給湯器エラーコード完全ガイド!原因と直し方を解説
お風呂に入ろうとしたら、お湯が出ない。リモコンを見ると、見慣れない数字が点滅している…。そんな給湯器のエラーに遭遇し、困惑した経験はありませんか。給湯器エラー111や、突然表示される給湯器エラーコード888の点滅、給湯器エラー140や給湯器エラー290など、エラーコードの数字の意味がわからないと、どう対処していいか不安になりますよね。この記事では、パロマやノーリツといった主要メーカーのガス給湯器エラーコード一覧を参考にしながら、給湯器のエラーコードの数字の意味は何か、そして給湯器のエラーの直し方はどうすればよいのかを、初心者の方にも分かりやすく解説します。給湯器の888点滅の消し方や、ノーリツのエラー表示の消し方といった具体的な疑問にもお答えしますので、いざという時のためにぜひ参考にしてください。
- 主要な給湯器エラーコードの意味がわかる
- 自分でできるエラーの直し方がわかる
- メーカー別のエラーコードの特徴がわかる
- 専門業者に依頼すべきケースがわかる
目次
給湯器エラーコードの基礎知識
- 給湯器のエラーコードの数字の意味は?
- なぜエラーコードが表示されるのか?
- まず自分で試せるエラーの直し方は?
給湯器のエラーコードの数字の意味は?

給湯器のリモコンに表示されるエラーコードは、一般的に2桁または3桁の数字で構成されています。これらの数字は、給湯器の「どこで」「どのような」異常が発生しているかを示す重要な手がかりです。
例えば、以下のように分類されている場合があります。
| コードの系統 | 異常内容の例 |
|---|---|
| 100番台 | 燃焼系統の異常(点火不良など) |
| 200番台 | 給排気や中和器の異常 |
| 600番台 | ファンモーターや通信の異常 |
| 800番台 | 点検時期のお知らせなど |
【重要】メーカーによる違い
エラーコードの数字が示す意味は、ノーリツ、リンナイ、パロマといったメーカーごとに異なります。必ずご自宅の給湯器の取扱説明書や、メーカーの公式サイトで正しい情報を確認してください。
なぜエラーコードが表示されるのか?

給湯器にエラーコードが表示されるのは、内部の安全装置が作動したサインです。これは、給湯器が故障したことを知らせるだけでなく、ガス漏れや不完全燃焼、空焚きといった重大な事故を未然に防ぐための非常に重要な機能と言えます。
エラーコードが表示されたということは、何らかの異常を検知したということ。「まあ大丈夫だろう」と無視して使い続けることは、大変危険な場合があります。まずはエラーコードの意味を調べ、適切な対処を行うことが大切です。
専門家
まず自分で試せるエラーの直し方は?

専門業者を呼ぶ前に、まずはご自身で試せる簡単な対処法がいくつかあります。エラーの内容によっては、これで復旧する可能性もあります。
自分でできる初期対処法
リモコンのリセット: 運転スイッチを一度「切」にし、再度「入」にする
リモコンのリセット: 運転スイッチを一度「切」にし、再度「入」にする。
給湯器本体の電源リセット: 給湯器本体の電源プラグをコンセントから抜き、1分ほ
給湯器本体の電源リセット: 給湯器本体の電源プラグをコンセントから抜き、1分ほど待ってから再度差し込む。
ガスの元栓の確認: 給湯器につながるガスの元栓が完全に開いているか確認する
ガスの元栓の確認: 給湯器につながるガスの元栓が完全に開いているか確認する。何かの拍子に閉じてしまっていることがあります。
断水の確認: 蛇口から水が出るか確認する
断水の確認: 蛇口から水が出るか確認する。断水している場合は、給湯器も作動しない可能性があります。
給排気口の確認: 給湯器の給排気口の周りに、ビニール袋や落ち葉などで塞がれてい
給排気口の確認: 給湯器の給排気口の周りに、ビニール袋や落ち葉などで塞がれていないか確認する。
天候の確認: 大雨や強風、積雪などの悪天候が原因で一時的にエラーが出ることがあ
天候の確認: 大雨や強風、積雪などの悪天候が原因で一時的にエラーが出ることがあります。天候が回復してから再度試してみましょう。
【コード別】よくある給湯器エラーの原因と対処法
- 給湯器エラー111・11(点火不良)
- 給湯器エラー140・14(温度ヒューズ・過熱防止装置の作動)
- 給湯器エラー290(中和器の異常)
- 給湯器エラーコード888・88(点検時期のお知らせ)
- その他の主要なガス給湯器エラーコード一覧
給湯器エラー111・11(点火不良)

