的小さな箱型の機

壁掛けの箱型の機器がある場合: ベランダの壁や家の外壁に、比較的小さな箱型の機器が設置されていれば、それはガス給湯器です。本体からガス管が接続されているはずです。

STEP 4
分電盤(ブレーカー)を確認する 家の中にある分電盤を見てみましょう

分電盤(ブレーカー)を確認する 家の中にある分電盤を見てみましょう。「給湯器」「エコキュート」「電気温水器」といった名称の専用ブレーカーがあれば、電気給湯器を使用している証拠です。

STEP 5
電気やガスの検針票(明細書)を確認する 毎月届く電気やガスの使用量のお知らせを

電気やガスの検針票(明細書)を確認する 毎月届く電気やガスの使用量のお知らせを確認するのも有効な方法です。

  • 電気の明細:「深夜電力」や「時間帯別電灯」などの契約になっていて、夜間の使用量が極端に多い場合は、夜間にお湯を沸かす電気給湯器を使っている可能性が高いです。
STEP 6
ガスの明細: 冬場などお湯を多く使う時期にガス使用量が大幅に増えている場合は、ガ

ガスの明細:冬場などお湯を多く使う時期にガス使用量が大幅に増えている場合は、ガス給湯器であると考えられます。

それでも分からない場合は上記の方法で確認しても分からない場合は、物件の管理会社や大家さんに問い合わせるのが最も確実です。

シーン別・電気給湯器の選び方

  • 賃貸物件における電気給湯器の注意点
  • キッチンに最適!小型電気給湯器のメリット
  • 電気温水器の知っておくべきデメリット

賃貸物件における電気給湯器の注意点

賃貸物件における電気給湯器の注意点に関する画像

賃貸物件で給湯器の交換や新規設置を検討する場合、持ち家とは異なるいくつかの注意点があります。特に、ガス給湯器から電気給湯器への変更は大規模な工事が必要になるため、慎重に進める必要があります。

まず、最も重要なのは、必ず大家さんや管理会社の許可を得ることです。給湯設備は物件の所有物であり、無断で交換・変更することは契約違反になる可能性があります。故障による交換の場合でも、まずは管理会社に連絡し、指示を仰ぐのが基本的な流れです。

その上で、賃貸物件で電気給湯器を検討する際の具体的な注意点は以下の通りです。

  • 設置スペースの確保:
    電気給湯器、特にエコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つを設置する必要があり、ガス給湯器に比べて広いスペースが必要です。ベランダや屋外に十分なスペースがあるか、事前に確認が不可欠です。
  • 電源工事の必要性:
    電気給湯器は200Vの専用電源が必要になることが一般的です。物件に適切な電源設備がない場合は、分電盤の交換や配線工事といった追加工事が発生し、費用も高額になる可能性があります。
  • 搬入経路の確認:
    大きな貯湯タンクを設置場所まで運べるか、通路やドアの幅などを確認しておくことも重要です。
  • 退去時の原状回復義務:
    自分で費用を負担して設備を変更した場合、退去時に元の状態に戻す「原状回復」を求められる可能性があります。設置前に、退去時の取り扱いについてもしっかりと確認しておきましょう。

賃貸物件では、すでに電気温水器が設置されているケースも少なくありません。その場合、湯切れの問題や電気代が気になるかもしれませんが、勝手に交換することはできません。まずは節約を心がけ、どうしても改善しない場合は管理会社に相談してみるのが良いでしょう。

キッチンに最適!小型電気給湯器のメリット

キッチンに最適!小型電気給湯器のメリットに関する画像

「キッチンだけお湯が出ればいい」「洗面所でお湯を使いたいけど、メインの給湯器から遠くてお湯が出るまで時間がかかる」といった悩みを解決してくれるのが、小型電気給湯器です。

小型電気給湯器は、その名の通りコンパクトなサイズの電気給湯器で、キッチンのシンク下や洗面台の下など、限られたスペースにも設置できるのが大きな特徴です。メインの給湯器とは別に設置するため、局所的な給湯に非常に便利です。

小型電気給湯器には主に2つのタイプがあります。

  1. 貯湯式:
    内蔵された小さなタンクに貯めた水を沸かして保温しておくタイプ。一度に使えるお湯の量に限りはありますが、複数の場所で同時にお湯を使っても温度が安定しやすいメリットがあります。
  2. 瞬間式:
    水が通過する際に内蔵ヒーターで瞬間的に加熱するタイプ。タンクがないため非常にコンパクトで、お湯切れの心配がありません。ただし、消費電力が大きい傾向にあります。
小型電気給湯器の主なメリット

