コロナの石油給湯器の交換費用はいくら?相場目安と安く抑えるコツを現場のプロが徹底解説

コロナの石油給湯器の交換費用はいくら?相場目安と安く抑えるコツを現場のプロが徹底解説

こんにちは。給湯器修理.comです。

濱本 孝一

この記事の監修者

濱本 孝一

株式会社 生活水道センター 代表取締役

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス機器設置スペシャリスト
2級管工事施工管理技士 第04910号

株式会社生活水道センター 代表取締役。創業32年の節目を迎え、全国に水道局指定工事店のネットワークを広げる水回りのスペシャリスト。「日本の住宅寿命を延ばす」という使命感のもと、早期メンテナンスの重要性を提唱し続けている。現場の叩き上げでありながら、メーカー事業「ドットデザイン」での製品開発や、次世代の職人育成など、業界の近代化に尽力。

本日は、長年ご自宅で活躍してくれたコロナの石油給湯器(灯油ボイラー)がそろそろ寿命を迎え、交換費用がいったいいくらかかるのだろうと不安に感じている方へ向けて、現場の最前線で働く私の視点からリアルな情報をお届けします。

冬の凍えるような朝に突然お湯が出なくなり、慌てて業者を呼んだというお客様を、私はこれまで数え切れないほど見てきました。石油給湯器はガス給湯器と比べてランニングコストが安くパワフルで頼もしい反面、本体価格や工事費の仕組みが少し複雑です。特にコロナ製品はラインナップが非常に豊富なため、ご自宅の環境やライフスタイルに合ったものを選ばないと、思わぬ無駄な出費につながってしまうこともあります。

この記事では、カタログスペックだけではわからない実際の交換費用の相場や、現場でよくある追加工事のリアル、さらには業者選びの裏側まで、包み隠さずお話しします。

この記事でわかること

  • コロナの石油給湯器の本体および工事費込みの総額相場
  • 給湯専用やフルオートなど機能別の具体的な費用の違い
  • 設置環境や追加工事によって発生する費用の詳細
  • 交換費用を適正価格に抑えるための業者選びのコツ

コロナの石油給湯器(灯油ボイラー)の交換費用はいくら?平均的な相場目安

お客様からお電話をいただいた際、真っ先に聞かれるのが「結局、全部でいくらかかるの?」というご質問です。お湯が出ないという緊急事態の中で、お財布へのダメージも気になるのは当然のことですよね。

結論から申し上げますと、コロナの石油給湯器の交換にかかる費用の一般的な相場レンジは、おおよそ15万円から40万円程度となります。かなり幅があるように感じられることもありますが、これは選ぶ機種のグレードや機能、そして現在のお住まいの設置状況によって大きく変わるためです。

ここでは、交換費用を構成する「①料金の内訳」「②一般的な相場レンジ」「③時期・繁忙期による変動」「④設置環境による差」という4つの重要なポイントについて、現場のリアルな状況を交えながら詳しく解説していきます。

交換費用の4つのポイント
① 料金の内訳:本体代+リモコン代+標準工事費+既存機器の処分費
② 相場レンジ:15万円〜40万円(機能や号数により変動)
③ 時期による変動:冬の繁忙期は割引率が渋くなる傾向あり
④ 設置環境:狭小地や高所、配管の劣化具合で追加費用が発生

まず「①料金の内訳」ですが、見積もり書には大きく分けて「機器本体代」「リモコン代(浴室・台所)」「標準工事費」「既存給湯器の撤去・処分費」が記載されます。よくある勘違いとして、インターネット等で「給湯器本体が7万円!」という広告を見て「安く済む」と喜ばれる方がいらっしゃいますが、そこにはリモコン代や工事費が含まれていないケースがほとんどです。実際に現場へお伺いして総額をお伝えすると、「えっ、そんなにかかるの?」と驚かれることも少なくありません。

次に「③時期・繁忙期による変動」についてです。石油給湯器が最も壊れやすいのは、水温が下がり機器への負荷が最大になる真冬です。11月から2月にかけては私たち業者も目の回るような忙しさになります。この時期はメーカーの在庫も品薄になりやすく、業者のスケジュールもパンパンなため、どうしても値引きの幅が小さくなりがちです。逆に、春から夏にかけてのオフシーズンであれば、比較的スケジュールに余裕があるため、価格交渉に応じてもらいやすい傾向があります。「まだお湯は出るけれど、時々変な音がする」といった寿命のサインに気づいたら、冬を待たずに交換を検討するのが賢い選択です。

