パロマ給湯器の交換費用はいくら?相場から安く抑えるコツまでプロが徹底解説
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パロマ給湯器の交換費用はいくら?相場から安く抑えるコツまでプロが徹底解説
こんにちは。給湯器修理.comです。
株式会社 生活水道センター 代表取締役
保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス機器設置スペシャリスト
2級管工事施工管理技士 第04910号
株式会社生活水道センター 代表取締役。創業32年の節目を迎え、全国に水道局指定工事店のネットワークを広げる水回りのスペシャリスト。「日本の住宅寿命を延ばす」という使命感のもと、早期メンテナンスの重要性を提唱し続けている。現場の叩き上げでありながら、メーカー事業「ドットデザイン」での製品開発や、次世代の職人育成など、業界の近代化に尽力。
この記事でわかること
- パロマ給湯器の交換にかかる総額費用の目安
- 号数や機能による本体価格の違いと選び方
- 一軒家とマンションでの設置環境による費用の差
- 工事費の内訳と追加費用が発生するケース
給湯器が突然壊れてお湯が出なくなると、本当に焦りますよね。「すぐに直したいけれど、一体いくらかかるのだろう」「見積もりをもらったけれど、これが適正価格なのかわからない」と不安になる方は非常に多いです。特にパロマは国内シェアもトップクラスの人気メーカーですが、機種のバリエーションが豊富なため、ご自宅に合うものを選ぶだけでも一苦労こともあります。そこで今回は、日々現場で給湯器の点検や交換作業を行っている私の経験を交えながら、パロマ製給湯器へ交換する際の費用相場や、安く抑えつつ失敗しないためのポイントを徹底的に解説します。
パロマ給湯器の交換費用はいくら?全体的な相場と目安
私が冬の寒い時期に現場へ駆けつけると、お客様はたいてい「昨日の夜までは普通に使えていたのに、今朝になったら急にお湯が出なくなったんです。とにかく早く直したいんですが、パロマの給湯器に交換すると費用はいくらくらいかかりますか?」と、切羽詰まった表情で質問されます。
給湯器のトラブルは冬場の繁忙期に集中しやすく、特に12月から2月にかけては、急激な冷え込みによる配管の凍結や、フル稼働による部品の寿命迎えが重なります。焦っていると「すぐにやってくれるならどこでもいい」と判断してしまいがちですが、費用相場を知らないまま契約してしまうと、後になって「相場よりかなり高かった」と後悔することになりかねません。ここでは、パロマ給湯器の交換にかかる全体的な費用の目安について、料金の内訳、一般的な相場レンジ、時期による変動、そして設置環境による差という4つの観点から詳しく解説していきます。
本体代と施工費用を合わせた総額費用の目安
結論から申し上げますと、パロマ給湯器の交換にかかる総額費用は、おおよそ10万円から25万円程度が一般的な相場レンジとなります。この総額には「給湯器本体の代金」「リモコンの代金」「標準的な交換工事費」「古い給湯器の処分費」が含まれています。
なぜこれほど金額に幅があるのかというと、給湯器はお湯を作る能力(号数)や、追い焚き機能の有無、さらには省エネタイプ(エコジョーズ)かどうかによって、本体の割引率や価格が大きく変わるためです。以下の表は、あくまで一般的な目安としての相場です。正確な情報は公式サイトやメーカーをご確認いただき、最終的な判断は専門業者にご相談ください。
| 給湯器の種類(パロマ製) | 総額費用の目安(工事費込) | 適した世帯・用途 |
|---|---|---|
| 給湯専用(16号〜20号) | 約60,000円〜100,000円 | 単身〜2人暮らし・追い焚き不要 |
| ふろ給湯器オート(20号〜24号) | 約120,000円〜160,000円 | 2人〜4人家族・一般的な機能で十分 |
| ふろ給湯器フルオート(24号) | 約140,000円〜180,000円 | 4人以上・お風呂の快適さを重視 |