「111」や「11」は、最もよく見られるエラーコードの一つで、「点火不良」を示しています。お湯を出そうとしても、給湯器の内部で火が正常につかなかった場合に表示されます。
考えられる原因
- ガス供給の停止(ガスの元栓が閉まっている、ガスメーターが遮断している)
- 悪天候(大雨や強風で点火しにくい、排気がうまくできない)
- 給排気口の詰まり
- 点火装置やガス電磁弁などの部品の故障
- 長期間の使用による経年劣化
対処法
まずは、前述した「自分でできる初期対処法」を試してみてください。特に、ガスの元栓が閉じていないか、他のガス機器(コンロなど)は使えるかを確認することが重要です。それでも改善しない場合は、部品の故障が考えられます。
【注意】ガスの臭いがする場合
点火不良のエラーが出て、もしガスの臭いがする場合は、ガス漏れの危険性があります。すぐに窓を開けて換気し、給湯器の使用を中止してください。そして、絶対に火気を使用せず、すぐに契約しているガス会社に連絡してください。
給湯器エラー140・14(温度ヒューズ・過熱防止装置の作動)

「140」や「14」は、給湯器内部が異常な高温になったことを検知し、安全のために運転を停止したことを示します。過熱防止装置や温度ヒューズが作動した状態です。
考えられる原因
- 熱交換器のフィン詰まりによる熱効率の低下
- 給湯器内部の部品の故障
- 長時間の連続使用による本体の過熱
- 空焚き状態(水が循環していないのに燃焼した)
対処法
まずはリモコンの電源を入れ直し、リセットを試みます。しかし、このエラーは根本的な原因が内部にある場合が多いため、一時的に復旧しても再発する可能性が高いと言われています。
繰り返しこのエラーが表示される場合は、火災などの重大な事故につながる危険性も考えられるため、ただちに使用を中止し、専門業者による点検を受けてください。
給湯器エラー290(中和器の異常)

「290」は、高効率ガス給湯器「エコジョーズ」に特有のエラーです。エコジョーズは、排気ガス中の熱を再利用する過程で酸性のドレン水が発生します。このドレン水を中和して排出するための「中和器」という部品に異常があると、このエラーが表示されます。
考えられる原因
- 中和器の寿命(内部の炭酸カルシウムが消耗・固化)
- ドレン配管の詰まりや凍結
- 中和器のセンサーの故障
対処法
冬場であれば、ドレン配管が凍結していないか確認してみてください。配管にお湯をかけて溶かすことで復旧する場合があります。しかし、多くの場合、中和器自体の寿命(一般的に約10年)が原因とされており、その場合は部品交換が必要です。
中和器の交換は、専門的な知識と技術が必要な作業です。必ず給湯器メーカーや専門の修理業者に依頼してください。
給湯器エラーコード888・88(点検時期のお知らせ)

