給湯器 追い焚き ぬるい時の原因別チェックリスト完全解説

給湯器の追い焚きがぬるい時の原因別チェックリスト完全解説

こんにちは。給湯器修理.comです。

濱本 孝一

この記事の監修者

濱本 孝一

株式会社 生活水道センター 代表取締役

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス機器設置スペシャリスト
2級管工事施工管理技士 第04910号

株式会社生活水道センター 代表取締役。創業32年の節目を迎え、全国に水道局指定工事店のネットワークを広げる水回りのスペシャリスト。「日本の住宅寿命を延ばす」という使命感のもと、早期メンテナンスの重要性を提唱し続けている。現場の叩き上げでありながら、メーカー事業「ドットデザイン」での製品開発や、次世代の職人育成など、業界の近代化に尽力。

お風呂に入ろうとして追い焚きボタンを押したのに、いつまで経ってもお湯がぬるいまま。冬場など寒い時期には風邪をひきそうになってしまい、本当に困りますよね。毎日使うお風呂だからこそ、急なトラブルには焦って「給湯器が壊れたのかも」と不安になることなります。実は、追い焚きがぬるい原因は給湯器本体の故障だけでなく、ちょっとした設定のミスやお手入れ不足によるものが非常に多いのです。この記事では、給湯器の修理や交換の現場で数多くのトラブルを見てきた私が、追い焚きがぬるい時にまず確認すべきポイントから、自分でできる安全な対処法、そして業者を呼ぶべき危険なサインまでを徹底的に解説します。

この記事でわかること

  • 追い焚きがぬるい時にすぐ確認すべき基本のチェックポイント
  • 設定ミスや環境要因など故障以外のよくある原因と解決策
  • 自分で安全にできるフィルター掃除やリセットの具体的な手順
  • 修理や交換が必要なケースと専門業者へ依頼する際の費用相場

給湯器の追い焚きがぬるい時にまず確認すべき基本のチェックリストとは?

追い焚きがぬるい時は、まず浴槽の水位が循環アダプターより5cm以上高いか確認してください。次にフィルターの詰まりを取り除き、リモコンにエラーコードが出ていないかチェックします。現場の経験上、この3点を見直すだけで約3割のトラブルが即座に解決します。基本の確認が最も重要で効果的です。

1-1. お湯の量(水位)が適切に保たれているかの確認

お風呂の追い焚き機能は、浴槽内のお湯を給湯器に吸い込み、温め直してから再び浴槽に戻すという仕組みで動いています。このお湯の出入り口となるのが、浴槽の内側についている丸い金具「循環アダプター」です。追い焚きがぬるいと感じた時、一番最初に確認していただきたいのが「浴槽の水位」です。

1-1. お湯の量(水位)が適切に保たれているかの確認

水位が循環アダプターの上部から5cm以上高くないと、ポンプがお湯と一緒に空気を吸い込んでしまい、うまく循環させることができません。空気が混ざると給湯器のセンサーが異常を検知し、安全のために燃焼をストップさせてしまうのです。現場に「追い焚きができない!」と慌てて呼ばれて駆けつけると、実はお湯の量が足りていなかっただけ、というケースは本当に少なくありません。お客様と一緒に浴槽を覗き込んで、「あ、お湯が少なかったですね」と笑い合った経験が何度もあります。

家族が先に入浴してお湯が減っていたり、かけ湯でたくさんお湯を使ってしまったりした後は、必ずお湯を足してから追い焚きボタンを押すようにしてください。これだけであっけなく解決することが多いのです。

1-2. 循環アダプター(フィルター)に汚れが溜まっていないかのチェック

次に確認すべきは、先ほど触れた循環アダプターに付いている「フィルター」の汚れです。このフィルターは、お湯と一緒に髪の毛や湯垢、入浴剤の溶け残りなどが給湯器の配管内に吸い込まれるのを防ぐ重要な役割を果たしています。

1-2. 循環アダプター(フィルター)に汚れが溜まっていないかのチェック

しかし、掃除を怠ってフィルターが目詰まりを起こすと、お湯の通り道が塞がれてしまいます。すると、給湯器はお湯を十分に吸い込むことができず、少しのお湯だけを温めて戻すことになります。結果として、給湯器自体は「設定温度まで温めた」と判断して追い焚きを止めてしまうのに、浴槽全体のお湯はぬるいまま、という現象が起きます。

フィルター詰まりのサイン
追い焚き中にお湯の勢いが弱かったり、ボコボコと変な音が鳴ったりする場合は、フィルターが詰まっている可能性が高いです。

「最近ずっと追い焚きがぬるくて…」と悩んでいたお客様のお宅でフィルターを外してみると、びっしりと湯垢や髪の毛が絡みついていたことがありました。古い歯ブラシでササッと汚れを落として元に戻すだけで、勢いよく熱いお湯が出てくるようになり、「えっ、こんなことで直るの!?」と大変驚かれたのを覚えています。週に1回程度はフィルターを外して水洗いする習慣をつけることをおすすめします。