| エコジョーズ(オート/フルオート) | 約150,000円〜250,000円 | お湯の使用量が多い・ガス代を節約したい |
このように、選ぶ機種によって費用は大きく変動します。私が現場でお見積もりを提示する際も、「現在お使いの機種と同等のスペックにするか、それともこの機会に省エネ性能の高いエコジョーズにグレードアップするか」という2つのパターンをご提案し、それぞれのメリットと初期費用の差額を丁寧にご説明するように心がけています。
設置状況や選ぶ機種によって費用が変動する主な条件
給湯器の交換費用は、単に「どの機種を選ぶか」だけで決まるわけではありません。実は、設置環境による差や、時期・繁忙期による変動も、最終的な見積もり金額に大きな影響を与えます。
まず設置環境についてですが、戸建て住宅の壁掛けタイプで、作業スペースが十分に確保されている場合は、標準工事費内で収まることがほとんどです。しかし、マンションのパイプシャフト(PS)と呼ばれる狭い空間に設置されている場合や、高所作業が必要な場合、あるいは給湯器のサイズが変わって専用の金枠(アダプター)が必要になる場合は、数千円から数万円の追加費用が発生することがあります。
また、時期による変動も見逃せません。秋口から冬にかけての繁忙期は、業者のスケジュールがすぐに埋まってしまうため、緊急対応の割増料金がかかったり、通常なら適用される大幅な値引きキャンペーンが終了していたりすることがあります。逆に、春から夏にかけての閑散期であれば、業者のスケジュールにも余裕があり、キャンペーンを利用して相場より安い価格で交換できるチャンスが増えます。とはいえ、「最安値」や「激安」を謳う業者の中には、必要な部材を再利用してコストを削っているケースもあるため、安さの理由が明確かどうかを必ず確認してください。
正確な交換費用を知るためには現地調査が推奨される理由
お客様の中には、「電話やメールで型番を伝えるだけで、正確な見積もりを出してほしい」とご要望される方もいらっしゃいます。もちろん、概算の金額をお伝えすることは可能ですが、私はできる限り現地調査をさせていただくことを強く推奨しています。
現場に行ってみると、お客様が気づいていない問題が隠れていることが多々あります。例えば以前、電話で「パロマの20号壁掛けタイプです」と伺って現場に到着したところ、給湯器のすぐ下に大きなエアコンの室外機が後から設置されており、脚立を立てるスペースが全くないということがありました。また、古い配管の保温材がボロボロに劣化していて、そのまま新しい給湯器に繋ぐと冬場に凍結するリスクが高いと判断し、保温材の巻き直しをご提案したこともあります。
- 搬入および作業スペースの有無(足場や高所作業車が必要ないか)
- 既存のガス管、給水・給湯配管の劣化状況(サビや水漏れがないか)
- 排気カバーや上方排気など、特殊な排気バリエーションではないか
- エコジョーズを導入する場合のドレン水(排水)の処理経路が確保できるか
これらの状況は、写真だけでは完全に把握しきれないことがあります。現地調査を行うことで、後から「追加工事が必要になりました」とお客様をガッカリさせる事態を防ぎ、最初から正確で誠実な総額費用をご提示できるのです。ガス機器の交換は安全に関わる重要な工事ですので、DIYなどは絶対に考えず、信頼できるプロに現地を見てもらうのが一番の近道です。
費用は機種・設置状況で変わります
正確な料金は現地確認が確実です。無料見積もり・ご相談を24時間受付中。まずはお気軽にお問い合わせください。
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【号数・機能別】パロマ給湯器の本体価格の目安(20号・24号など)
給湯器の交換を検討する際、カタログを開いて最初に直面する壁が「号数」と「機能」の違いです。「16号とか24号って何?」「オートとフルオート、どっちがいいの?」と、頭を抱えてしまうお客様は少なくありません。ある現場で、ご夫婦とお子様2人の4人家族のお宅に伺った時のことです。「冬になると、誰かがお風呂のシャワーを使っている間、キッチンの洗い物でお湯を出すとシャワーがチョロチョロになってしまって、毎日ストレスなんです」とご相談を受けました。確認してみると、新築時からずっと16号の給湯器をお使いでした。ご家族の成長とともにお湯の使用量が増えたことが原因です。このセクションでは、ご家庭の状況に合わせた最適なパロマ給湯器の選び方と、それに伴う本体価格の違いについて解説します。