そして「④設置環境による差」です。給湯器の設置場所がトラックから遠く離れた家の裏手だったり、フェンスを越えなければ搬入できなかったりする場合、作業員を増員する必要があり、追加費用が発生することがあります。先日お伺いしたお宅では、長年の雪の重みで灯油タンクの基礎が傾いており、そのまま新しい給湯器をつなぐと灯油漏れの危険があったため、基礎の打ち直しをご提案しました。このように、現場の状況次第で費用は変動するということを覚えておいてください。

本体価格と工事費込みの総額目安(条件により変動します)

それでは、具体的にコロナの石油給湯器に交換する場合の総額目安を見ていきましょう。コロナは石油燃焼機器のトップメーカーとして長年の実績があり、耐久性と安定した燃焼技術に定評があります。現場の職人たちの間でも「コロナのボイラーは本当に長持ちする」と信頼が厚いメーカーです。

以下の表は、機能別の本体価格(リモコン含む)と標準工事費を合わせた「総額の目安」です。あくまで一般的な相場であり、正確な情報は公式サイトやメーカーをご確認いただき、最終的な判断は専門業者にご相談ください。

機能タイプ 本体+リモコン実売価格(目安) 標準工事費・処分費(目安) 総額の目安
給湯専用(追い焚きなし) 80,000円 〜 120,000円 40,000円 〜 60,000円 120,000円 〜 180,000円
オート(自動湯張り・保温) 150,000円 〜 220,000円 50,000円 〜 70,000円 200,000円 〜 290,000円
フルオート(自動足し湯付き) 180,000円 〜 260,000円 50,000円 〜 70,000円 230,000円 〜 330,000円
エコフィール(高効率タイプ) 220,000円 〜 320,000円 60,000円 〜 80,000円 280,000円 〜 400,000円

カタログを見ると、メーカー希望小売価格が30万円〜40万円以上と記載されているため、「そんなにお金を用意できない!」と青ざめてお電話をくださるお客様もいらっしゃいます。しかしご安心ください。給湯器業界では、メーカー希望小売価格から大幅な割引(機種によっては50%〜60%OFF)が適用されるのが一般的です。上記の表は、その「割引後の実売価格」をベースに計算しています。

標準工事費の中には、古い給湯器の取り外し、新しい給湯器の設置、給水・給湯配管の接続、灯油配管の接続、リモコンの交換作業、そして古い機器の廃棄処分費用が含まれています。私が現場にお伺いする際も、まずはこの「標準工事費の範囲内で収まるかどうか」をしっかりとチェックし、もし追加費用がかかる場合は、作業前に必ずお客様にご説明し、ご納得いただいてから工具を握るようにしています。

追い焚き機能の有無(給湯専用・オート・フルオート)による費用の違い

石油給湯器の交換費用を大きく左右するのが、「追い焚き機能」の有無と、その自動化のレベルです。ご家族の人数やお風呂の入り方によって最適な機能は異なります。高いお金を出して多機能なものを選んでも、結局使わなければもったいないですよね。ここではそれぞれの違いと選び方のポイントを解説します。

【給湯専用】
蛇口やシャワーからお湯を出すだけのシンプルなタイプです。浴槽にお湯を貯める際は、蛇口からお湯を落とし込み、適量になったら自分で止める必要があります。構造がシンプルなため本体価格が最も安く、故障のリスクも低いのが特徴です。一人暮らしの方や、ご夫婦お二人でシャワーメインの生活をしている方におすすめです。先日交換させていただいたご年配のご夫婦は、「子供たちも独立したし、複雑なボタンはわからないから」と、あえて給湯専用を選ばれました。

【オート(自動湯張り・保温)】
ボタン一つで設定した温度と量のお湯が浴槽に貯まり、自動でストップします。その後も一定時間、お湯の温度を保つために自動で追い焚きをしてくれます。ただし、お湯が減った場合の「足し湯」は手動で行う必要があります。ファミリー層に最も人気があり、費用と利便性のバランスが非常に優れています。「お風呂を沸かしているのを忘れてお湯をあふれさせてしまった!」という失敗が多いご家庭には、このオートタイプへの交換を強くおすすめしています。

