給湯器のお湯が出ない!原因と対処法をプロが徹底解説

「給湯器のお湯が出ない!」とお困りではありませんか。特に寒い日にお湯が使えないと、非常に不便ですよね。水は出るけどお湯が出ないのはなぜか、その原因は様々です。ガス給湯器でお湯が出ないけれど水は出る場合、もしかしたら簡単な対処法で解決できるかもしれません。一方で、リンナイやノーリツ製の給湯器でエラーが表示されたり、給湯器が壊れたサインが見られたりする場合は、専門家への連絡が必要になることもあります。この記事では、給湯器のお湯が出ない原因と自分でできる対処法、給湯器のお湯が出ない時の直し方はどうすればいいか、エラーコード「11」などの意味、そして寒い日にお湯が出なくなりやすい理由について詳しく解説します。給湯器のお湯が出ない時、どこに連絡すれば良いのかも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  • 給湯器からお湯が出ない時に考えられる原因がわかる
  • 自分で安全に試せる具体的な対処法がわかる
  • エラーコードの意味と対応方法がわかる
  • 専門業者に連絡するタイミングと選び方がわかる

給湯器からお湯が出ない!まず確認すべきこと

  • 水は出るか?蛇口全体で出ないか?
  • リモコンのエラー表示を確認する
  • 他のガス機器は使えるか?(ガスコンロなど)

水は出るか?蛇口全体で出ないか?

水は出るか?蛇口全体で出ないか?に関する画像

給湯器からお湯が出ないトラブルが発生した際、まず確認すべきは「水は出るか」という点です。蛇口をお湯側と水側の両方にひねってみましょう。

水も出ない場合は、給湯器の故障ではなく、家全体の断水や水道の元栓が閉まっている可能性が考えられます。また、特定の蛇口だけ水もお湯も出ない場合は、その蛇口自体の故障やフィルターの詰まりが原因かもしれません。

一方で、水は出るのにお湯だけが出ない場合は、給湯器本体やガス供給に何らかの問題が発生している可能性が高まります。この場合、家の中のすべての蛇口(キッチン、お風呂、洗面所など)でお湯が出ないのか、それとも特定の場所だけなのかを確認することが、原因を特定する上で重要な手がかりとなります。

確認ステップ

  1. 蛇口を水側にひねり、水が出るか確認する。
  2. 水が出ない場合、断水情報や水道の元栓を確認する。
  3. 水は出る場合、家の中の複数の蛇口でお湯が出るか試す。
  4. すべての蛇口でお湯が出ない場合、給湯器本体やガス供給の問題を疑う。

リモコンのエラー表示を確認する

リモコンのエラー表示を確認するに関する画像

最近の給湯器は、異常を検知するとリモコンにエラーコード(数字やアルファベット)を表示して知らせる機能が備わっています。お湯が出ない時は、まずキッチンや浴室にある給湯器のリモコンを確認してみましょう。

エラーコードが表示されていれば、それが原因を特定する大きなヒントになります。例えば、よく見られる「11」や「111」といったエラーは点火不良を示唆しています。取扱説明書やメーカーの公式サイトでエラーコードの意味を調べることで、具体的な原因や対処法がわかる場合があります。

もしエラーコードが表示されている場合は、その番号をメモしておきましょう。自分で対処できない場合でも、専門業者に連絡する際にエラーコードを伝えることで、修理がスムーズに進む可能性が高まります。

エラー表示が点滅している場合
エラーコードが点滅している場合は、給湯器が何らかの異常を継続的に検知しているサインです。むやみに操作せず、取扱説明書を確認するか、専門業者に相談することをおすすめします。

他のガス機器は使えるか?(ガスコンロなど)

他のガス機器は使えるか?(ガスコンロなど)に関する画像

ガス給湯器の場合、お湯が出ない原因がガスの供給にある可能性も考えられます。これを確かめるために、ガスコンロやガスファンヒーターなど、家の中にある他のガス機器が正常に使えるかを確認してください。

もしガスコンロの火もつかないようであれば、ガスの供給が止まっていることが考えられます。原因としては、ガスメーター(マイコンメーター)が安全のためにガスを遮断している、ガス料金の未払い、あるいは地域的なガス供給の停止などが挙げられます。