20号と24号の価格差と世帯人数に応じた選び方の目安
給湯器の「号数」とは、水温プラス25度のお湯を1分間に何リットル出せるかという能力を表す数値です。16号なら1分間に16リットル、24号なら24リットルのお湯を作ることができます。パロマ給湯器の交換費用を考える上で、この号数選びは非常に重要です。
結論として、世帯人数に応じた号数の目安は以下のようになります。
- 16号:単身世帯や、シャワーとキッチンの同時使用をほとんどしないご家庭向け。
- 20号:2〜3人家族向け。年間を通して、シャワーとキッチンの同時使用がなんとか可能なレベル。
- 24号:4人以上の家族向け。冬場でもシャワーとキッチン、洗面所などを同時に使っても水圧が落ちにくい。
パロマの給湯器において、20号と24号の本体価格の差は、割引適用後の実売価格で計算すると、おおよそ1万円〜2万円程度です。先ほどの4人家族のお客様には、思い切って24号への交換をご提案しました。交換後、「シャワーの勢いが全然違って、本当に快適になりました!」と大変喜んでいただけました。わずか数万円の初期費用の違いで、この先10年間の毎日のストレスがなくなると考えれば、ご家族の人数やライフスタイルに合わせて余裕を持った号数を選ぶことをおすすめします。
オートとフルオート機能による本体価格の違いと傾向
お風呂の追い焚き機能には、大きく分けて「オート」と「フルオート」の2種類があります。ここでもパロマ給湯器の交換費用に差が出ます。
オート機能は、「お湯はり」「追い焚き」「保温」までを自動で行ってくれるタイプです。お風呂のお湯が減った場合は、手動で「たし湯」ボタンを押す必要があります。一方、フルオート機能は、オートの機能に加えて「自動たし湯」と「配管クリーン機能」が備わっています。人がお風呂から上がって水位が下がると、水位センサーが感知して自動で設定水位までお湯を足してくれます。また、お風呂の栓を抜いた時に、新しいお湯で追い焚き配管の中を洗い流してくれる配管クリーン機能は、清潔好きの方に非常に人気があります。
価格の違いとしては、同等の号数で比較した場合、フルオートの方がオートよりも本体価格が1万5千円〜3万円ほど高くなる傾向にあります。
「家族の入浴時間がバラバラで、最後に入る人がいつもお湯が少なくて困っている」というご家庭や、「小さなお子様がいて、お風呂のお湯をよくこぼしてしまう」というご家庭には、自動たし湯があるフルオートが圧倒的に便利です。逆に、「お風呂はみんなで続けて入る」「少しでも初期費用を安く抑えたい」という場合は、オートで十分ご満足いただけます。
エコジョーズ(省エネ型)導入時の初期費用と長期的なコストの考え方
パロマの給湯器を選ぶ際、もう一つ大きな選択肢となるのが「従来型」にするか「エコジョーズ(高効率給湯器)」にするかという点です。
エコジョーズとは、これまで捨てていた排気熱を再利用して事前にお水を温めることで、少ないガス量で効率よくお湯を作ることができる画期的なシステムです。パロマのエコジョーズ製品「ブライツ」シリーズなどは、デザイン性も高く非常に人気があります。
初期費用の面では、従来型に比べてエコジョーズの方が本体価格が2万円〜4万円ほど高くなります。さらに、エコジョーズはお湯を作る過程でドレン水(酸性の結露水)が発生するため、これを適切に排水するためのドレン配管工事が追加で必要になり、数千円〜1万円程度の工事費がプラスされます。
しかし、長期的な視点で見ると結果は変わってきます。エコジョーズを導入することで、ガス使用量が約10〜15%削減されると言われています。例えば、プロパンガスをお使いで毎月のガス代が高いご家庭や、4人家族でお湯をたっぷり使うご家庭であれば、年間で1万円〜2万円ほどのガス代節約になるケースも珍しくありません。つまり、初期費用で数万円高くても、3〜5年程度で差額を回収でき、その後は節約効果が続くというわけです。
