給湯器エラー11・12の違い|点火しない・途中で消える原因と直し方
▶ 関連記事: 詳しくはこちら
給湯器エラー11・12の違い|点火しない・途中で消える原因と直し方
給湯器のエラー11・111は「点火できなかった」、12・121は「点火後に燃焼が途中で止まった」ことを示す表示です。最初にガス供給を確認し、ガス臭や異常がなければリモコンを一度だけリセットします。再表示する場合は点火・炎検知系統の点検が必要です。
| 表示 | 主な意味 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 11・111 | 初期点火不良 | ガス供給、ガス栓、メーター、LPガス残量 |
| 12・121 | 燃焼途中の失火 | ガス供給、強風・豪雨、給排気、再発の有無 |
| 112・122など | ふろ・暖房側の点火・失火を示す機種がある | 型番の取扱説明書で対象系統を確認 |
最終確認日:2026年8月29日。エラー番号の意味はメーカー・製品によって異なる場合があります。必ず本体型番の取扱説明書も確認してください。
エラー11・111は「点火できない」表示

ノーリツは111について、燃料切れまたは部品の不具合により給湯器が点火できなかったときに表示されると案内しています。
- ガス栓が閉じている、十分に開いていない
- ガスメーターの安全装置が作動している
- 都市ガスの供給停止やLPガス切れ
- 台風・豪雨・強風などで点火しにくい
- 点火プラグ、イグナイタ、ガス電磁弁、基板などの不具合
ガスコンロなど他のガス機器も使えなければ、給湯器本体よりガス供給側を先に確認します。他のガス機器が使えるのに111が続く場合は、給湯器内部の点火系統が疑われます。
エラー12・121は「途中で火が消えた」表示

ノーリツは121について、給湯の燃焼が途中で止まったときに表示されるエラーと案内しています。
- 使用中にガス供給が不安定になった
- 強風や豪雨で燃焼を継続できなかった
- 給排気口の周辺に物がある
- 炎を検知するフレームロッドなどの不具合
- ガス電磁弁、点火装置、安全装置、基板の不具合
一度点火した後に停止するため、11・111とは故障の発生段階が異なります。再発する場合は安全装置や炎検知系統を含む点検が必要です。
「種火」を目で確認する必要はある?

現在の家庭用給湯器は、使用時に自動で点火する電子点火式が中心です。昔の機器のように常時点いている種火を利用者が目視確認するものではありません。
給湯器本体のカバーを外し、点火プラグや炎を確認してはいけません。内部にはガス・電気・高温部があり、分解は事故や故障の原因になります。確認するのは、リモコンの燃焼表示とエラー番号までです。
自分で確認できる5つの手順
1.ガス臭がないか確認する
ガス臭がある場合は、リセットやメーター復帰をしてはいけません。火気を使わず、換気扇や電灯などの電気スイッチにも触れず、窓や戸を手で開けてガス事業者へ連絡してください。
2.他のガス機器を確認する
ガス臭がないことを確認した上で、ガスコンロなど他のガス機器が使えるか確認します。すべて使えなければ、ガス供給やガスメーターの遮断が考えられます。
3.ガス栓とLPガス残量を確認する
給湯器のガス栓が全開か確認します。LPガスの場合は、販売店への連絡や残量確認が必要です。配管を外したり、固い栓を工具で動かしたりしないでください。
4.ガスメーターを確認する
マイコンメーターの赤ランプが点滅していれば、安全装置がガスを遮断している可能性があります。ガス臭がない場合だけ、契約中のガス事業者または日本ガス協会が案内する復帰手順に従います。
- 屋内・屋外のすべてのガス機器を停止する
- 復帰ボタンを押す
- ガスを使わず約3分待つ
- 赤ランプの点滅が消えたことを確認する
復帰しない場合や再び遮断する場合は、操作を繰り返さずガス事業者へ連絡してください。
5.リモコンを一度だけリセットする
ガス供給に問題がなく、ガス臭・水漏れ・煙・異音がない場合は、給湯栓を閉めてリモコンの運転スイッチを一度「切」にし、数分後に「入」にします。
エラーが再表示されたら何度も再点火せず、点検を依頼してください。
天候が原因になるケース
台風・豪雨・強風の後
ノーリツは、強い雨や長雨で給湯器内部の湿度が高くなり、安全のため一時的に点火しにくくなる場合があると案内しています。雨風が止んで時間が経過しても111などが続く場合は点検が必要です。
給排気口をシートで覆ったり、機器へ直接風よけを取り付けたりしてはいけません。
冬の冷え込み
低温時はLPガスの供給や給湯器周辺の凍結など、複数の要因が重なる場合があります。水も出ない場合は配管凍結、他のガス機器も使えない場合はガス供給を確認してください。
修理が必要なケース
- 他のガス機器は使えるのに11・111が続く
- 点火しても12・121で何度も停止する
- ガス供給が正常でもリセット後すぐ再表示される
- 異音、煙、焦げ臭、水漏れを伴う
- 台風や強風が収まっても改善しない
想定される部品には、点火プラグ、フレームロッド、イグナイタ、ガス電磁弁、安全装置、電装基板などがあります。利用者が清掃・交換できる部品ではありません。
修理費用と交換判断
ノーリツ公式FAQでは、121の修理参考料金を税込1万5,000円~5万5,000円程度と案内しています。出張費の上限3,300円と故障診断料を含む参考額ですが、複数箇所の故障などでは上回る場合があります。
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 設置年数が短く、初回の故障 | 修理見積もりを優先 |
| 保証期間内 | 販売店・メーカー保証を確認 |
| 10年前後以上使用 | 部品供給と他部品の劣化を確認し、交換も比較 |
| 点火・失火エラーを繰り返す | 修理総額と本体交換後の保証を比較 |
ノーリツは10年を超えた製品では部品供給が終了している場合があると案内しています。年数だけで決めず、型番と診断結果を基に修理・交換の両見積もりを比較します。
点検依頼時に伝えること
- メーカーと本体型番
- 表示が11・111か、12・121か
- エラーが出る操作と発生時刻
- 他のガス機器が使えるか
- 台風・豪雨・強風・地震の直後か
- 設置年数、過去の修理、水漏れ・異音・臭いの有無
よくある質問
エラー11と111は同じ意味ですか?
機種によって桁数が異なりますが、給湯側の初期点火不良を示す場合があります。正確な意味は型番の取扱説明書で確認してください。
エラー12と121の違いは?
給湯側の燃焼が途中で止まったことを示す場合があります。12と121の表示形式や対象系統は機種で異なります。
エラーが消えたら使ってもよいですか?
ガス供給や一時的な天候が原因で、異常がなく再発しなければ使用できる場合があります。再表示する、臭い・煙・異音・水漏れがある場合は使用を中止してください。
何度もリセットしてよいですか?
繰り返しのリセットは避けます。一度確認して再発したら、故障を前提に点検を依頼してください。
公式情報
▶ さらに詳しく: 詳しくはこちら