ガスメーターが遮断されている場合は、メーターの復帰ボタンを押すことで復旧できることがあります。ただし、ガス臭いなど異常を感じる場合は、絶対に自分で操作せず、すぐに契約しているガス会社に連絡してください。

専門家アイコンガス漏れの疑いがある場合は大変危険です。すぐに窓を開けて換気し、火気の使用を避け、契約しているガス会社へ連絡してください。

【原因別】給湯器のお湯が出ない時の対処法

  • 原因1:給湯器本体やリモコンの電源の問題
  • 原因2:ガスの供給が止まっている
  • 原因3:水道の元栓・給水栓が閉まっている
  • 原因4:寒い日の凍結によるトラブル
  • 原因5:給湯器内部の部品の故障

原因1:給湯器本体やリモコンの電源の問題

原因1:給湯器本体やリモコンの電源の問題に関する画像

意外と見落としがちなのが、電源に関するトラブルです。給湯器も電化製品であるため、電気が供給されなければ作動しません。

リモコンの電源が入らない

まず、リモコンの電源ボタンを押しても反応がないか確認しましょう。もし電源が入らない、または画面が表示されない場合は、給湯器本体の電源プラグがコンセントから抜けていないか、あるいはブレーカーが落ちていないかを確認してください。

給湯器の電源プラグは、通常、本体の近くにある屋外コンセントに差し込まれています。雨風の影響で抜けかかっていることもあるため、しっかりと差し込まれているか確認しましょう。

ブレーカーの確認

次に、分電盤を確認し、給湯器専用のブレーカーや家全体のブレーカーが落ちて(OFFになって)いないかチェックします。もし落ちている場合は、一度上げてみて(ONにして)から、再度リモコンの電源が入るか試してみてください。

電源のチェックリスト

  • リモコンの電源は入っているか?
  • 給湯器本体の電源プラグはコンセントにしっかり刺さっているか?
  • 分電盤のブレーカーは落ちていないか?

これらの対処法を試してもリモコンの電源が入らない場合は、リモコン本体や配線の故障の可能性が考えられますので、専門業者への相談をおすすめします。

原因2:ガスの供給が止まっている

原因2:ガスの供給が止まっているに関する画像

前述の通り、他のガス機器も使えない場合は、ガスの供給が停止している可能性が高いです。主な原因はガスメーター(マイコンメーター)の遮断です。

ガスメーターは、長時間のガス使用、大きな地震、ガス漏れの疑いなど、異常を検知すると安全のために自動的にガスを遮断する機能を持っています。メーターに付いているランプが赤く点滅している場合は、ガスが遮断されているサインです。

ガスメーターの復帰方法

ガス臭くないことを確認した上で、以下の手順で復帰作業を試みることができます。

  1. すべてのガス機器を止める。
  2. ガスメーターの「復帰ボタン」のキャップを外し、ボタンを奥までしっかり押して、すぐに手を離す。
  3. ランプが点灯し、その後再び点滅を始めるので、約3分間待つ。
  4. ランプの点滅が消えたら、復帰完了。
復帰作業の注意点
復帰作業を行ってもガスが使えない場合や、ガスの臭いがする場合は、ガス漏れなどの危険な状態である可能性も否定できません。その際は、すぐに契約しているガス会社へ連絡し、専門家の点検を受けてください。

原因3:水道の元栓・給水栓が閉まっている

原因3:水道の元栓・給水栓が閉まっているに関する画像

水は出るのにお湯だけが出ない場合でも、給湯器に水を供給するための栓が閉まっている可能性があります。確認すべきは「水道の元栓」と「給湯器の給水元栓」です。

水道の元栓は、通常、水道メーターボックスの中にあります。何かの拍子で閉まっている可能性もゼロではありませんが、家全体の水が出なくなるため、比較的気づきやすいでしょう。

より可能性が高いのは、給湯器本体の下部にある「給水元栓」です。このバルブは、給湯器のメンテナンスなどの際に閉められ、そのまま開け忘れられることがあります。バルブのハンドルが配管と平行になっていれば「開」、直角になっていれば「閉」の状態です。もし閉まっていれば、ゆっくりと開けてみてください。

