給湯器の種類と費用相場を徹底解説!最適機種の選び方
毎日当たり前のように使っているお湯が出なくなったり、リモコンにエラー表示が出たりすると、急に不安になりますよね。「そろそろ寿命かもしれないけれど、交換するのにいくらかかるのだろう」「種類が多すぎて、我が家に合う給湯器がわからない」と悩んで検索されている方も多いのではないでしょうか。

給湯器は決して安い買い物ではありません。だからこそ、故障して慌てて選ぶのではなく、事前に正しい知識を持って、長期的な視点で最もコストパフォーマンスの良い製品を選びたいものです。この記事では、2025年の最新市場動向を踏まえ、給湯器の種類ごとの特徴やリアルな費用相場、そしてご家庭の状況に合わせた失敗しない選び方をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、複雑な給湯器選びの迷いが解消され、納得のいく設備投資ができるようになるはずです。専門的な用語も噛み砕いて説明していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
- 給湯器の主要な種類ごとの特徴とメリット
- 家族構成やライフスタイルに適した号数の選び方
- 初期費用だけでなくランニングコストも含めた比較
- 失敗しないための見積もりと業者選びのポイント
給湯器の種類ごとの特徴と交換費用の相場

給湯器には「給湯専用」「追い焚き付き」「暖房機能付き」などの種類があり、それぞれ費用が異なります。また、エコジョーズなどの省エネ型は初期費用が高くなりますが、ランニングコストを抑えられます。
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エコジョーズなど省エネ給湯器の種類と費用
エコジョーズのメリット・デメリットと費用
2025年現在、ガス給湯器のスタンダードとなりつつあるのが「エコジョーズ」です。従来型給湯器では約200℃の排気ガスとして捨てていた熱を再利用(潜熱回収)することで、熱効率を約80%から95%まで向上させた高効率給湯器です。
最大のメリットはガス代の削減です。使用量にもよりますが、従来型と比較して年間で約10%〜15%のガス代節約が期待できます。4人家族であれば、年間で約1万円〜1万5千円程度の削減効果が見込めるため、給湯器の寿命である10年間で考えると、10万円以上の差が出ることになります。また、CO2排出量も削減できるため、環境貢献度も高い機器です。

エコジョーズの導入には、新たに「ドレン排水工事」が必要になります。熱を回収する際に発生する酸性の凝縮水を中和して排出するための配管工事です。近くに雨水桝や側溝がない設置場所の場合、工事費が追加になったり、設置自体が難しいケースがあります。
費用相場としては、24号フルオートタイプで工事費込み15万〜28万円程度です。従来型との価格差は縮まっており、3万〜4万円程度の差であれば、ランニングコストの削減分で数年で元が取れる計算になります。
エコキュートやハイブリッド給湯器の注意点
ガスを使わない「エコキュート」や、電気とガスを併用する「ハイブリッド給湯器(エコワンなど)」は、極めて高い省エネ性能を誇りますが、導入にあたってはガス給湯器とは異なる特有の注意点があります。
まずエコキュートは、ヒートポンプ技術でお湯を作りタンクに貯める仕組みです。そのため、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの両方を設置する広めのスペースが必要です。また、タンクのお湯を使い切ると「湯切れ」を起こし、沸き増しに時間がかかることや、そのままではシャワーの水圧がガス給湯器より弱く感じることがある点(高圧タイプで解消可能)に注意が必要です。
ハイブリッド給湯器は、ガスの瞬発力とヒートポンプの効率性を兼ね備えた最強のシステムですが、機器本体が非常に高額です。また、ガスと電気の両方の接続工事が必要になるため、施工も複雑になります。設置スペースもエコキュート同様に必要となるため、都市部の狭小地では設置が困難な場合があります。
これらの機器を選ぶ際は、単に「光熱費が安いから」という理由だけでなく、設置スペースの確保、初期費用の回収期間、そして「お湯切れのリスク」を許容できるかというライフスタイルとの整合性を慎重に検討する必要があります。
初期費用とランニングコストの比較
給湯器選びを「投資」として捉える場合、購入時のイニシャルコスト(初期費用)と、毎月のランニングコスト(光熱費)のトータルバランスを見ることが不可欠です。以下は、一般的な4人家族を想定した比較表です。
| 種類 | 初期費用(工事費込) | 年間ランニングコスト目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 従来型ガス給湯器 | 10万 〜 18万円 | 約 9.6万 〜 15万円 | 初期費用は最安だが、ガス代は高い。都市ガスなら許容範囲だが、プロパン地域では高コスト。 |
| エコジョーズ | 15万 〜 28万円 | 約 8.5万 〜 13万円 | 初期費用と維持費のバランスが良い。現在最も選ばれている主流タイプ。 |
| エコキュート | 35万 〜 60万円 | 約 4万 〜 5.5万円 | 初期費用は高いが、維持費は圧倒的に安い。プロパンガス地域での経済効果は絶大。 |
| ハイブリッド給湯器 | 60万 〜 100万円 | 約 5万 〜 7万円 | 機器代が最も高い。お湯の使用量が非常に多い家庭でないと、元を取るのが難しい場合も。 |