「888」や「88」がリモコンに点滅表示された場合、これは故障ではなく「点検時期のお知らせ」です。給湯器が一定の使用期間(一般的に製造から10年相当)に達したことを知らせるサインで、経年劣化による事故を未然に防ぐための機能とされています。
給湯器の888点滅の消し方は?
この表示は、取扱説明書に記載されている特定のリモコン操作(例:いずれかのボタンを5秒以上長押しするなど)で一時的に消すことが可能です。ただし、メーカーや機種によって操作方法が異なります。
専門家
その他の主要なガス給湯器エラーコード一覧
上記以外にも、さまざまなエラーコードが存在します。ここでは、比較的よく見られるエラーコードの例を一覧表にまとめました。
| エラーコード例 | 主な内容 | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 032 | 浴槽の排水栓の閉め忘れ | お湯はり時に排水栓が開いている |
| 610 / 61 | 燃焼ファンの異常 | ファンモーターの故障、基盤の不具合 |
| 710 / 71 | 燃焼制御回路の異常 | 電装基盤の不具合、部品の故障 |
| 901 / 90 | 追いだき系統の異常 | フィルターの詰まり、循環ポンプの異常 |
この表はあくまで一例です。前述の通り、エラーコードの詳細はメーカーや機種によって大きく異なります。必ずご自身の給湯器の取扱説明書やメーカー公式サイトでご確認ください。
【メーカー別】給湯器エラーの特徴と対処法
- ノーリツ(NORITZ)の給湯器エラー
- パロマ(Paloma)の給湯器エラー
- リンナイ(Rinnai)やその他のメーカー
ノーリツ(NORITZ)の給湯器エラー
ノーリツは、国内トップクラスのシェアを誇る給湯器メーカーです。エラーコードは2桁または3桁で表示されることが多く、比較的わかりやすい体系になっていると言われています。
ノーリツのエラー表示の消し方は?
ノーリツの給湯器でエラーが表示された場合、基本的なリセット方法は以下の通りです。
- 台所リモコンの「運転」スイッチを一度「切」にする。
- 3秒以上待ってから、再度「運転」スイッチを「入」にする。
これでエラー表示が消えれば、そのまま使用できる可能性があります。しかし、エラーが消えない、またはすぐに再発する場合は、給湯器本体の電源プラグを抜き差しする方法もあります。それでも改善が見られない場合は、内部の故障が考えられますので、専門業者への連絡が必要です。
ノーリツの公式サイトでは、エラーコードを入力して原因や対処法を検索できるページが用意されています。
(参照:ノーリツ公式サイト エラーコード一覧)
パロマ(Paloma)の給湯器エラー
パロマもまた、高い技術力で知られる主要なガス機器メーカーです。パロマの給湯器も、エラーコードによって異常内容を知らせてくれます。
対処法はノーリツと同様に、まずはリモコンの運転スイッチのオン・オフによるリセットが基本となります。エラーが頻発するようであれば、使用年数を確認してみましょう。設置から10年以上経過している場合は、経年劣化による部品の故障も考えられます。
自己判断での分解・修理は絶対にNG!
給湯器の内部は複雑な構造になっており、ガスを扱うため専門的な資格が必要です。カバーを開けて内部を触るなどの行為は、ガス漏れや不完全燃焼、感電といった重大な事故につながる恐れがあり、非常に危険です。
パロマの公式サイトでも、エラーコードに関する情報が公開されています。
(参照:パロマ公式サイト 取扱説明書検索)
リンナイ(Rinnai)やその他のメーカー
リンナイをはじめ、パーパス、長府製作所など、他にも多くの給湯器メーカーが存在します。重要なのは、メーカーが異なればエラーコードの体系も異なるという点です。
例えば、あるメーカーの「111」は点火不良でも、別のメーカーでは全く違う意味を持つ可能性があります。エラーコードが表示された際は、必ずご自宅の給湯器の正面や側面に貼られているシールでメーカー名と型番を確認し、そのメーカーの取扱説明書や公式サイトで正しい情報を調べることが不可欠です。
エラーが消えない・頻発する場合の対応
- 自分で対処しても直らない場合は?
- 給湯器の寿命と交換の目安
- 信頼できる修理・交換業者の選び方
自分で対処しても直らない場合は?
リモコンのリセットなど、自分でできる対処法を試してもエラーが解消しない、または一度直ってもすぐに同じエラーが再発する場合は、給湯器内部の部品が故障または寿命を迎えている可能性が高いと考えられます。