給水元栓の場所

給湯器本体の下を見ると、数本の配管が接続されています。そのうち、水を供給するための配管に付いているバルブが給水元栓です。通常はフィルター(ストレーナー)が付いていることが多いです。

原因4:寒い日の凍結によるトラブル

原因4:寒い日の凍結によるトラブルに関する画像

「給湯器のお湯が出ない寒い日はなぜですか?」という疑問は非常に多く寄せられます。その主な原因は「凍結」です。

外気温が氷点下になると、給湯器本体や、本体に接続されている配管(特に給水管)の中の水が凍ってしまうことがあります。水は凍ると体積が増えるため、配管を塞いでお湯が出なくなったり、最悪の場合は配管を破損させて水漏れを引き起こしたりすることもあります。

凍結してしまった場合の対処法

もし凍結が疑われる場合は、以下の方法を試すことができます。

  • 自然解凍を待つ: 最も安全な方法です。日中になり気温が上がるのを待ちましょう。
  • ぬるま湯をかける: 凍結している配管部分にタオルを巻き、その上から人肌程度(30~40℃)のぬるま湯をゆっくりとかけます。
絶対に熱湯をかけないでください!
急激な温度変化により配管が破裂する危険性が非常に高まります。必ずぬるま湯を使用してください。

凍結が解消されてお湯が出るようになった後も、配管から水漏れがないか十分に確認することが重要です。

原因5:給湯器内部の部品の故障

これまで紹介した原因に当てはまらず、対処法を試しても改善しない場合は、給湯器内部の部品が故障している可能性が考えられます。

給湯器は、点火装置、ファンモーター、水量センサー、温度センサー、制御基板など、多くの精密な部品で構成されています。これらのいずれかが経年劣化や不具合で故障すると、お湯を正常に作ることができなくなります。

例えば、「水は出るけどお湯が出ない」という典型的な症状は、点火系統の不具合や、水の流れを検知するセンサーの故障でよく見られます。

内部部品の故障は、見た目では判断が難しく、分解・修理には専門的な知識と技術、資格が必要です。感電やガス漏れなどの危険を伴うため、絶対に自分で分解しようとせず、必ず専門業者に点検・修理を依頼してください。

専門家アイコン安全に関する判断は、専門業者や専門家に相談することをおすすめします。無理な自己判断は重大な事故につながる可能性があります。

エラーコードが表示された場合の対処法

  • エラーコード「11」が表示された場合
  • その他の主要なエラーコードと意味
  • リンナイ・ノーリツなどメーカー別の特徴

エラーコード「11」が表示された場合

「給湯器 お湯が出ない 11」というエラーコードは、点火不良を示しています。これは、給湯器がお湯を作ろうと点火を試みたものの、正常に火がつかなかった場合に表示される、最も一般的なエラーコードの一つです。

原因としては、以下のようなものが考えられます。

  • ガスの供給が止まっている(ガスの元栓が閉まっている、ガスメーターが遮断しているなど)
  • 大雨や強風で給排気がうまくいかず、一時的に点火しにくくなっている
  • 点火装置(イグナイター)やガス電磁弁などの部品が故障している
  • 給湯器内部の経年劣化

対処法

まずは、リモコンの電源を一度切り、再度入れ直すリセット操作を試してみてください。一時的な不具合であれば、これで解消されることがあります。また、ガスの元栓が閉まっていないか、ガスメーターが遮断されていないかも確認しましょう。天候が悪い場合は、天候が回復してから再度試すと正常に作動することもあります。

これらの対処法を試してもエラーが解消されない場合は、部品の故障が考えられるため、専門業者による点検が必要です。

その他の主要なエラーコードと意味

エラーコードはメーカーや機種によって異なりますが、代表的なものをいくつかご紹介します。ご使用の給湯器の取扱説明書で正確な内容をご確認ください。

エラーコード例 主な原因 対処法
12 / 121 途中失火(燃焼中に火が消える) リモコンリセット、ガスの元栓確認。解消しない場合は点検依頼。
14 / 140 温度ヒューズの作動(過熱防止装置) リモコンリセット。頻発する場合は内部の詰まりや部品故障の可能性。
61 / 610 ファンモーターの異常 リモコンリセット。解消しない場合はファンモーターの故障の可能性。
71 / 710 制御基板の異常 リモコンリセット。解消しない場合は電子部品の故障で点検・交換が必要。