1-3. リモコンにエラーコードが表示されていないかの確認

水位もフィルターも問題ないのに追い焚きがぬるい場合は、給湯器のリモコン画面を見てみましょう。普段は時計や温度が表示されている部分に、「111」や「632」といった数字が点滅していませんか?これが「エラーコード」です。

1-3. リモコンにエラーコードが表示されていないかの確認

エラーコードは、給湯器が自分自身の異常を検知して、私たちに「ここがおかしいですよ」と教えてくれるSOSのサインです。たとえば「632」というエラーコードは、多くのメーカーで「お湯の循環不良」を意味します。つまり、先ほど説明した水位不足やフィルターの詰まり、あるいは配管内の空気溜まりなどが原因で、お湯がうまく回っていない状態です。

エラーコードが出ていると、給湯器は安全装置を働かせて強制的に運転を停止するため、いくら待ってもお湯は温まりません。現場では、お客様がエラーコードの存在に気づかず、「何度ボタンを押してもダメなんです」と途方に暮れている姿をよく見かけます。まずはリモコンの表示を確認し、取扱説明書やメーカーの公式サイトでその数字が何を意味しているのかを調べてみてください。原因が特定できれば、無駄な修理費用をかけずに解決できることもあります。

追い焚きがぬるい原因は設定や操作のミス?どんな対処法があるの?

追い焚きがぬるい場合、リモコンの温度設定が低すぎるか、優先権が台所など別の場所にある可能性が高いです。また、エコ機能が作動して加熱を抑えているケースもあります。設定温度を上げ、優先ボタンをお風呂に切り替えるだけで正常にお湯が温まることが多く、修理依頼の前に必ず確認したい項目です。

2-1. リモコンの温度設定が意図せず低くなっていないか見直す

「給湯器が壊れたかもしれない」とご相談を受ける中で、意外と多いのが単なる設定温度のミスです。お風呂のリモコンに表示されている設定温度は、何度になっていますでしょうか。夏場にシャワーの温度を38度や39度など低めに設定していて、冬になってもそのままの設定で追い焚きをしてしまっているケースがよくあります。

2-1. リモコンの温度設定が意図せず低くなっていないか見直す

給湯器は非常に賢く、設定された温度に到達すると自動的に追い焚きをストップします。もし設定温度が38度になっていれば、浴槽のお湯が38度になった時点で加熱をやめてしまうため、冬場に入ると「ぬるい」と感じてしまうのです。人間の体感温度は季節によって大きく変わります。夏は快適だった温度でも、気温が下がる冬には物足りなく感じます。

現場でお客様から「お湯が全然熱くならないのよ」と言われ、リモコンを見たら設定が37度になっていたことがありました。設定温度を41度に上げて追い焚きを再開すると、数分後にはポカポカのお湯になり、お客様は「あちゃー、私の勘違いだったわ」と少し恥ずかしそうに笑っておられました。季節の変わり目には、必ずリモコンの設定温度を見直すようにしてください。

2-2. 優先設定が「お風呂」以外(台所など)になっていないかの確認

一般的なご家庭の給湯器には、お風呂場と台所の2箇所にリモコンが設置されています。この2つのリモコンには「優先」というボタンがあり、どちらのリモコンで設定した温度を優先するかを決める仕組みになっています。

2-2. 優先設定が「お風呂」以外(台所など)になっていないかの確認

もし、台所のリモコンの「優先」ランプが点灯している状態で、台所で食器洗いのために温度を35度などのぬるめに設定していると、お風呂場でいくら追い焚きボタンを押しても、お湯は35度までしか温まりません。お風呂側のリモコンで温度を上げようとしても、優先権が台所にあるため操作を受け付けてくれないのです。

優先ボタンの切り替え忘れに注意
ご家族の誰かが台所でお湯を使った後、優先権を戻し忘れることは日常茶飯事です。お風呂に入る前には、浴室リモコンの「優先」ランプが点灯しているか確認する癖をつけましょう。

ある日の夕方、奥様から「追い焚きがぬるくて子供が風邪をひきそう!」と焦ったお電話をいただきました。電話口で状況を伺い、「台所のリモコンの優先ボタンが光っていませんか?」とお聞きしたところ、「あっ!さっき主人が食器を洗ってくれた時に設定を変えたみたい!」と気づかれました。ボタンをポチッと押すだけで解決し、出張費をかけずに済んでほっと胸をなでおろした、というエピソードです。

2-3. エコ機能や節約モードが影響している可能性

最近の給湯器は非常に高機能になっており、ガス代や水道代を節約するための「エコ機能」や「マイルド追い焚き機能」などが搭載されている機種が増えています。これらの機能は環境にもお財布にも優しい素晴らしいものですが、時として「追い焚きがぬるい」「温まるのが遅い」と感じる原因になることがあります。