  • お湯がすぐに出る:給湯したい場所のすぐ近くに設置するため、蛇口をひねってからお湯が出るまでの待ち時間(捨て水)がほとんどなく、節水にも繋がります。
  • 設置が比較的簡単:大掛かりな配管工事が不要な場合が多く、メインの給湯器を設置するより手軽です。
  • メイン給湯器の負荷を軽減:キッチンなどでお湯を使う頻度が高い場合、小型給湯器を設置することでメイン給湯器の稼働を減らし、光熱費の節約に繋がる可能性があります。

特に、冬場の食器洗いや朝の洗顔など、少量のお湯をすぐに使いたい場面で非常に役立ちます。オフィスの給湯室や二世帯住宅のサブキッチンなどにも最適な選択肢と言えるでしょう。

電気温水器の知っておくべきデメリット

電気温水器の知っておくべきデメリットに関する画像

電気温水器は、深夜電力の活用や比較的静かな運転音などメリットがある一方、導入を検討する上で必ず知っておくべきデメリットも存在します。これらを理解しないまま設置すると、後悔に繋がる可能性もあります。

主なデメリット

1. 湯切れのリスク
電気温水器は貯湯式のため、タンクに貯めたお湯を使い切ってしまうと、次の沸き上げまでお湯が使えなくなります。来客などで急に普段より多くのお湯を使った場合、夜にお風呂に入れなくなる、といった事態も起こり得ます。家族の人数やライフスタイルに合ったタンク容量を選ぶことが非常に重要です。

2. 設置スペースが必要
お湯を貯めておくための大きな貯湯タンクを設置するスペースが必要です。特に都市部の住宅では、このスペースの確保が課題となることがあります。

3. 飲用には不向きな場合がある
タンク内で長時間お湯を貯めているため、水道水に含まれる不純物が沈殿したり、配管の金属が溶け出したりする可能性が指摘されています。そのため、メーカーによっては飲用を推奨していない場合があります。料理などに使う際は、一度沸騰させるなどの配慮が推奨されます。

4. 水圧が弱い傾向にある
ガス給湯器が水道圧をそのまま利用できるのに対し、多くの電気温水器は一度タンクに水を貯める構造上、減圧弁という装置で水圧を下げています。そのため、シャワーの水圧が物足りなく感じることがあります。近年では、この弱点を克服した高圧給湯タイプも登場しています。

5. 初期費用とランニングコストのバランス
本体価格はエコキュートより安いですが、お湯を沸かす効率では劣るため、月々の電気代は高くなる傾向があります。長期的な視点でトータルコストを考えることが大切です。

これらのデメリットを十分に理解し、ご自身の家庭環境や使い方に合っているかを慎重に判断することが、電気温水器選びで失敗しないための鍵となります。

電気給湯器とガス給湯器の徹底比較

  • 給湯器は電気とガスどちらが安いですか?コスト比較
  • 電気温水器とエコキュート、どっちがお得?
  • 電気給湯器の電気代はいくらですか?料金の目安
  • お風呂を沸かすのは電気かガスか?ライフスタイル別考察

給湯器は電気とガスどちらが安いですか?コスト比較

給湯器は電気とガスどちらが安いですか?コスト比較に関する画像

給湯器を選ぶ上で最も気になる点の一つが、「結局、電気とガス、どちらが安いの?」というコストの問題でしょう。この問いに答えるためには、「初期費用(導入コスト)」と「ランニングコスト(月々の光熱費)」の二つの側面から比較する必要があります。

初期費用の比較

一般的に、初期費用はガス給湯器の方が安い傾向にあります。電気給湯器、特にエコキュートは高機能な分、本体価格が高価になり、設置工事も大規模になることが多いためです。

種類 初期費用の目安(本体価格+工事費)
ガス給湯器 15万円~40万円程度
電気温水器 30万円~60万円程度
エコキュート 40万円~80万円程度

※上記の金額はあくまで一般的な目安であり、製品のグレード、工事内容、お住まいの地域によって大きく変動します。正確な費用は、必ず専門業者からの見積もりで確認してください。

ランニングコストの比較

月々の光熱費であるランニングコストは、状況によって大きく変わります。一般的には、エコキュートが最も安くなる可能性が高いと言われています。

  • エコキュート:空気の熱を利用するヒートポンプ技術と、割安な深夜電力を組み合わせることで、給湯にかかるコストを大幅に抑えることが期待できます。
  • ガス給湯器:都市ガスかプロパンガスかで大きく異なります。都市ガスは比較的安価ですが、プロパンガスは料金が高くなる傾向があります。
  • 電気温水器:深夜電力を利用しますが、ヒーターで直接加熱するためエコキュートよりは電気代が高くなるのが一般的です。
トータルコストで考えることが重要初期費用が安いガス給湯器も、プロパンガスエリアではランニングコストが高くつき、結果的にエコキュートの方がトータルでは安くなるケースも少なくありません。逆に、お湯の使用量が少ないご家庭では、エコキュートの高い初期費用を回収できない可能性もあります。ご家庭のエネルギー状況(オール電化か、ガス併用か)や、お湯の使用量、将来のライフプランなどを総合的に考慮して判断することが大切です。

FPアイコン個人の状況によって最適な選択肢が異なるため、複数の設置業者から見積もりを取り、長期的なコストシミュレーションを相談することをおすすめします。

電気温水器とエコキュート、どっちがお得?