上記はあくまで一例です。エラーコードが表示された際は、まず取扱説明書を確認し、記載されている対処法を試すことが基本となります。

リンナイ・ノーリツなどメーカー別の特徴

給湯器の主要メーカーであるリンナイノーリツでは、エラーコードの体系や表示方法に若干の違いがあります。

リンナイ給湯器

リンナイの給湯器は、2桁または3桁の数字でエラーを表示することが一般的です。「11」は点火不良、「140」は過熱防止装置作動など、比較的わかりやすいコード体系になっています。公式サイトには詳細なエラーコード一覧と対処法が掲載されており、ユーザーが確認しやすくなっています。

ノーリツ給湯器

ノーリツの給湯器も同様に数字でエラーを表示します。「111」が点火不良、「710」が制御系の異常など、リンナイと似たコードが使われることもありますが、独自のコードも多数存在します。ノーリツも公式サイトでエラーコード診断ができるため、表示された番号を入力して原因を調べることが可能です。

メーカーが異なっても、「点火不良」や「ファン異常」といったトラブルの根本的な原因は共通していることが多いです。しかし、対処法や修理に必要な部品はメーカー・機種ごとに異なるため、業者に連絡する際は、メーカー名と型番、表示されているエラーコードを正確に伝えることが重要です。型番は給湯器本体の側面に貼られた銘板シールで確認できます。

水は出るけどお湯が出ないのはなぜ?

  • 点火不良やセンサーの不具合が考えられる
  • 水圧の問題も原因の一つ
  • フィルターの詰まりを確認

点火不良やセンサーの不具合が考えられる

「水は出るけどお湯が出ない」という症状の最も一般的な原因は、給湯器内部での点火プロセスが正常に行われていないことです。

蛇口をひねると、給湯器内部の「水量センサー」が水の流れを検知し、ファンモーターが作動してガスを送り、点火装置が火花を飛ばして燃焼を開始します。この一連の流れのどこかに問題があると、お湯になりません。

  • 水量センサーの故障: 水が流れていることを検知できず、点火命令が出ない。
  • 点火装置(イグナイター)の故障: 経年劣化で火花が飛ばなくなり、ガスに着火できない。
  • ガス電磁弁の故障: 点火命令が出てもガスを供給する弁が開かない。

これらの部品の不具合は、外から見ただけでは判断が難しく、専門家による診断が必要です。

水圧の問題も原因の一つ

給湯器が作動するためには、一定以上の水圧が必要です。水の勢いが弱すぎると、水量センサーが水の流れを十分に検知できず、「水が使われていない」と判断して点火しないことがあります。

特に、古い住宅や高層階の部屋などで水圧が低い場合、この問題が起きやすくなります。また、冬場に配管が部分的に凍結して水の通り道が狭くなり、水圧が低下することも原因として考えられます。

まずは、蛇口を全開にして水の勢いが十分か確認してみましょう。家全体の水圧が明らかに弱い場合は、水道業者に相談する必要があるかもしれません。

フィルターの詰まりを確認

給湯器の給水元栓には、水道水に含まれるゴミやサビなどを取り除くためのフィルター(ストレーナー)が設置されています。このフィルターが長年の使用で詰まってしまうと、給湯器内部に十分な水量が供給されなくなり、水圧低下と同じような状況を引き起こします。

結果として、水量センサーが反応せず、お湯が出なくなることがあります。フィルターの掃除は、取扱説明書に手順が記載されていれば自分で行うことも可能です。

フィルター掃除の一般的な手順

  1. 給湯器の電源を切り、水道の元栓と給湯器の給水元栓を閉める。
  2. 給水元栓のフィルター部分のナットをレンチで緩めて取り外す。
  3. フィルターを歯ブラシなどで水洗いし、ゴミを取り除く。
  4. フィルターを元に戻し、ナットをしっかりと締める。
  5. 給水元栓と水道の元栓を開け、水漏れがないか確認してから電源を入れる。
作業には注意が必要です
部品の取り外しや取り付けに不安がある場合や、固くて外せない場合は、無理をせず専門業者に依頼してください。部品の破損や水漏れの原因となる可能性があります。