2-3. エコ機能や節約モードが影響している可能性

たとえば、エコモードがオンになっていると、給湯器はガスの消費を抑えるために、通常よりもゆっくりと時間をかけてお湯を温めます。そのため、急いでお風呂に入りたい時や、真冬で外気温が低い時には、なかなかお湯が温まらずに「ぬるい」と感じてしまうのです。また、肌への刺激を和らげるために、設定温度の手前で加熱を緩める機能がついているものもあります。

「新品の給湯器に交換したのに、前より追い焚きが弱い気がする」というご相談を受けた際、リモコンの設定を確認するとエコモードが全開になっていたことがありました。お客様に機能の仕組みをご説明し、エコモードを解除していただいたところ、「おお、これこれ!この熱いお湯に入りたかったんだよ!」と喜んでいただけました。もしお使いの給湯器にエコボタンがあれば、一度オフにして追い焚きのパワーが変わるか試してみてください。

お風呂の環境や物理的な要因で追い焚きがぬるくなるケースとは?

浴槽のフタを開けっぱなしにしていると熱が逃げ、冬場は外気温の低下で追い焚きが追いつかずにぬるく感じることがあります。また、お湯の量が少なすぎるとポンプが空気を吸い込み循環不良を起こします。フタを活用して保温性を高め、適切な水位を保つことで、無駄なガス代を抑えつつ快適に入浴できます。

3-1. 浴槽のフタを開けっぱなしにして熱が逃げていないか

追い焚きをしている最中、浴槽のフタはどうしていますでしょうか。もしフタを完全に開けっぱなしにしているなら、それがお湯がぬるい原因こともあります。お湯の表面からは、私たちが想像している以上のスピードで熱が奪われていきます。

3-1. 浴槽のフタを開けっぱなしにして熱が逃げていないか

特に浴室の換気扇を回したまま追い焚きをしていると、温められたお湯の表面からどんどん湯気が上がり、熱が外に逃げてしまいます。給湯器は一生懸命にお湯を温めて浴槽に戻しているのに、それと同じくらいのスピードで熱が逃げてしまえば、いつまで経ってもお湯は熱くなりません。これは、穴の開いたバケツに水を注いでいるようなものです。

現場での経験ですが、真冬に「給湯器が壊れたからすぐ来て!」と呼ばれたお宅がありました。浴室に入ると窓が全開で、換気扇も強運転、もちろん浴槽のフタは開けっぱなしでした。「これでは給湯器がいくら頑張ってもお湯は温まりませんよ」と苦笑いしながら窓を閉め、フタをして追い焚きをすると、しっかり設定温度まで上がりました。追い焚きをする時は、必ず浴槽のフタを閉めること。これだけで温まるまでの時間が劇的に短縮され、ガス代の節約にもつながります。

3-2. 冬場の外気温低下や浴室の冷え込みが影響している可能性

給湯器の能力は、外の気温や水温に大きく左右されます。夏場は元の水温が25度くらいあるため、40度まで温めるには15度分の加熱で済みます。しかし真冬になると、水道水の温度は5度近くまで下がります。これを40度まで温めるには35度分も加熱しなければならず、給湯器にはかなりの負担がかかります。

さらに、戸建て住宅などで浴室自体が冷え込んでいる場合、浴槽の素材(特にタイルやステンレスなど)がキンキンに冷えており、お湯の熱をどんどん奪っていきます。追い焚きをしてお湯を温めても、浴槽の壁面から熱が逃げてしまうため、なかなか全体が温まらないのです。

冬場の追い焚きは時間がかかるもの
「夏は10分で温まったのに、冬は20分もかかるから故障だ」と思われる方が多いですが、これは物理的な現象であり故障ではありません。

お客様から「最近、追い焚きが弱くなった気がする」とご相談を受けるのは、決まって11月から12月の急に寒くなった時期です。給湯器を点検しても異常はなく、「冬場はお水が冷たいので、給湯器も頑張って温めている最中なんですよ」とご説明すると、皆様「なるほど、そういうことね」と納得されます。冬場は少し時間に余裕を持って追い焚きボタンを押すことをおすすめします。

3-3. 浴槽内のお湯が少なすぎて正しく循環していないケース

先ほどの基本チェックリストでも触れましたが、お湯の量が少なすぎることは、追い焚き不良の最もポピュラーな原因の一つです。しかし、ただ水位が低いというだけでなく、「入浴中にお湯が溢れるのがもったいないから」と、あえてギリギリの水位でお湯を張っているご家庭も少なくありません。

人が浴槽に入るとザバーッとお湯が溢れますよね。それを防ぐために、循環アダプターの半分くらいしかお湯を張らない方がいらっしゃいます。この状態で追い焚きをすると、ポンプは空気を大量に吸い込み、内部で「キャビテーション」という現象を起こします。これは水中で気泡が弾ける現象で、ポンプに大きな負担をかけ、最悪の場合は部品の破損につながります。

ある現場で、給湯器のポンプから「ガラガラガラ!」というものすごい異音が鳴っているとSOSがありました。原因を調べてみると、長年にわたって水位ギリギリで追い焚きを繰り返していたため、空気を吸い込みすぎてポンプの羽根車がボロボロに削れてしまっていたのです。結局ポンプの交換修理となり、痛い出費となってしまいました。お湯を節約したいお気持ちはよくわかりますが、追い焚きをする時は必ず循環アダプターの上部から5cm以上はお湯を張るようにしてください。

配管の汚れや詰まりが追い焚きをぬるくする原因になるって本当?