【フルオート(自動湯張り・保温・自動足し湯・配管洗浄)】
オートの機能に加え、お湯が減ったことをセンサーが感知して自動で足し湯をしてくれます。さらに、お風呂の栓を抜いた際に、新しいお湯で追い焚き配管の中を洗い流す「自動配管洗浄機能」がついているのが大きな魅力です。大家族で次々とお風呂に入るご家庭や、配管の汚れ・ニオイが気になる綺麗好きの方に選ばれています。ただし、本体価格はオートよりも数万円高くなります。

現場でのちょっとした小話ですが、「せっかくだから一番良いものを」とフルオートに交換されたお客様から、後日「自動で足し湯されると、水道代と灯油代が気になってしまって、結局機能をオフにしている」というお声をいただいたことがあります。ご自身のライフスタイルに本当に必要な機能を見極めることが、費用を抑える最大のコツと言えるなります。

設置場所や既存設備の状況による追加

「チラシに書いてあった金額より高くなった!」というトラブルの原因のほとんどが、この「設置環境による追加工事」です。給湯器の交換は、ただ箱を入れ替えるだけの単純な作業ではありません。現場の状況に合わせて臨機応変に対応する職人の技術が求められます。

よくある追加工事と費用の目安

  • 灯油タンク(オイルタンク)の交換:20,000円〜50,000円
    古いタンク内部にサビや水が溜まっていると、新しい給湯器にサビが流れ込み、すぐに故障する原因になります。15年以上使用している場合は同時交換を推奨します。
  • 配管の延長・引き直し:10,000円〜30,000円
    新しい機種と古い機種で配管の接続位置が異なる場合や、古い鉄管が腐食して水漏れ寸前の場合に行います。
  • 排気筒(煙突)の交換・延長:15,000円〜40,000円
    屋内設置型の場合、排気筒の規格が変わっていたり、腐食して穴が空いていたりすると交換が必須です。一酸化炭素中毒を防ぐ命に関わる部分です。
  • 搬入・搬出の困難な場所:10,000円〜20,000円
    狭い通路や高所作業、足場が必要な場合など、作業員の増員が必要なケースです。

以前、私が担当した現場での出来事です。お客様は「給湯器本体だけ交換してくれればいいから」と仰っていたのですが、既存の灯油タンクを点検したところ、底の方に真っ赤なサビと結露水がごっそり溜まっていました。このまま新しい給湯器をつなげば、数ヶ月でストレーナー(ゴミ取りフィルター)が詰まり、最悪の場合は内部の電磁ポンプが焼き付いてしまいます。

私はその危険性を丁寧にご説明し、灯油タンクの交換も追加でご依頼いただきました。数万円の追加費用は痛手だったと思いますが、結果的に「あの時プロの目で見てもらってよかった。安心して冬を越せるよ」と感謝の言葉をいただきました。追加費用は決して無駄な出費ではなく、新しい給湯器を安全に、そして10年以上長持ちさせるための必要な投資だとお考えいただければ幸いです。

コロナ石油給湯器の「直圧式」と「貯湯式」の違いと交換費用の差

コロナのカタログを開くと、必ず目にするのが「水道直圧式」と「減圧式(貯湯式)」という言葉です。実は、石油給湯器選びにおいて、この2つの違いを理解することは非常に重要です。なぜなら、使い心地(シャワーの水圧など)が全く異なるだけでなく、交換費用にも数万円の差が出るからです。

現場でお客様から「シャワーの勢いが弱くて、冬場は寒くてたまらない」というご相談を受けることがよくあります。その原因の多くは、給湯器の「給湯方式」にあります。ここでは、それぞれの特徴と費用相場について、プロの視点からわかりやすく解説します。

水道直圧式のメリット・デメリットと費用相場

結論から言うと、快適なシャワーを求めるなら圧倒的に「水道直圧式」がおすすめです。

水道直圧式は、水道の圧力をそのまま利用して、瞬間的にお湯を沸かして給湯する方式です。ガス給湯器と同じ仕組みですね。最大のメリットは、何と言っても「シャワーの水圧が強い」こと。2階にある浴室でも、勢いよくお湯が出ます。また、使いたい時に使いたい分だけお湯を沸かすため、お湯切れの心配がありません。