これって故障?給湯器が壊れたサインと寿命

  • 異音や異臭がする
  • お湯の温度が安定しない
  • 給湯器本体から水漏れしている
  • 給湯器の寿命(約10年)が近い

異音や異臭がする

給湯器が壊れる前兆として、普段とは違う音や臭いが発生することがあります。これらは重大なトラブルのサインである可能性があり、注意が必要です。

  • 異音: 「ボンッ」という小さな爆発音は不完全燃焼や点火不良のサインです。「キーン」「うなるような音」はファンモーターの異常、「ピー」という笛のような音は配管の詰まりや水漏れの可能性があります。
  • 異臭: ガス臭い場合は、ガス漏れの危険性が非常に高いです。すぐに使用を中止し、窓を開けて換気の上、ガス会社に連絡してください。焦げ臭い場合は、内部で不完全燃焼が起きている可能性があります。

これらのサインに気づいたら、自己判断で使用を続けず、速やかに専門業者に点検を依頼することが重要です。

お湯の温度が安定しない

「お湯を出しているのに、急に水になったり、熱くなったりする」といったお湯の温度が不安定になる症状も、給湯器が壊れたサインの一つです。

この原因としては、温度を調節する部品やセンサーの故障が考えられます。また、一度に複数の場所でお湯を使っている場合にも温度が不安定になることがありますが、一箇所での使用でも症状が出る場合は、給湯器本体の不具合を疑うべきでしょう。

放置しておくと、突然全くお湯が出なくなったり、熱湯が出て火傷をしたりする危険性もあるため、早めの点検をおすすめします。

給湯器本体から水漏れしている

給湯器本体やその周辺の配管から水が漏れているのを発見した場合、これは明らかな故障のサインです。

原因としては、冬場の凍結による配管の破裂、内部部品の経年劣化による接続部分のパッキンの劣化、あるいは本体内部の熱交換器の破損などが考えられます。水漏れを放置すると、給湯器内部の電子部品が濡れてショートし、完全に故障してしまうだけでなく、漏電や不完全燃焼を引き起こす原因にもなりかねません。

水漏れ発見時の対応

  1. 給湯器の電源プラグを抜く。
  2. 給湯器の給水元栓を閉める。
  3. 速やかに専門業者に連絡する。

集合住宅の場合は、階下への漏水被害につながる可能性もあるため、迅速な対応が求められます。

給湯器の寿命(約10年)が近い

一般的に、ガス給湯器の寿命は10年〜15年と言われています。もちろん使用頻度や設置環境によって前後しますが、設置から10年近く経過している給湯器でお湯が出ないなどの不具合が発生した場合、それは寿命が近いサインである可能性が高いです。

古い給湯器は、一度修理してもすぐに別の部品が故障するという連鎖的なトラブルが起きやすくなります。また、メーカーの部品保有期間(通常は製造終了後10年程度)が過ぎていると、修理したくても部品がなく、交換しか選択肢がなくなることもあります。

使用年数が10年を超えている場合は、修理費用と新品への交換費用を比較検討することをおすすめします。最新の給湯器は熱効率が向上しているため、ガス代の節約につながるというメリットもありますよ。

どこに連絡すればいい?専門業者への相談

  • 賃貸物件の場合の連絡先
  • 持ち家の場合の連絡先(ガス会社・給湯器メーカー・専門業者)
  • 業者選びのポイントと注意点

賃貸物件の場合の連絡先

賃貸マンションやアパートにお住まいで給湯器のトラブルが発生した場合、自分で業者を手配する前に、必ず大家さんや管理会社に連絡してください。

給湯器は部屋の設備の一部であるため、修理や交換の費用は大家さん側が負担するのが一般的です。勝手に修理や交換をしてしまうと、費用を自己負担しなければならなくなったり、契約上のトラブルに発展したりする可能性があります。