入浴剤の成分や皮脂汚れが追い焚き配管内に蓄積すると、お湯の流れが悪くなり追い焚きがぬるくなる原因になります。特に白濁系や塩分を含む入浴剤は要注意です。市販の風呂釜洗浄剤を使って定期的に配管を掃除することで改善するケースが多く、お湯の清潔さを保つためにも1〜2ヶ月に1回の洗浄が推奨されます。

4-1. 追い焚き配管内に湯垢や入浴剤成分が蓄積している可能性

追い焚き機能は、浴槽のお湯を給湯器まで往復させて温める仕組みです。このお湯の通り道となる「追い焚き配管」の中は、普段私たちの目には見えません。しかし、毎日のお風呂で溶け出した皮脂や石鹸カス、そして入浴剤の成分が、長い年月をかけて少しずつ配管の内側にこびりついていきます。

特に注意が必要なのが「入浴剤」です。温泉気分を味わえる白濁系の入浴剤(酸化チタンなどが含まれるもの)や、バスソルトなどの塩分を含むもの、とろみ成分を含むものは、配管内に沈殿・付着しやすく、ひどい場合には配管をドロドロに詰まらせてしまいます。配管が狭くなるとお湯の循環量が減り、給湯器は「すぐにお湯が温まった」と勘違いして追い焚きを止めてしまうため、浴槽のお湯はぬるいままになります。

私が以前対応したお宅では、「毎日いろんな温泉の入浴剤を入れるのが楽しみ」というご家族でした。しかし、追い焚きが全く効かなくなり点検に伺うと、配管を外した途端にヘドロのような白濁した塊がドロリと出てきて、思わずお客様と一緒に「うわぁ…」と声を上げてしまいました。入浴剤を楽しむのは素晴らしいことですが、給湯器の取扱説明書には「使用を控えるべき入浴剤」が記載されていますので、一度確認しておくことを強くおすすめします。

4-2. フィルターの目詰まりによるお湯の循環不良の疑い

配管そのものが詰まっていなくても、循環アダプターのフィルターが目詰まりしているだけで、お湯の循環は著しく悪化します。フィルターの網目は、髪の毛や大きなゴミが配管に入らないように細かく作られているため、少しの湯垢や入浴剤のカスが付着しただけでも、お湯の通り道が塞がれてしまいます。

お風呂のお湯は、私たちが思っている以上に汚れています。家族全員が入った後のお湯には、目に見えない皮脂や角質がたっぷり溶け込んでおり、それがフィルターに付着してヌメリとなります。このヌメリが乾燥して固まると、頑固な目詰まりを引き起こします。

「フィルターはたまに掃除してるんだけどね」とおっしゃるお客様のフィルターを見せていただくと、表面の髪の毛は取ってあるものの、網目の奥に白い石鹸カスがビッシリ詰まっていて、光を通さない状態になっていることがよくあります。これではお湯はうまく吸い込まれません。フィルター掃除のコツは、ただ表面をなでるだけでなく、不要になった歯ブラシなどを使って、網目の奥の汚れをしっかり掻き出すことです。光にかざして、向こう側が透けて見える状態を保つのが理想です。

4-3. 市販の洗浄剤で改善する可能性があるケースと使用時の注意点

配管内の汚れが原因で追い焚きがぬるくなっている場合、市販の「風呂釜洗浄剤(ジャバなど)」を使用することで劇的に改善することがあります。業者を呼んで高圧洗浄を依頼する前に、まずは一度ご自身で試してみる価値は十分にあります。

ただし、風呂釜洗浄剤を使う際にはいくつか注意点があります。まず、お使いの給湯器が「1つ穴タイプ」なのか「2つ穴タイプ」なのかを確認し、それぞれに対応した洗浄剤を選ぶこと。間違ったタイプを使うと、効果がないばかりか機器を傷める原因になります。また、洗浄中は必ず換気を行い、パッケージに書かれている使用量や放置時間を厳守してください。

洗浄剤を使う時のワンポイントアドバイス
洗浄剤を入れた後、少し高めの温度(45度くらい)で追い焚きをすると、配管内の汚れがふやけて落ちやすくなります。現場の裏技としてよくお客様にお伝えしています。

以前、「業者を呼ぶとお金がかかるから」と、規定量の3倍もの洗浄剤を投入して一晩放置したというお客様がいらっしゃいました。結果的に洗浄成分が配管のゴムパッキンを溶かしてしまい、水漏れを引き起こすという大惨事になってしまいました。何事も「やりすぎ」は禁物です。正しい用法・用量を守って、1〜2ヶ月に1回程度の定期的なメンテナンスとして取り入れてみてください。

給湯器本体の不具合や寿命が原因で追い焚きがぬるくなる可能性は?