私が現場でご案内する際は、「現在都市ガスかプロパンガスか」「毎月のガス代はいくらくらいか」をヒアリングし、エコジョーズにするメリットが大きいかどうかを客観的にお伝えしています。あまりお湯を使わない単身の方であれば、従来型の方がトータルコストが安く済むこともありますので、ご自身のライフスタイルに合わせた選択が重要です。
一軒家とマンションで異なる?住環境別の給湯器交換費用の傾向
給湯器の交換現場は、大きく「一軒家(戸建て)」と「マンション・集合住宅」に分けられます。実は、全く同じパロマの給湯器を取り付ける場合でも、住環境によって工事の難易度や必要な部材が変わり、結果として交換費用に差が出ることがあります。
ある日、マンションにお住まいのお客様から「ネットで見た最安値の業者に頼もうとしたら、うちのマンションは特殊だからと高額な追加費用を提示されて不信感を持ち、お宅に相談しました」というご連絡をいただきました。現場を確認すると、玄関横のパイプシャフト(PS)にすっぽりと収まっているタイプの給湯器で、しかも前の機種が20年以上前の古いものでした。新しいパロマの給湯器とは寸法が全く異なるため、隙間を埋めるための専用のPS金枠(取り付けアダプター)が必須な状況でした。このように、住環境特有の事情を知らないと、思わぬ出費に驚くことになります。
一軒家(戸建て)における交換費用の相場と一般的な条件
一軒家の場合、給湯器は外壁に掛けられている「壁掛けタイプ」か、地面に置かれている「据え置きタイプ」のどちらかが主流です。
戸建て住宅の最大のメリットは、作業スペースが広く確保しやすいことです。脚立を立てて安全に作業ができ、配管の取り回しも比較的自由が利くため、基本的には標準工事費(約3万円〜5万円程度)の範囲内で収まることがほとんどです。パロマ給湯器の交換費用としても、最も安く抑えやすい環境と言えます。
ただし、戸建てならではの注意点もあります。例えば、隣の家との境界線が非常に狭く、人が一人カニ歩きでしか入れないような場所に設置されている場合です。古い給湯器は重さが30キロ近くあるため、狭い通路を搬出・搬入するのに通常以上の人員や時間が必要となり、特殊作業費が追加されることがあります。また、外壁の塗装を新しくしたばかりの家では、古い給湯器を外した跡(塗装されていない部分)が目立ってしまうことがあり、少し大きめの化粧カバーを取り付けるための部材費がかかるケースもあります。
マンション・集合住宅特有の設置条件と費用の注意点
一方で、マンションや集合住宅の場合は、戸建てに比べて制約が非常に多くなります。特に注意が必要なのが、マンションの管理規約による制限です。
マンションでは、建物の外観を統一するために「給湯器の色は指定のアイボリーでなければならない」といったルールや、「号数をアップしてはいけない(ガスの供給容量の限界があるため)」といった規約が定められていることがあります。パロマの標準的な給湯器はシルバーやホワイト系が多いため、指定色にする場合は特注塗装が必要になり、納期が数週間かかり、費用も2万円〜3万円ほど上乗せされます。
また、作業時間の制限もあります。「工事は平日の午前9時から午後5時まで」と決められていることが多く、土日の作業が禁止されているマンションも少なくありません。共用部の廊下を養生する手間なども発生するため、戸建てよりも工事のハードルが一段高くなります。
マンションでの給湯器交換の流れや注意点についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
マンション給湯器交換、相場と賢い選択【5つのポイント】
設置場所(壁掛け・据え置き・PS設置)による追加費用の可能性
設置場所の形状によっても、追加費用が発生するかどうかが決まります。
- PS(パイプシャフト)設置:先述の通り、既存の給湯器と新しいパロマ給湯器のサイズが違う場合、専用の取り付け枠(PSアダプター)が必要です。部材代として約5,000円〜15,000円が追加されます。
