冬の寒波に備える:給湯器の凍結防止と緊急修理ガイド
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給湯器の凍結対策は、機器に備わる凍結予防機能を働かせ、外側の配管を適切に保護することが基本です。本体に毛布や断熱材を巻いたり、屋外用の給湯器を囲って屋内状態にしたりしてはいけません。
この記事は主に家庭用ガス給湯器を対象に、寒波の前の準備と、お湯が出なくなったときの行動を整理します。エコキュート・石油給湯器・エネファームでは操作が異なるため、使用機種の取扱説明書を優先してください。
公式情報確認日:2026年10月18日
本体を包む防寒対策はしない
保温材を使う場所を、本体と配管で混同しないことが大切です。給湯器本体や給排気口を布・ビニールなどで覆うと、給排気が妨げられ、不完全燃焼や火災につながるおそれがあります。屋外設置機器を囲って室内同様の状態にすることも避けてください。
リンナイは、機器を覆った状態での使用や、屋外機器を囲う使い方を禁止しています。寒さを避けるための移設や囲いの追加は、自分で判断せず設置業者へ相談してください。
寒波の前に確認する3つのこと
1.電源プラグを抜かず、凍結予防機能を使える状態にする
凍結予防ヒーターや自動ポンプは電気で動きます。正常な機器の通常の凍結予防では、節電のために電源プラグを抜かないでください。リモコンの運転スイッチを切る操作と、本体への電気を断つ操作は別です。
ただし、ヒーターが守るのは主に機器内部で、外側の給水・給湯配管まで一律に保護するものではありません。停電時や厳しい寒さでは別の対策が必要です。給湯温度を「5℃以上」に設定すれば防げる、という考え方ではありません。
2.追いだき付きの機種は、浴槽の必要水位を確認する
自動ポンプでふろ配管の凍結を防ぐ機種は、循環させる水が必要です。リンナイのRUF-E2406AW(A)の案内では、浴槽の水を循環金具より5cm以上高く残すこととされています。すべての機器に同じ条件を当てはめず、型番の説明書で必要水位と対応機能を確認してください。
3.配管の保温材の傷みと、周囲の積雪を確認する
外側の給水・給湯配管に巻かれた保温材が破れたり外れたりしていないか、触れて分解せず見える範囲で確認します。ノーリツは、保温材や凍結予防用の電気ヒーターの取り付けを販売店・工事店へ依頼するよう案内しています。
雪の日は給排気口が雪でふさがれていないかも確認してください。屋根からの落雪や転倒のおそれがある場所へ近づかず、安全に対応できない場合は管理会社や業者へ連絡します。
出典:ノーリツ「凍結に備えての対策」、ノーリツ「寒波・凍結・積雪の場合」
厳しい冷え込み・長期不在・停電では説明書で対策を選ぶ
通常の凍結予防機能だけでは足りないときは、給湯側から少量の水を流す方法や、水抜きを行う方法があります。ただし、必要な水量、ガス栓の扱い、水抜き栓の位置、再使用時の通水手順は機種によって違います。
特に給湯暖房機には、暖房回路の凍結予防のためガス栓を開けておく例外があります。他機種の手順をそのまま使わず、型番の説明書にある「凍結予防」「長期間使用しないとき」を確認してください。水抜きの操作が分からない場合は、寒波の前に販売店へ相談しましょう。
水を流す対策では排水先のあふれにも注意が必要です。停電中は電気を使うヒーター・ポンプが働かないため、電源プラグを差しただけで予防できるとは考えないでください。
凍結が疑われるときは自然解凍を待ち、使用前に漏水を確認する
冷え込んだ朝にお湯が出なくても、機器の故障とは限りません。まず水側の蛇口でも水が出ないのか、湯側だけ出ないのかを確認し、断水情報とリモコンのエラーを記録します。
- 異臭・煙・漏水などの異常がなく凍結が疑われる場合は、リモコンの運転を切ります。本体の電源プラグは抜かずに自然解凍を待ちます。
- 配管に熱湯をかけたり、無理に栓を回したり、内部を分解したりしないでください。リンナイは配管にお湯をかける解凍も推奨していません。
- 水が再び出るようになったら、本体と配管に漏水がないか確認します。漏れている、エラーが続く、気温が上がっても改善しない場合は点検を依頼します。
ノーリツには給水元栓をぬるま湯で温める応急処置の案内もありますが、すべてのメーカー・箇所に共通する手順ではありません。このページでは自然解凍を基本とし、急ぐ場合も使用機種の公式手順を確かめてください。
漏水・ガス臭がある場合と、修理の相談先
漏水がある場合は使い続けず、給水元栓の位置が分かり安全に操作できる場合に閉めて、販売店やメーカーへ連絡してください。濡れたコンセントや電気部分には触れません。凍結による破損は、メーカー保証期間内でも有料修理となる場合があります。
ガス臭がするときは、凍結の確認や復旧操作を中止します。火を使わず、電灯・換気扇などのスイッチや電源プラグを操作しないで、安全な場所から地域のガス漏れ緊急窓口へ連絡してください。通常の修理相談とは連絡先を分けます。
修理を相談するときは、メーカー・型番・エラー番号・水が出る蛇口の範囲・漏水の有無を伝えると、状況を整理できます。賃貸住宅では、先に管理会社または貸主へ連絡してください。依頼前に出張費・診断料・修理しない場合の費用を確認しましょう。
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