設置から10年以上経過している給湯器は、経年劣化により追い焚き用のポンプやセンサーが故障し、お湯がぬるくなる可能性が高くなります。給湯器本体から異音や水漏れが発生している場合は、内部の重大なトラブルが疑われます。この場合は自力での解決は難しく、専門業者による点検や交換が必要になります。

5-1. 給湯器の設置から約10年以上経過している場合の経年劣化の疑い

これまで紹介したチェックポイントをすべて確認し、掃除もしたのに追い焚きがぬるいまま。そんな時は、給湯器本体の寿命が近づいているサインこともあります。給湯器の設計上の標準使用期間は、一般的に「約10年」とされています。10年を過ぎると、内部の部品が少しずつ劣化し、様々な不具合が顔を出し始めます。

給湯器の内部には、お湯を循環させるためのポンプ、温度を測るセンサー、ガスを燃やすバーナー、基盤(コンピューター)など、数多くの精密部品が詰まっています。これらが毎日過酷な環境(高温・多湿・屋外の風雨)に晒されながら働いているため、10年も経てばどこかにガタが来るのは無理もありません。

現場でお客様から「まだ10年しか経ってないのに壊れるの?」と聞かれることがありますが、車で例えれば10年間、毎日雨の日も風の日も走り続けているようなものです。「10年頑張ってくれたんだな」と労ってあげてください。設置から10年を超えた給湯器で不具合が起きた場合は、修理よりも本体の交換を視野に入れる時期に来ています。

あわせて読みたい:
給湯器の寿命サイン|交換費用と時期を専門家が解説

5-2. 追い焚き機能(ポンプやセンサー)のみが故障している可能性

「シャワーや台所のお湯は普通に熱いのに、お風呂の追い焚きだけがぬるいんです」。このようなご相談は非常に多いです。給湯器は、新しくお湯を作る「給湯機能」と、浴槽のお湯を温め直す「追い焚き機能」が、内部で別々の回路(バーナーやポンプ)として独立して動いています。

そのため、給湯機能は全く問題なく動いているのに、追い焚き用の循環ポンプが焼き付いて動かなくなったり、お風呂の温度を測るセンサーが狂って「もう40度になった」と誤検知してしまったりすることがあります。この場合、シャワーは使えるため「完全に壊れたわけじゃないから」と騙し騙し使い続ける方がいらっしゃいますが、放置すると他の部品にも負荷がかかり、最終的にはお湯そのものが出なくなってしまいます。

以前対応した15年モノの給湯器の現場では、追い焚きポンプが完全に錆びついてロックしており、モーターが無理に回ろうとして焦げ臭いニオイを放っていました。お客様は「シャワーが出るから大丈夫だと思ってた」と仰っていましたが、一歩間違えれば基盤がショートして火災につながる危険もありました。一部の機能だけでも異常を感じたら、早めにプロに見てもらうことが大切です。

5-3. 異音や水漏れが伴う場合に考えられる機器トラブルのリスク

追い焚きがぬるいだけでなく、給湯器本体から「ピーー」「ボンッ」「ガラガラ」といった聞き慣れない異音がしたり、本体の下から水がポタポタと漏れていたりする場合は、非常に危険な状態です。これは単なる設定ミスや汚れではなく、明らかな「機器の故障」のサインです。

たとえば「ボンッ」という小さな爆発音のような音がする場合は、内部でガスがうまく点火せずに遅れて着火している(異常着火)おそれがあります。また、水漏れは内部の配管やパッキンが劣化して破れている証拠であり、漏れた水が電気基盤にかかるとショートして一発で給湯器が完全に壊れてしまいます。

異音・水漏れは放置厳禁!
これらの症状が出ている時に無理に追い焚きを続けると、不完全燃焼による一酸化炭素の発生や、漏電による火災など、命に関わる重大事故につながる恐れがあります。

現場に到着して給湯器のカバーを開けると、水漏れで内部がサビだらけになっており、配線がショートして真っ黒に焦げていたという背筋が凍るような光景を何度も見てきました。「少し変な音がするけど、まだお湯が出るから」という自己判断は絶対に避け、異音や水漏れに気づいたら直ちに使用を中止し、ガス栓と止水栓を閉めて専門業者に連絡してください。

追い焚きがぬるい時に自分でできる安全な対処法と解決へのステップは?