目安として、プロパンガス(LPガス)エリアにお住まいの方は、エコキュートやエコワンへの切り替えで年間10万円近く節約できるケースもあり、初期費用が高くても3〜5年で回収できる可能性が高いです。一方、都市ガスエリアの方は、初期費用の安いエコジョーズを選んでも十分経済的である場合が多いです。
ライフスタイル別のおすすめ給湯器の選び方

コスト重視なら従来型ガス給湯器を検討
「とにかく今の出費を抑えたい」「あと数年で引っ越す予定がある」「お湯を使う量がとても少ない」といった事情がある場合は、無理に高価な省エネ給湯器を選ぶ必要はありません。従来型のガス給湯器は、技術的に成熟しており、安価で信頼性が高い製品です。
特に、単身世帯や夫婦二人暮らしで、シャワーもたまにしか使わないといったケースでは、エコジョーズによるガス代削減額が年間数千円程度にとどまることもあります。この場合、本体価格の差額を回収するのに10年以上かかってしまうため、経済合理性の観点からは従来型の方が「正解」となることもあります。
また、賃貸物件のオーナー様にとっても、故障時の交換コストを低く抑えられる従来型は根強い人気があります。ご自身のライフプランに合わせて、あえて「普通の給湯器」を選ぶのも賢い選択の一つです。
主要メーカーごとの給湯器の特徴を比較
国内のガス給湯器市場は、主に「リンナイ」と「ノーリツ」の2大メーカーがシェアを分け合っており、そこに「パロマ」や「パーパス」が続いています。基本的な給湯能力に大きな差はありませんが、各社とも独自の付加価値機能で差別化を図っています。

- リンナイ (Rinnai):国内シェアNo.1。品質への信頼性が高く、部品の内製化も進めています。最近では「ウルトラファインバブル」発生装置を内蔵した機種が人気で、洗浄効果や温浴効果を重視する方に選ばれています。ハイブリッド給湯器「エコワン」のラインナップも豊富です。
- ノーリツ (NORITZ):メンテナンスのしやすさや、安全機能に定評があります。「UV除菌ユニット」を搭載したモデルでは、浴槽のお湯を紫外線で除菌し、残り湯洗濯の嫌なニオイを抑制します。お風呂の清潔さを保ちたい方におすすめです。
- パロマ (Paloma):耐久性に優れた「ブライツ」シリーズなどを展開。外壁に馴染むメタリックカラーのデザインなど、外観にもこだわりが見られます。質実剛健でコストパフォーマンスが高い製品が多いのが特徴です。
交換の際は、基本的にどのメーカーの製品を選んでも取り付け可能ですが、リモコンの操作感や特定の機能(バブルや除菌など)の好みで選ぶと満足度が高まります。
給湯器の種類と費用を比較して最適解を選ぶ
最適な給湯器選びのゴールは、「10年間のトータルコスト」と「毎日の快適さ」のバランスが取れた地点を見つけることです。最後に、選び方のフローをまとめます。

- ガス種は?:プロパンならエコキュートかエコワンを最優先で検討。都市ガスならエコジョーズが第一候補。
- 家族人数は?:4人以上なら迷わず24号。2人以下なら20号か16号も視野に。
- 予算は?:初期費用を抑えるなら従来型かエコジョーズ。将来の貯蓄を増やす投資ができるならエコキュート。
- 設置場所は?:マンションなら同等機種への交換が基本。戸建てなら熱源転換も可能。

インターネット上の価格情報はあくまで目安です。実際の交換費用は、ご自宅の配管状況や設置場所によって変動します。「ネットで見た価格より高かった」と後悔しないためにも、必ず信頼できる専門業者に現地調査を依頼し、正確な見積もりを取り寄せることが大切です。複数の提案を比較検討し、ご家庭にぴったりの一台を見つけてください。