連絡する際は、「いつから」「どのような症状か(お湯が全く出ない、エラーコードが出ているなど)」を具体的に伝えることで、その後の対応がスムーズになります。

持ち家の場合の連絡先

持ち家にお住まいの場合、連絡先の選択肢は主に以下の3つです。

連絡先 メリット デメリット
契約しているガス会社 安心感が高い、ガスの専門家である 修理費用が割高になる傾向がある、対応できる給湯器メーカーが限られる場合がある
給湯器メーカー 製品知識が豊富で原因特定が早い、純正部品で修理してくれる 修理受付時間が限られることがある、修理費用が割高になることがある
給湯器専門業者 費用が比較的安い傾向がある、対応が迅速、様々なメーカーに対応可能 業者によって技術力や対応に差があるため、慎重な業者選びが必要

緊急性や費用、安心感など、何を重視するかによって最適な連絡先は異なります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で選ぶと良いでしょう。

業者選びのポイントと注意点

特に給湯器専門業者に依頼する場合は、信頼できる業者を慎重に選ぶことが重要です。

信頼できる業者選びの5つのポイント

  1. 資格の有無を確認する: ガス機器の設置や修理には専門の資格が必要です。「ガス機器設置スペシャリスト」などの有資格者が在籍しているか確認しましょう。
  2. 複数の業者から見積もりを取る: 料金体系は業者によって様々です。最低でも2〜3社から見積もりを取り、料金や作業内容を比較検討することをおすすめします。
  3. 実績や口コミを確認する: 業者のウェブサイトで施工実績を確認したり、インターネット上の口コミや評判を参考にしたりするのも有効です。
  4. 保証やアフターサービスが充実しているか: 施工後の保証期間や、トラブル発生時のアフターサービスの内容を確認しておくと安心です。
  5. 見積もりの内容が明確か: 「工事一式」などと曖昧に記載されているのではなく、部品代、技術料、出張費などの内訳が明確に記載されているかを確認しましょう。

突然訪問してきて「無料で点検します」などと言う業者や、過度に不安を煽って契約を急がせる業者には注意が必要です。焦らず、冷静に判断することが大切です。

専門家アイコン安全に関わる重要な設備ですので、業者選びは慎重に行い、少しでも疑問に思う点があれば契約前に必ず確認することをおすすめします。

まとめ:給湯器のお湯が出ない時は慌てず対処しよう

給湯器のお湯が出ない時のチェックポイントまとめ

この記事では、給湯器からお湯が出ないというトラブルについて、その原因と対処法を詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをリストで振り返ってみましょう。

  • お湯が出ない時はまず水が出るか、家全体で出ないかを確認する
  • リモコンにエラーコードが表示されていないかチェックする
  • ガスコンロなど他のガス機器が使えるか確かめる
  • 電源プラグの抜けやブレーカー落ちなど電源の問題を確認する
  • ガスメーターが遮断されていないか確認し、必要なら復帰操作を試す
  • 給湯器本体の給水元栓が閉まっていないか確認する
  • 寒い日は配管凍結の可能性があり、自然解凍を待つかぬるま湯で対処する
  • エラーコード「11」は点火不良のサイン
  • リンナイやノーリツなどメーカーサイトでエラーコードの意味を調べられる
  • 水は出るがお湯が出ない原因はセンサー故障や水圧不足が考えられる
  • 給水フィルターの詰まりも原因の一つとなり得る
  • 異音や異臭、温度の不安定、水漏れは給湯器が壊れたサイン
  • 給湯器の寿命は約10年で、古い場合は交換も視野に入れる
  • 賃貸の場合はまず大家さんや管理会社に連絡する
  • 持ち家の場合はガス会社、メーカー、専門業者から連絡先を選ぶ
  • 業者を選ぶ際は複数の見積もりや資格の有無を確認することが大切

給湯器から突然お湯が出なくなると慌ててしまいますが、まずは落ち着いて自分で確認できることを一つずつ試してみてください。それでも解決しない場合や、ガス漏れの危険を感じる場合は、無理をせずに専門家に相談することが最も安全で確実な方法です。状況に応じて適切な対処を行いましょう。

参考文献・出典

濱本 孝一

監修者

濱本 孝一

住宅設備の専門家として32年以上の実績。水回りトラブルからガラス修理まで幅広い知識を持つ。

佐藤 裕

執筆者

佐藤 裕

水道工事の現場経験10年。業界の30年従事したベテランのトイレや浴室のトラブル対応に精通したライター。

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