自分でできる安全な対処法は、循環アダプターのフィルターを外して古い歯ブラシで水洗いすること、浴槽の水をアダプター上部から5cm以上まで足すこと、そして取扱説明書に従ってリモコンの電源をリセットすることです。これだけでお湯の循環が劇的に改善し、業者を呼ばずに解決できるケースが多々あります。

6-1. 循環アダプター(フィルター)の安全な掃除方法と手順

追い焚きがぬるい時、まずご自身で試していただきたいのが循環アダプター(フィルター)の掃除です。特別な工具は必要なく、誰でも安全に行うことができます。以下の手順で進めてみてください。

  1. 安全確保: 誤作動を防ぐため、必ずリモコンの電源を「切」にしてください。
  2. フィルターを外す: 浴槽内の循環アダプターについているフィルターを、左(反時計回り)にカチッと回して手前に引き抜きます。(※メーカーによって外し方が異なる場合があるので、無理に引っ張らず取扱説明書を確認してください)
  3. 汚れを落とす: 外したフィルターを流水に当てながら、使い古した歯ブラシなどで網目に詰まった湯垢や髪の毛を優しくこすり落とします。
  4. 元に戻す: 汚れが落ちたら、フィルターの△マークなどの印を合わせて差し込み、右(時計回り)にカチッと音がするまで回して確実に固定します。

現場でお客様にこの手順を実演してお見せすると、「えっ、回すだけで外れるの?知らなかった!」と驚かれることがよくあります。フィルターが斜めに入っていたり、カチッと最後まで回っていなかったりすると、隙間からゴミが吸い込まれて配管詰まりの原因になるため、確実に取り付けてください。

6-2. 取扱説明書に従った電源のリセット(再起動)で改善するか試す方法

パソコンやスマホの調子が悪い時、再起動すると直ることがありますよね。実は給湯器も同じで、内部のコンピューター(基盤)が一時的なエラーを起こしている場合、電源をリセットするだけで正常な状態に戻り、追い焚きが復活することがあります。

リセットの方法は非常に簡単です。
まず、お風呂場と台所など、家の中にある全てのリモコンの電源ボタンを押して「切」にします。そのままの状態で約1分間待ちます。その後、再び電源ボタンを押して「入」にし、エラーコードが消えているか確認してから、追い焚きを試してみてください。

注意点として、屋外にある給湯器本体の電源プラグをいきなりコンセントから抜くのは避けてください。ガス臭い時や雨が降っている時にプラグを触ると、火花が散って引火したり感電したりする危険があります。あくまで「リモコンの電源ボタン」でのリセットを基本としてください。

「エラーが出てお湯がぬるいんです!」とパニック気味にお電話をいただいたお客様に、電話口でこのリセット手順をお伝えしたところ、「あ!直りました!お湯が熱くなってきました!」と、数分後には明るい声に変わったことが何度もあります。業者を呼ぶ前に、まずは落ち着いてリセットを試してみてください。

6-3. お湯を足して循環アダプターより上の適切な水位に調整する方法

フィルターを掃除し、リセットも試した。それでも追い焚きが途中で止まってしまったり、ぬるいままだったりする場合は、やはり「お湯の量」が不足している可能性が高いです。特に、循環アダプターのギリギリの位置までしかお湯がない場合は、ポンプが空気を吸い込んでしまいます。

対処法は至ってシンプルです。シャワーや蛇口からお湯(または水)を浴槽に足して、水位を循環アダプターの上部から「最低でも5cm以上」の高さまで上げてください。手のひらの横幅くらいの高さを目安にするとわかりやすいです。

水位調整のポイント
お湯を足す時は、シャワーよりも蛇口から勢いよく足すか、給湯器の「たし湯」ボタンを使うと早いです。水位が十分に上がったことを確認してから、再度「追い焚き」ボタンを押してください。

現場での小話ですが、「お湯の量は十分あるのに追い焚きできない」というお宅に伺った際、お客様は「浴槽の底から5cm」と勘違いされていて、足首くらいまでしかお湯が張られていなかったことがありました。「循環アダプターから5cm上ですよ」とお伝えし、お湯をたっぷり張って追い焚きをすると、何事もなかったかのようにポカポカのお湯が循環し始めました。水位の基準点は「循環アダプター」であることを覚えておいてください。

自力での分解や修理を絶対に避けるべき危険なサインとは?

給湯器周辺からガス臭や焦げ臭いニオイがする場合は、直ちに使用を中止してガス栓を閉め、換気を行ってください。また、エラーコードが頻発しリセットしても消えない場合も内部故障のサインです。無資格での給湯器の分解や修理は法律違反であり、ガス漏れや火災など重大事故に直結するため絶対にやめましょう。

7-1. ガス臭い・焦げ臭い場合は直ちに使用を中止し換気する

給湯器のトラブルの中で、最も警戒しなければならないのが「ニオイ」です。追い焚きをしている最中や、屋外の給湯器本体の近くに行った時に、生ガスのようなツンとしたニオイや、何かが焦げたようなプラスチックの焼けるニオイがした場合は、一刻を争う危険な状態です。

ガス臭い場合は、給湯器内部のガス管やパッキンが劣化してガスが漏れている可能性が高く、ちょっとした静電気や火花で引火・爆発する恐れがあります。焦げ臭い場合は、内部の配線がショートして燃えかけているか、ホコリに引火している不完全燃焼のサインです。