このような状態で無理にリセットを繰り返して使い続けると、症状が悪化したり、他の部品の故障を誘発したりすることもあります。安全のためにも、速やかに専門業者に連絡し、点検・修理を依頼しましょう。
【緊急】ガスの臭いがしたら!
もしエラー表示と共にガスの臭いがした場合は、以下の手順で冷静に、かつ迅速に行動してください。
- 火気は絶対に使用しない(換気扇や照明のスイッチも触らない)。
- 窓や戸を開けて十分に換気する。
- ガスの元栓とメーターガス栓を閉める。
- すぐに契約しているガス会社に連絡する。
給湯器の寿命と交換の目安
ガス給湯器の寿命は、使用頻度や設置環境によって異なりますが、一般的に10年〜15年と言われています。設置から10年近く経過している給湯器でエラーが頻発するようになったら、修理だけでなく交換も視野に入れる時期かもしれません。
交換を検討するサイン
- お湯の温度が安定しない(熱くなったりぬるくなったりする)
- お湯が出るまでに時間がかかるようになった
- 運転中に異音や異臭がする
- 本体から水漏れしている
- エラー表示が頻繁に出る
修理費用が高額になる場合、新しい給湯器に交換した方が長期的に見て経済的であるケースも少なくありません。特に、最新のエコジョーズに交換すると、ガス代の節約にもつながる可能性があります。
信頼できる修理・交換業者の選び方
給湯器の修理や交換は、安全に関わる重要な工事です。業者を選ぶ際は、価格だけでなく、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
業者選びのチェックポイント
- 必要な資格を保有しているか: 「ガス機器設置スペシャリスト」や「液化石油ガス設備士」などの有資格者が在籍しているか確認しましょう。
- 見積もりが明確か: 作業内容や部品代、出張費などが明記された、詳細な見積もりを提示してくれるか確認します。
- 複数の業者から見積もりを取る: 1社だけでなく、2〜3社から相見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較検討できます。
- 保証やアフターサービスが充実しているか: 工事後の保証期間や、万が一のトラブル時の対応について確認しておくと安心です。
- 実績や口コミを確認する: 会社のウェブサイトで施工実績を確認したり、インターネットで口コミを調べたりするのも参考になります。
※本記事の情報は、公開時点での一般的な情報をまとめたものです。個人の状況や給湯器の機種によって異なる場合がありますので、詳しくは専門家やメーカーにご相談ください。
※給湯器の操作や点検には危険が伴う場合があります。ご自身の判断で作業を行う前に、必ず取扱説明書をご確認いただくか、専門業者にご相談ください。
給湯器のエラーが出たら慌てず確認!まとめ
この記事では、給湯器のエラーコードが表示された際の基本的な知識から、具体的な対処法までを解説しました。最後に、重要なポイントをリストで振り返ります。
- 給湯器のエラーは安全装置が作動したサイン
- エラーコードの数字には場所と異常内容の意味がある
- まずはリモコンの電源オンオフでリセットを試す
- ガスの元栓が閉じていないか確認する
- エラー111は点火不良で最も多いエラーの一つ
- エラー140は過熱防止装置の作動で注意が必要
- エラー290はエコジョーズ特有の中和器異常
- エラーコード888は故障ではなく点検時期のお知らせ
- 888点滅は一時的に消せるが点検を受けるのが望ましい
- ノーリツやパロマなどメーカーごとにコード体系が異なる
- ノーリツのエラー表示は基本的にリモコンリセットで消去を試みる
- エラーが消えない、頻発する場合は専門業者に相談
- ガスの臭いがしたらすぐに換気してガス会社へ連絡
- 給湯器の寿命は約10年、交換も視野に入れる
- 業者選びは資格や保証を確認し慎重に行う
給湯器のエラーは、突然発生すると慌ててしまうものです。しかし、エラーコードの意味を理解し、正しい手順で対処すれば、安全に問題を解決できる可能性が高まります。この記事で解説した内容を参考に、まずは落ち着いて状況を確認し、ご自身でできる対処法を試してみてください。それでも改善しない場合は、決して無理をせず、信頼できる専門業者に相談することが、安全で快適な毎日を守るための最善の選択と言えるでしょう。