同じ電気給湯器である「電気温水器」と「エコキュート」。どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。「お得さ」を判断するには、ここでも初期費用とランニングコストのバランスが鍵となります。

結論から言うと、長期的に見ればエコキュートの方がお得になる可能性が高いとされています。

両者のコスト構造を比較してみましょう。

項目 電気温水器 エコキュート
初期費用 比較的安い(30万円~) 比較的高い(40万円~)
ランニングコスト(電気代) 比較的高い 比較的安い(電気温水器の約1/3とも言われる)
お湯を沸かす仕組み 電気ヒーター ヒートポンプ技術

エコキュートは、前述の通りヒートポンプ技術によって非常に高いエネルギー効率を実現しています。少ない電力で効率よくお湯を沸かせるため、月々の電気代を大きく削減できる可能性があります。一方、電気温水器は初期費用こそ安いものの、消費電力が大きいため電気代はかさみがちです。

初期費用の差額を、月々の電気代の差額で何年で回収できるか、という視点で考えてみると良いでしょう。一般的には、10年前後で初期費用の差を回収できるケースが多いと言われていますが、これも家族構成やお湯の使用量によって大きく変わります。

どちらを選ぶべきか?

  • エコキュートがおすすめな人:
    ・4人以上の家族など、お湯の使用量が多いご家庭
    ・長期的に住み続ける予定があり、トータルコストを重視する方
    ・オール電化住宅にお住まいの方、または検討している方
  • 電気温水器がおすすめな人:
    ・単身世帯や二人暮らしなど、お湯の使用量が少ないご家庭
    ・初期費用をできるだけ抑えたい方
    ・ヒートポンプユニットを置くスペースがない場合

近年では、国や自治体が省エネ設備導入のための補助金制度を設けている場合があります。エコキュートは補助金の対象となることが多いため、そうした制度を活用することで初期費用を抑えることも可能です。お住まいの自治体の情報を確認してみることをお勧めします。

電気給湯器の電気代はいくらですか?料金の目安

電気給湯器の電気代は、機種(電気温水器かエコキュートか)、タンクの容量、家族の人数、お湯の使い方、そして契約している電気料金プランによって大きく変動します。

ここでは、一般的な家庭を想定した月々の電気代の目安をご紹介します。

  • エコキュートの場合:
    月々の電気代は、およそ1,500円~3,500円程度が目安とされています。これは、主に料金が割安な深夜電力を使ってお湯を沸かすためです。
  • 電気温水器の場合:
    エコキュートと同じようにお湯を沸かした場合、およそ4,000円~7,000円程度が目安となります。ヒーターで直接加熱するため、エコキュートの2~3倍の電気代がかかる可能性があります。

注意点:
この金額はあくまで一般的な目安です。電力会社の料金改定や、冬場でお湯の使用量が増える時期などには、これ以上に高くなることもあります。また、日中にお湯を沸き増しすると、割高な昼間の電気料金が適用されるため、電気代が跳ね上がる原因になります。

電気代を安く抑えるためのポイント

電気給湯器の電気代を節約するためには、いくつかのポイントがあります。

  1. 電力会社の料金プランを見直す
    電気給湯器を使用する場合、夜間の電気料金が安くなるプラン(時間帯別電灯契約)に加入することが必須です。ご自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが重要です。
  2. 省エネモードを活用する
    多くのエコキュートには、過去のお湯の使用量を学習して、自動で最適な沸き上げ量を調整してくれる「おまかせモード」などの省エネ機能が搭載されています。こうした機能を積極的に活用しましょう。
  3. 日中の沸き増しを避ける
    湯切れを心配して頻繁に日中の沸き増しを行うと、電気代が高くなる原因になります。なるべく夜間の沸き上げだけでお湯が足りるように、タンク容量の選定や使い方を工夫することが大切です。

具体的な電気代を知りたい場合は、各電力会社や給湯器メーカーの公式サイトにある料金シミュレーションを利用してみるのも良いでしょう。

お風呂を沸かすのは電気かガスか?ライフスタイル別考察

「毎日のお風呂、電気とガス、どっちで沸かすのが賢いの?」これは多くの方が悩むポイントです。どちらがお得かは、ご家庭のライフスタイルやエネルギー契約によって答えが変わってきます。