- 排気方向の変更:マンションの廊下に排気が直接当たらないように、排気の向きを横や上に逃がす「アルコーブ排気カバー」や「側方排気カバー」が取り付けられている場合、新しい給湯器に合わせたカバーの購入が必要です(約10,000円〜20,000円)。
- 高所設置:戸建ての2階の壁面など、ハシゴや足場を組まないと作業できない場所にある場合、高所作業費(約10,000円〜30,000円)がかかります。
私が現場でPS設置の給湯器を交換する際、最も神経を使うのが排気筒の接続です。特に「PS扉内設置型」と呼ばれる、扉の中に給湯器が隠れているタイプは、排気筒が確実に外に出るようにミリ単位での調整が求められます。万が一排気が扉内に漏れると、不完全燃焼を起こして一酸化炭素中毒の危険があるからです。そのため、ガス機器の設置は液化石油ガス設備士やガス機器設置スペシャリストなどの有資格者が確実に行う必要があり、絶対にDIYなどで手を出してはいけない領域です。無理をせず、必ず専門業者へご依頼ください。
給湯器の交換施工費用(工事費)の内訳と一般的な相場
給湯器の見積もり書を受け取った時、多くの方が「工事費一式」という項目に疑問を持ちます。「一式って何が含まれているの?」「後から追加料金を取られないか不安」という声をよく耳にします。
私が以前担当したお客様で、他社で「工事費無料!」という広告を見て飛びついたものの、いざ作業が始まると「配管の接続パーツは別料金」「古い給湯器の処分は別料金」と次々に追加され、結局予算を大幅にオーバーしてしまったという方がいらっしゃいました。パロマ給湯器の交換費用を正確に把握するためには、この「工事費の内訳」を理解しておくことが非常に重要です。
標準工事費に含まれる主な項目と金額の目安
優良な専門業者が提示する「標準工事費」には、給湯器を安全に交換し、すぐにお湯が使える状態にするための基本的な作業がすべて含まれています。一般的な標準工事費の相場は、30,000円〜50,000円程度です。
具体的にどのような作業が含まれているのか、現場の工程に沿って解説します。
- 既存給湯器の取り外し:ガス栓、止水栓を閉め、古い給湯器を壁や土台から安全に取り外します。
- 新しい給湯器の取り付け:パロマの新しい給湯器を水平に、しっかりとボルトで固定します。
- 各種配管の接続:給水管、給湯管、追い焚き管、ガス管を新しい機器に合わせて接続します。この時、パッキン(Oリング)などの消耗品は必ず新しいものに交換します。
- リモコンの交換:浴室と台所にある古いリモコンを取り外し、新しいパロマ製のリモコンに交換します。壁との隙間には防水のためのコーキング処理(シリコンで隙間を埋める作業)を丁寧に行います。
- 保温材の施工:冬場の凍結を防ぐため、むき出しになった配管に新しい保温材を巻き、キャンバステープでしっかりと保護します。
- 試運転と漏れチェック:ガス漏れ検知器を使ってガス漏れがないか確認し、実際にお湯を張って正常に動作するかテストします。
これらの一連の作業が「標準工事費」に含まれていることを、見積もりの段階でしっかり確認してください。「一式」とだけ書かれている場合は、「リモコンの交換や配管の保温作業も含まれていますか?」と担当者に質問してみることをおすすめします。
配管延長や特殊加工など追加工事費が発生しやすいケース
現場の状況によっては、どうしても標準工事費に収まらず、追加工事費が発生するケースがあります。これは業者が不当に利益を得ようとしているわけではなく、安全かつ確実な施工のために必要な処置です。
代表的な例が配管の腐食や位置のズレです。古い給湯器と新しいパロマの給湯器では、配管の接続口の位置が数センチから十数センチ変わることがよくあります。この時、既存の配管が短くて届かない場合は、フレキ管(曲げられるステンレス管)を使って配管を延長・加工する必要があります。また、古い鉄管がサビて固着しており、無理に回すと壁の中の配管まで折れてしまう危険がある場合は、慎重にサビた部分を切断し、ロウ付け(バーナーで金属を溶かして接合する技術)などの特殊な補修を行うこともあります。このような配管の延長や補修には、部品代と作業費で3,000円〜10,000円程度の追加費用がかかるのが一般的です。