一方でデメリットもあります。瞬間的にお湯を沸かすために強力なバーナーを使用するため、着火時の音が少し大きめです。また、機器の構造が複雑になるため、本体価格が貯湯式に比べて高くなります。交換費用の相場としては、貯湯式よりも2万円〜4万円ほど高くなる傾向があります。

現場での注意点として、これまで貯湯式を使っていた古いお宅で直圧式に変更する場合、古い水道配管が急激な水圧の変化に耐えきれず、壁の中で水漏れを起こすリスクがあります。そのため、築年数が古いお宅の場合は、配管の耐圧テストを行うか、あえて貯湯式を継続するようアドバイスさせていただくこともあります。思わず「危なかったですね」と胸をなでおろすような、配管ギリギリの現場も少なくありません。

減圧式(貯湯式)のメリット・デメリットと費用相場

減圧式(貯湯式)は、給湯器の中に小さなタンク(缶体)を内蔵しており、そこに貯めたお湯を温めておく方式です。水道の圧力を一度「減圧弁」で下げてからタンクに入れるため、シャワーの水圧は直圧式に比べて弱くなります。

「水圧が弱いなら、直圧式の方がいいのでは?」と思われることもありますが、貯湯式には根強い人気があります。最大のメリットは「少量の水を出しても、温度が安定している」という点です。直圧式の場合、ちょろちょろと少量のお湯を出そうとすると、センサーが反応せずに水になってしまう(冷水サンドイッチ現象)ことがありますが、貯湯式はすでにお湯が貯まっているため、少しずつお湯を使いたい場面(食器洗いなど)で非常に快適です。

また、構造がシンプルで頑丈なため、直圧式に比べて本体価格が安く抑えられます。井戸水を使用しているご家庭の場合、直圧式だと地下水のミネラル成分で配管が詰まりやすいため、メーカー保証の対象外になることが多いのですが、貯湯式であれば井戸水対応の機種(ステンレスパイプ仕様など)を選ぶことができます。

交換費用を少しでも安く抑えたい方や、現状のシャワーの水圧に不満がない方、井戸水をご使用の方には、貯湯式をおすすめしています。

従来型からコロナの「エコフィール」へ交換する費用の目安と節約効果

昨今の灯油価格の高騰により、お客様から「少しでも灯油代を安くしたい」という切実なご相談を受ける機会が急増しています。そこでおすすめしているのが、コロナの高効率石油給湯器「エコフィール」です。

エコフィールは、従来の給湯器では捨てていた約200℃の排気熱を再利用して、あらかじめ水を温める仕組み(潜熱回収型)を持っています。その結果、熱効率が従来の約83%から約95%まで飛躍的に向上します。では、実際の交換費用と、どれくらい元が取れるのかについて解説します。

エコフィールとは?初期費用とランニングコストの比較

結論として、エコフィールへの交換費用は、従来型に比べて初期費用が3万円〜5万円ほど高くなります。これは、排気熱を回収するための二次熱交換器が搭載されていることと、排気熱から発生する酸性の結露水(ドレン水)を中和して排出するための「ドレン配管工事」が追加で必要になるためです。

しかし、この初期費用の差額は、日々の灯油代の節約で十分に回収可能です。コロナの試算(および私の現場での実感)によれば、4人家族の一般的な使用量で、年間約7,000円〜10,000円の灯油代を節約できます。つまり、5年〜7年程度で初期費用の差額を回収でき、それ以降は純粋な節約となります。石油給湯器の寿命が10年〜15年であることを考えると、トータルコストではエコフィールの方が圧倒的にお得になる計算です。

先日、長年従来型をお使いだったお客様のお宅をエコフィールに交換した際、数ヶ月後に「灯油の減りが目に見えて遅くなったよ!給油の手間も減って本当に助かってる」とわざわざお電話をいただきました。現場の人間として、お客様の生活が快適になるお手伝いができた瞬間は、本当に嬉しいものです。

エコフィール導入時に活用できる補助金制度について

エコフィールへの交換を後押しするもう一つの大きな要因が、「補助金制度」の存在です。国や自治体は、省エネ性能の高い給湯器の普及を促進するため、様々な補助金を用意しています。

例えば、国の事業である「給湯省エネ事業」や「子育てエコホーム支援事業」などを活用できれば、数万円のキャッシュバックを受けられるおそれがあります。ただし、補助金には予算の上限があり、申請期間も限られています。また、登録された施工業者でなければ申請できないケースがほとんどです。