このようなニオイを感じたら、絶対に給湯器の電源を入れたり、追い焚きボタンを押したりしないでください。すぐにリモコンの電源を切り、屋外の給湯器本体の下にあるガス栓(コック)を閉めてください。そして、窓を開けて十分に換気を行った上で、ご契約のガス会社または専門の修理業者に緊急連絡をしてください。

以前、ガス臭いのに「叩けば直るかと思って」と、お客様がご自身で給湯器のフロントカバーをドライバーで開けようとしていた現場に遭遇し、慌てて「ストップ!!」と声を張り上げて止めたことがあります。ガス漏れ時のDIYは自殺行為に等しいです。絶対にやめてください。

7-2. エラーコードが頻発する、またはリセットしても消えない場合の対応

先ほど「リモコンのリセットを試してください」とお伝えしましたが、リセットをして一時的にエラーが消えても、追い焚きをするたびに何度も同じエラーコードが表示される場合は、内部の部品が完全に故障している証拠です。

給湯器の安全装置は非常に優秀で、少しでも異常を検知すると運転を止めます。エラーが頻発するということは、給湯器が「これ以上動かすと危険です!」と必死に訴えかけている状態なのです。それを無視して何度もリセットを繰り返し、無理やり追い焚きを続けようとすると、本来なら数千円の部品交換で済んだはずの故障が、基盤全体を巻き込む致命的なダメージへと発展してしまいます。

「エラーが出るけど、何回か電源を入り切りすれば使えるから」と半年間も騙し騙し使っていたお客様がいました。最終的に全くお湯が出なくなり点検すると、ポンプからの水漏れが基盤にまで達しており、修理費が驚くほど高額になってしまいました。エラーコードが頻発する、あるいはリセットしても消えない場合は、それ以上の操作をやめてプロに点検を依頼してください。

7-3. 無資格での給湯器分解は法律違反や重大事故の危険があること

YouTubeなどの動画サイトを見ると、「給湯器を自分で修理してみた」といったDIY動画がアップされていることがあります。これを見て、「自分でも直せるかも」と工具を持ち出す方がいらっしゃいますが、これは非常に危険であり、かつ法律違反となる行為です。

給湯器の内部には、ガス管、水道管、そして電気配線が複雑に絡み合っています。これらを安全に取り扱うためには、「ガス機器設置スペシャリスト」や「液化石油ガス設備士」、「第二種電気工事士」などの国家資格や専門資格が法律で義務付けられています。無資格者が給湯器のカバーを開けて内部の部品を触ることは、ガス漏れや一酸化炭素中毒、漏電による火災など、自分だけでなく家族や近隣住民の命を危険に晒す行為です。

DIYは絶対にNG!
「ちょっとカバーを開けて中を見るだけ」でも、配線を傷つけたりパッキンをずらしたりするリスクがあります。給湯器の内部には絶対に手を触れないでください。

「部品代だけで安く済ませようと思って、ネットでポンプを買って自分で交換しようとしたら水が吹き出して止まらなくなった」と、ずぶ濡れになりながら泣きついてきたお客様がいらっしゃいました。結果的に業者を呼ぶことになり、水漏れによる二次被害で本体ごと交換する羽目になってしまいました。安全はお金には代えられません。餅は餅屋、給湯器の修理は必ず有資格者のいる専門業者に任せてください。

追い焚きがぬるい症状が直らない時に専門業者へ依頼する目安と費用相場は?

基本の対処をしても追い焚きがぬるい場合や、使用歴が10年近い場合は業者へ依頼する目安です。修理費用の相場は部品交換で約1.5万〜5万円、本体の寿命で交換となる場合は約15万〜25万円が一般的です。繁忙期である冬場は工事が混み合うため、完全に壊れてお湯が出なくなる前に行動が必要です。

8-1. 専門業者に点検・修理を依頼すべきタイミング

ここまでご紹介した「水位の確認」「フィルターの掃除」「リモコン設定の見直し」「リセット」をすべて試しても、やはり追い焚きがぬるいまま。そんな時は、迷わず専門業者に点検を依頼するタイミングです。

特に、以下のような状況に当てはまる場合は、早めの行動をおすすめします。

  • 給湯器を設置してから8年以上が経過している
  • 追い焚きだけでなく、シャワーや台所のお湯の温度も不安定になってきた
  • 給湯器本体から普段とは違う異音(ピー、ガラガラなど)が聞こえる
  • 冬場など、お湯が使えなくなると生活に重大な支障が出る時期が近づいている

給湯器のトラブルは、ある日突然「完全にお湯が出なくなる」という形で最悪の結末を迎えることが多いです。追い焚きがぬるいという症状は、給湯器が発している初期のSOSサインこともあります。このサインを見逃さず、完全停止する前に業者に見てもらうことで、精神的な焦りや、数日間お風呂に入れないという不便を回避することができます。

8-2. 修理と交換の判断基準と費用相場

業者を呼ぶ際、一番気になるのが「修理で直るのか、それとも本体ごと交換になるのか」、そして「費用はいくらかかるのか」ということなります。現場でプロが判断する大きな基準は「給湯器の使用年数」です。

