湯沸し器について

使用頻度にも寄りますが、給湯器の寿命は約7年から10年と言われています。
当社にご連絡がある修理や交換の相談もやはりこの期間に入った機器がもっとも多い事からも統計的にも頷ける内容と成っています。
給湯器の本体は屋外に設置される事から台風や雨など自然のストレスが原因で機器にダメージを与えるので長期間の使用は安全面からしても大変難しいようです。また点火プラグの不良などによる不完全燃焼も10年位で発生し修理する場合にも万単位の費用が掛かってしまうのも事実です。
不完全燃焼御が発生する時期になると他のパーツの不具合も出で来る可能性が高まり頻繁に修理を繰り返す事が多くなります。なので当社ではこの時期に入った給湯器の修理は余りお奨めしておりません。
修理を繰り返す事でお客様の金銭面の負担も多くなる事が多いからです。

給湯器の原理

給湯器の原理は、水を通る管を火で温めてお湯にするわけですが、そうですね、ガスコンロの上でお鍋でお湯を沸かすのと同じ原理です。

お鍋の代わりに、細い管をたくさん集めているところを、バーナーで一気に熱して炊き上げ、台所やお風呂場、シャワー、洗面所などに給湯管を通してお湯を供給するのです、単純でしょ?

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一気にお湯にしてしまうところから、瞬間湯沸かし器といいます。

これに対して、貯湯式電気温水器というのがあり、主に、安価な深夜電力を使って、こちらは、ガスではなく、電気のヒーターで夜中のうちにお湯を炊き上げ、200リットルとか、多いものでは500リットルのタンクにお湯を貯めておき、一日分を、その中から小出しにするしくみです。

深夜電力以外にも、足りなくなったら、逐次炊き上げて供給できるものもあります。

こちらは、大きなタンクが室内にあってじゃまですね。でも、外に出すと、冷えてしまいやすいですから、あくまでも、屋内設置です。

ほら、単純な構造はわかっていただけましたね。

水をお湯にするのは意外と簡単なんですが、これらを便利なようにいろいろ制御するのに、電子部品をたくさん使っています。

40年ぐらいまえは、よくキッチンに瞬間湯沸かし器がついていましたが、あれが、一番単純です、電子部品が無く、壊れにくいし、安価です。

給湯器の号数の選び方

給湯器の号数は、1分間に何リットルのお湯を供給できるかであらわします。

もちろん、使用条件や、配管のしかたや、給湯器までの給水管の太さや長さ、取り廻し、給湯器から先の配管の太さや長さ、給水器具、シャワーやバスタブの水栓出口の性質によってもかわってきますが、同じ条件なら、号数を上げれば使い勝手は格段に良くなります。

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一般にワンルームマンションなどの独り暮らしのお宅には16号以下が使われており、お風呂場でシャワーを使っているときに、台所や、トイレの水を流しただけでも、温度がかわってしまい、真冬では、ギャーと悲鳴をあげることになります。

絶対に独りでしか使わないのであれば、16号でもかまわないかもしれませんが、それでも、冬場は、お湯の出が少ない、お風呂にお湯を貯めるのに時間がかかるなどのデメリットがあります、できれば、独り暮らしでも、20号は欲しいですね。

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2人暮らし以上の家庭では、ぜったい20号ではダメです、最低でも24号をお勧めいたします。

お風呂でシャワーを使っているときに、水出しまーすなんて言わなくてはならないのは、
よほど、夫婦仲のいい新婚家庭やカップル以外では、めんどくさいことこのうえなしです。

給湯器は、余裕をもって、号数は1段上で、そして、使わない余分な機能はすべて、省いて選びましょう。

給湯器の電子部品

給湯器に使われている電子部品には、どういうものがあるのでしょうか?

水、空気、ガス、この3つが必要なのはおわかりいただけると思いますが、まず、水を制御する、蛇口をひねるとお湯が出ますか、ふつうは、最初水で、時間をおいて、少しづつお湯になっていきますね、最終的に目的の設定温度になりますが。

蛇口を開けると、どのぐらい開いたのか、どのくらいのお湯の量が必要なのかを、水量センサーで感知して、必要な水量を給湯器に送り込みます。

そして、次に、冷え御おこすのに必要な空気を取り込むために、ファンが回り出します。

ここまで、準備するのにも、電気を必要とするんですね。

点火するためには、マッチやライターの代わりに、電気で火花を起こします、車のスパークプラグのようでもあります。

この段階でガスの量を、火の大きさ、必要な温度にしたがって、決めた量を送り込みます。

これで、お湯にはなりますが、設定温度のお湯を常に供給できるように、常に、温度センサーで感知し、水量を水量制御弁で制御し、ガスをガス量制御弁でコントロールします。

配管は太く短く

号数をあげても、水圧があがらないとしたら、それは、水道配管のミスマッチングです。

配管は、太く短くが基本です。

給湯器に来るまでの、1次側も、給湯器から給水器具、シャワーや、洗面蛇口などまで行く2次側の配管もどちらもです。

まあ、そんなに都合よくは、配管されていないことの方が多いのですが。

そこで、水道業者が強みを発揮するべきなのです。

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ガス屋さんや建築業者は、おざなりにしますが、水道配管と給湯器のマッチングこそ、使いやすいシャワーや洗面所、水圧が高く、すぐにお湯になるということの実現にいちばん力を発揮します。

賃貸だと大家さんがゆるしてくれませんが、持家の方はぜひ検討して、充実したお風呂タイムをすごせるようにしましょう。給湯器までの配管を入れ替えることができるか検討しましょう。

給湯器の設置場所を変えてみましょう。

特に冬場のことを考えて、1次側も2次側も配管の保温も見直してみましょう。

水圧の低い場合、もっと水圧を上げたい場合は、一度タンクに貯めて、ポンプで強制的に給湯器に水を送り込むという方法もあります。

わたしは、満点の星空の下で、好きなジャズミュージックに包まれたバスタイムを過ごしたいです、同じ気持ちの人この指とーまれ。

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