また、先ほども触れましたが、エコジョーズを新しく導入する場合は、ドレン水(酸性の排水)を雨水マスや側溝に流すための「ドレン配管工事」が必須となります。この工事費として、約5,000円〜15,000円が追加されることを覚えておいてください。
給湯器交換の具体的な手順や、業者がどのような作業を行っているのか、さらに深い知識を得たい方はこちらの記事が役立ちます。
【専門家が解説】給湯器交換のやり方|費用と手順の全知識
古い給湯器の撤去・処分
忘れられがちなのが、取り外した古い給湯器の行方です。給湯器は粗大ゴミとして自治体に出すことができないケースが多く、産業廃棄物として適切に処理する必要があります。
通常、優良な業者であれば、見積もりの中に「既存機器撤去・処分費」として3,000円〜5,000円程度が明記されているか、標準工事費の中に最初から組み込まれています。私が現場で作業を終えた後、古い給湯器をトラックに積み込む際、「こんな重いものを自分で捨てに行かなくて済んで助かったわ」とホッとされるお客様の顔をよく見かけます。
もし、見積もりに処分費の記載がない場合は、後から「処分は別料金で1万円です」と請求されたり、最悪の場合は不法投棄されたりするリスクを避けるためにも、事前に「古い給湯器は無料で引き取ってもらえますか?それとも処分費がかかりますか?」と確認しておくことが大切です。
パロマ給湯器の交換費用を抑えて賢く選ぶためのまとめ
ここまで、パロマ給湯器の交換費用について、総額の相場から、号数・機能による違い、住環境別の注意点、そして工事費の内訳まで、プロの視点から詳しく解説してきました。
給湯器は10年以上毎日使い続ける、生活に欠かせない重要なインフラです。突然の故障で焦ってしまう気持ちは痛いほどわかりますが、だからこそ冷静に状況を把握し、適正な価格で安全な工事をしてくれる業者を見極める必要があります。
パロマ給湯器の交換費用を賢く抑え、後悔しないためのポイントを最後におさらいしておきましょう。
- 総額の相場を知る:一般的な交換費用は10万円〜25万円程度。これを基準に、安すぎる・高すぎる見積もりには理由を確認する。
- ライフスタイルに合った機種を選ぶ:家族の人数でお湯の量(号数)を決め、フルオートかオートか、エコジョーズにするかを長期的なコスト目線で判断する。
- 住環境の制約を確認する:マンションのPS設置や指定色など、追加費用がかかる条件が自宅にないか事前にチェックする。
- 現地調査を依頼する:電話や写真だけでなく、実際にプロに現場を見てもらい、追加工事の有無を含めた正確な見積もりを出してもらう。
- 工事費の内訳をクリアにする:「一式」で済ませず、配管の延長や古い機器の処分費が含まれているかを確認する。
私たち現場の人間は、単に機械を交換しているわけではありません。お客様がその日の夜から、また温かいお風呂に安心して入れる日常を取り戻すためのお手伝いをしています。この記事が、パロマ給湯器の交換を検討されている皆様にとって、疑問や不安を解消し、納得のいく選択をするための道しるべとなれば幸いです。最終的な判断に迷った時は、遠慮なく信頼できる専門業者にご相談ください。
▶ まず読みたい:給湯器交換の完全ガイド|費用相場から補助金まで解説
株式会社生活水道センター 本部長
保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス可とう管接続工事監督者 登録番号:13250405
株式会社生活水道センター 本部長。30年間、水回りトラブルの最前線でお客様の「困った」に向き合い続けてきた専門家。数えきれないほどの相談実績から、給湯器トラブルの背後にある不安を汲み取り、迅速かつ的確なアドバイスを行う。近年は全国の協力店・修理業者とのネットワーク構築にも尽力し、日本各地で質の高いサービスが提供できる体制づくりに奔走。「本当に役立つ、嘘のない情報」を届けることをモットーとしている。