電気(エコキュート)でお風呂を沸かすメリット・デメリット

メリット:
最大のメリットは、割安な深夜電力を使って沸かしたお湯を利用できる点です。夜のうちに沸かしておいたお湯を浴槽に張るため、給湯コストを抑えることができます。オール電化のご家庭では、光熱費を電気に一本化できるため管理も楽になります。

デメリット:
タンクのお湯を使うため、追い焚きには注意が必要です。エコキュートの追い焚きは、浴槽のお湯を一度タンクに戻して温め直すか、タンクの熱いお湯と熱交換して温める仕組みです。この過程でタンクのお湯を消費したり、電気を使ったりします。また、家族の入浴時間がバラバラで頻繁に追い焚きをすると、タンクのお湯が減って湯切れのリスクが高まる可能性があります。

ガスでお風呂を沸かすメリット・デメリット

メリット:
ガス給湯器はパワフルなため、お湯張りも追い焚きもスピーディーです。お湯切れの心配がないため、家族が多くても、誰かが帰宅が遅くなっても、いつでも好きな時に入浴できます。水圧も強い傾向にあるため、シャワーを快適に使いたい方にも向いています。

デメリット:
ランニングコストがガスの種類(都市ガスかプロパンガスか)に大きく左右されます。特にプロパンガスは料金が高いため、毎日お湯を張ると光熱費がかさむ可能性があります。また、運転音が比較的大きい機種もあります。

ライフスタイル別おすすめ

  • 電気(エコキュート)がおすすめなのは…
    → 家族の入浴時間が比較的そろっているご家庭
    → オール電化で光熱費をまとめたいご家庭
    → 毎日の光熱費を少しでも抑えたいご家庭
  • ガスがおすすめなのは…
    → 家族の人数が多く、入浴時間がバラバラなご家庭
    → お湯の量や時間を気にせず、いつでもたっぷり使いたいご家庭
    → シャワーの水圧を重視するご家庭

どちらが良いと一概には言えませんが、ご自身の家庭の「お風呂の使い方」を一度見直してみることが、最適な選択への第一歩となります。

まとめ:あなたの家に最適な給湯器選びのために

専門家アイコン安全に関する判断や最終的な機種選定は、専門業者や専門家に相談することをおすすめします。

【総まとめ】電気給湯器選びの重要ポイント

この記事では、電気給湯器とガス給湯器の違いから、コスト比較、ライフスタイル別の選び方まで幅広く解説してきました。最後に、今回の重要ポイントをまとめます。

  • 給湯器には電気で沸かすタイプとガスで沸かすタイプがある
  • 電気給湯器はタンクにお湯を貯める「貯湯式」が一般的
  • ガス給湯器は使う瞬間に沸かす「瞬間式」が主流
  • 電気給湯器には「電気温水器」と「エコキュート」の2種類が存在する
  • 電気温水器はヒーターで加熱し、エコキュートは空気の熱を利用する
  • 省エネ性能はエコキュートが非常に高いとされている
  • 自宅の給湯器が不明な場合は、屋外の機器や分電盤で確認できる
  • 初期費用は一般的に「ガス給湯器 < 電気温水器 < エコキュート」の順
  • ランニングコストは一般的に「エコキュート < 都市ガス < 電気温水器」の順になる傾向がある
  • 長期的なトータルコストで判断することが重要
  • 電気給湯器は湯切れのリスクや設置スペースの確保というデメリットがある
  • 賃貸物件での給湯器交換は必ず大家さんや管理会社の許可が必要
  • キッチンなど局所的な給湯には小型電気給湯器が便利
  • お風呂を沸かすコストはライフスタイルやエネルギー契約によって異なる
  • 最終的な判断は、専門業者の見積もりやシミュレーションを参考にすることが大切

給湯器選びは、ご家庭の状況によって最適な答えが変わる、非常に奥が深いものです。この記事で得た知識をもとに、ご自身のライフスタイルに最も合った給湯器は何かをじっくり検討し、快適で経済的な毎日を実現してください。

※本記事の情報は、公開時点での一般的な情報をまとめたものです。各種料金や制度は変更される可能性があるため、詳しくは各電力会社、ガス会社、メーカー、専門業者にご確認ください。

参考文献・出典

濱本 孝一

監修者

濱本 孝一

住宅設備の専門家として32年以上の実績。水回りトラブルからガラス修理まで幅広い知識を持つ。

佐藤 裕

執筆者

佐藤 裕

水道工事の現場経験10年。業界の30年従事したベテランのトイレや浴室のトラブル対応に精通したライター。

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