【修理で対応するケース(設置から7〜8年未満)】
まだ年数が浅く、部品の供給がある場合は修理をおすすめします。追い焚きがぬるい原因が循環ポンプやセンサーの故障であれば、その部品を交換するだけで直ります。
・修理費用の相場:約15,000円〜50,000円(※部品代、作業費、出張費などを含む一般的な目安)

【交換を推奨するケース(設置から10年以上)】
10年を超えると、メーカーの部品保有期間が終了し、そもそも修理部品が手に入らないことが多くなります。仮に一部の部品を直しても、すぐに別の部品が寿命を迎えて連鎖的に故障するリスクが高いため、本体の交換が最も経済的で安心です。
・交換費用の相場:約150,000円〜250,000円(※本体代、標準工事費、撤去処分費などを含む一般的な目安。機種や号数によって変動します)

対応方法 費用の目安(一般的な相場) 目安となる使用年数
部品修理(ポンプ等) 約1.5万円 〜 5万円 設置から7〜8年未満
給湯器本体の交換 約15万円 〜 25万円 設置から10年以上

※上記はあくまで一般的な目安です。設置環境や時期(繁忙期など)によって変動するため、正確な情報は専門業者に見積もりを依頼してご確認ください。

現場で「修理か交換か」で悩むお客様には、今後の耐用年数と費用相場を比較して丁寧にご説明しています。「あと2年で寿命なら、何度も修理代を払うより今交換した方が安心ね」と、納得して交換を選ばれる方が多いです。

8-3. 信頼できる業者の選び方

給湯器の修理や交換を依頼する際、どの業者に頼めばいいのか迷う方も多いなります。残念ながら、不安を煽って不要な高額工事を迫る悪徳業者も少なからず存在します。信頼できる業者を見極めるためのポイントを3つご紹介します。

  1. 必要な資格を保有しているか: ホームページなどで「ガス機器設置スペシャリスト」や「液化石油ガス設備士」などの有資格者が在籍していることを明記しているか確認しましょう。
  2. 見積もりの内訳が明確か: 「工事費一式」とだけ書かれた見積もりではなく、本体代、作業費、出張費、古い給湯器の処分費などが細かく明記されている業者は信頼度が高いです。極端に「最安値」を謳う業者は、後から追加料金を請求されるトラブルがあるため注意が必要です。
  3. 対応がスピーディで丁寧か: 電話やメールでの問い合わせに対し、専門用語を使わずにわかりやすく説明してくれるかどうかも重要な判断基準です。現場の状況をしっかりヒアリングしてくれる業者は、施工も丁寧な傾向があります。

給湯器は生活のインフラです。価格の安さだけで飛びつかず、アフターサービスや保証がしっかりしている業者を選ぶことが、長く安心して使い続けるための秘訣です。最終的な判断は、複数の業者から相見積もりを取るなどして、ご自身が納得できる専門業者にご相談ください。

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給湯器の追い焚きがぬるい時の原因別チェックリストと完全解説のまとめ

追い焚きがぬるい時は、まず水位やフィルターの汚れ、リモコン設定など基本的な項目を確認しましょう。それでも改善しない場合や、給湯器から異音・異臭がする場合は、迷わず専門業者に相談してください。ご自身でできるお手入れとプロに任せるべき領域をしっかり見極め、安全で快適なお風呂時間を守りましょう。

給湯器の追い焚きがぬるいというトラブルは、実は「お湯が少なかっただけ」「設定温度が低かっただけ」といった、ちょっとした勘違いやお手入れ不足が原因であることが非常に多いのです。まずは落ち着いて、今回ご紹介した基本のチェックリストを一つずつ確認してみてください。

しかし、設置から10年近く経過している場合や、異音・水漏れ・ガス臭などの危険なサインが出ている場合は、ご自身でなんとかしようとせず、プロの専門業者に頼ることが絶対条件です。給湯器は私たちの生活に欠かせない大切な機器ですが、一歩間違えれば大きな事故につながる危険な顔も持ち合わせています。

この記事が、お風呂の追い焚きがぬるくて困っているあなたの疑問を解決し、今日からまたポカポカの温かいお風呂で一日の疲れを癒やせる手助けとなれば、現場の人間としてこれほど嬉しいことはありません。無理なDIYは避け、安全第一で快適な給湯器ライフを送ってくださいね。

佐藤 裕

この記事の執筆者

佐藤 裕

株式会社生活水道センター 本部長

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス可とう管接続工事監督者 登録番号:13250405

株式会社生活水道センター 本部長。30年間、水回りトラブルの最前線でお客様の「困った」に向き合い続けてきた専門家。数えきれないほどの相談実績から、給湯器トラブルの背後にある不安を汲み取り、迅速かつ的確なアドバイスを行う。近年は全国の協力店・修理業者とのネットワーク構築にも尽力し、日本各地で質の高いサービスが提供できる体制づくりに奔走。「本当に役立つ、嘘のない情報」を届けることをモットーとしている。

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