「補助金がもらえると聞いていたのに、頼んだ業者が未登録で申請できなかった…」という悲しいトラブルも耳にします。エコフィールへの交換を検討される際は、見積もりの段階で「この機種は補助金の対象ですか?」「御社で代理申請は可能ですか?」と必ず確認するようにしてください。

石油給湯器の交換工事の流れと、DIYを絶対におすすめしない理由

インターネットで「給湯器 交換費用」と検索すると、たまに「DIYで交換して数万円浮かせた!」といった記事を見かけることがあります。しかし、現場のプロとして断言します。石油給湯器のDIY交換は絶対にやめてください。命に関わる危険があります。

ここでは、プロがどのような手順で安全に交換作業を行っているのか、そしてなぜ素人が手を出してはいけないのかを詳しくお話しします。

プロが行う安全な交換作業の手順と所要時間

一般的な戸建て住宅における、屋外設置の石油給湯器交換工事の流れは以下の通りです。所要時間は、トラブルがなければおおよそ3時間〜半日程度で完了します。

  • ① 現場確認と養生: 搬入経路を確認し、必要に応じて壁や床に傷がつかないよう養生します。
  • ② 既存機器の取り外し: 水道と灯油のバルブを確実に止め、配管を切り離します。古い給湯器の中には水が数十リットル残っているため、水抜きをしてから慎重に運び出します。
  • ③ 新しい機器の設置と水平出し: 新しい給湯器を設置します。この時、少しでも傾いていると内部の燃焼バランスが崩れたり、水漏れの原因になったりするため、水平器を使ってミリ単位で調整します。
  • ④ 配管の接続: 給水・給湯配管、追い焚き配管、そして灯油配管を接続します。パッキンの劣化を見極め、新しいものに交換しながら確実に締め付けます。
  • ⑤ リモコンの交換: 浴室と台所のリモコンを新しいものに交換します。浴室リモコンの周囲は、水が入らないようにしっかりと防水コーキングを施します。
  • ⑥ 試運転と漏れチェック: 通水し、水漏れがないか確認します。その後、灯油のバルブを開け、配管内の空気を抜く「エア抜き」作業を行います。これを怠ると着火しません。最後に試運転を行い、正常にお湯が出るか、異音がないかを確認します。

私たちプロは、この一連の流れをスムーズに行うだけでなく、見えない部分の劣化(配管のサビや壁の腐食など)にも目を光らせながら作業を進めています。

灯油漏れや一酸化炭素中毒の危険!必ず専門業者へ依頼を

なぜDIYを推奨しないのか。それは「灯油」と「火」を扱う機器だからです。

数年前、他社で断られてご自身で給湯器を交換しようとしたお客様から、「灯油が止まらなくなって庭が水浸し(油浸し)になってしまった!」とパニック状態でSOSのお電話をいただいたことがあります。現場に急行すると、銅管の接続ミスで大量の灯油が土壌に染み込んでいました。灯油の土壌汚染は非常に深刻で、土の入れ替えなどで数百万円の損害賠償問題に発展することもあります。消防署への届け出が必要になるケースもあるほどです。

また、屋内設置型の場合、排気筒(煙突)の接続が甘いと、排気ガスが室内に漏れ出し、一酸化炭素中毒による死亡事故につながる恐れがあります。石油機器技術管理士などの有資格者でなければ、安全な施工は担保できません。

「工事費の数万円をケチったばかりに、家事や命の危険に晒される」。これは決して大げさな話ではありません。給湯器の交換は、安心と安全を買うための費用だと割り切り、必ず信頼できる専門業者に依頼してください。

費用は機種・設置状況で変わります

正確な料金は現地確認が確実です。無料見積もり・ご相談を24時間受付中。まずはお気軽にお問い合わせください。

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コロナ石油給湯器の交換費用を適正価格に抑える賢い業者選び

「専門業者に頼むべきなのはわかったけれど、どこに頼めばいいのかわからない」「ぼったくられないか心配」というお悩みもよく耳にします。給湯器の交換業者は、大きく分けて「ガス/石油会社」「メーカー系サービス」「ホームセンター・家電量販店」「ネット系給湯器専門業者」の4つに分類されます。

結論から言うと、費用を最も安く抑えつつ、一定の施工品質を担保できるのは「ネット系給湯器専門業者」です。しかし、中には悪質な業者も紛れ込んでいるため、見極めが重要です。

相見積もりの重要性と、安すぎる見積もりの落とし穴

適正価格を知るための基本は、「必ず2〜3社から相見積もりを取ること」です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか、必要な工事が含まれているのか判断できません。

ただし、ここで注意していただきたいのが「極端に安い見積もり」を出してくる業者の存在です。例えば、他社が総額20万円の見積もりを出しているのに、1社だけ12万円という見積もりを出してきたとします。この場合、以下のような落とし穴が隠されているおそれがあります。

  • 標準工事費が含まれておらず、工事当日に「配管延長代」「処分費」などと称して高額な追加請求をしてくる。
  • 無資格のアルバイト作業員を派遣し、ずさんな工事を行う。
  • 古い在庫品や、型落ちのモデルを勝手に設置する。

現場で手抜き工事の尻拭い(再設置工事)を依頼されることもありますが、配管の接続が斜めになっていたり、防水処理が全くされていなかったりと、同業者として怒りを感じるようなずさんな現場を何度も見てきました。

見積もりを見比べる際は、総額だけでなく「何が含まれているか(内訳の明瞭さ)」をしっかりと確認してください。質問に対して「全部込み込みですから大丈夫ですよ」と適当に濁す業者は避けた方が無難です。

アフターサポートと保証期間の確認ポイント

給湯器は設置して終わりではありません。10年以上毎日使い続けるものですから、万が一故障した際の対応力が重要になります。

優良な業者を選ぶポイントとして、「施工保証(工事の不具合に対する保証)」と「製品延長保証(機器本体の故障に対する保証)」の2つが用意されているかを確認してください。メーカーの基本保証は通常1〜2年ですが、優良業者の場合、独自の施工保証を10年無料でつけていたり、数千円〜1万円程度の追加で製品保証を10年に延長できたりするサービスを提供しています。

「夜間や休日でも電話がつながるか」「自社施工か(下請けに丸投げしていないか)」といった点も、ホームページ等で確認しておくと安心です。私たち現場の人間も、お客様と末長くお付き合いさせていただきたいという思いで、日々丁寧な仕事とアフターフォローを心がけています。

まとめ:コロナの石油給湯器の交換費用を把握して後悔のない選択を

今回は、長年現場で給湯器と向き合ってきた私の視点から、コロナの石油給湯器の交換費用について詳しく解説させていただきました。

最後にもう一度、この記事の重要なポイントをまとめます。

  • コロナ石油給湯器の交換費用相場は、総額で15万円〜40万円程度。
  • 給湯専用、オート、フルオートなど、ライフスタイルに合った機能を選ぶことが費用を抑える第一歩。
  • 灯油タンクの劣化や設置場所の状況により、数万円の追加費用が発生することがある。
  • ランニングコストを抑えたいなら、初期費用は少し上がるが「エコフィール」への交換がおすすめ。
  • DIYは火災や灯油漏れのリスクがあるため絶対NG。必ず専門業者へ。
  • 適正価格で安全な工事をするために、複数社から相見積もりを取り、保証内容の充実した業者を選ぶ。

給湯器の故障は突然やってきます。お湯が出ない不便さから、焦って1社目の業者で即決してしまう方が多いのですが、それが後悔の原因になることもあります。この記事でご紹介した費用の相場や業者選びのポイントを頭の片隅に置いていただき、少しでも「調子が悪いな」と感じたら、完全に壊れてしまう前に余裕を持って見積もりを取ることをおすすめします。

コロナの石油給湯器は、正しく選び、正しく設置すれば、これからの10年間、冬の寒い日でもパワフルで温かいお湯を安定してご家庭に届けてくれます。皆様の給湯器交換が、納得のいく素晴らしいものになることを、現場の片隅から心より応援しております。

佐藤 裕

この記事の執筆者

佐藤 裕

株式会社生活水道センター 本部長

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス可とう管接続工事監督者 登録番号:13250405

株式会社生活水道センター 本部長。30年間、水回りトラブルの最前線でお客様の「困った」に向き合い続けてきた専門家。数えきれないほどの相談実績から、給湯器トラブルの背後にある不安を汲み取り、迅速かつ的確なアドバイスを行う。近年は全国の協力店・修理業者とのネットワーク構築にも尽力し、日本各地で質の高いサービスが提供できる体制づくりに奔走。「本当に役立つ、嘘のない情報」を届けることをモットーとしている。

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