給湯器交換業者おすすめ比較!費用と選び方の完全ガイド

【プロ直伝】給湯器交換業者おすすめ比較!費用と選び方の完全ガイド決定版

こんにちは。給湯器修理.comです。

濱本 孝一

この記事の監修者

濱本 孝一

株式会社 生活水道センター 代表取締役

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス機器設置スペシャリスト
2級管工事施工管理技士 第04910号

株式会社生活水道センター 代表取締役。創業32年の節目を迎え、全国に水道局指定工事店のネットワークを広げる水回りのスペシャリスト。「日本の住宅寿命を延ばす」という使命感のもと、早期メンテナンスの重要性を提唱し続けている。現場の叩き上げでありながら、メーカー事業「ドットデザイン」での製品開発や、次世代の職人育成など、業界の近代化に尽力。

この記事でわかること

  • 給湯器交換を依頼できる業者の種類とそれぞれの特徴
  • 給湯器本体と交換工事にかかる費用の相場と内訳
  • 失敗しない優良な給湯器交換業者の選び方とポイント
  • 交換のタイミングや工事当日の流れに関する基礎知識

給湯器の交換はどこに頼むべき?業者の種類と特徴を比較

給湯器の交換依頼先は主にガス会社、ホームセンター、専門業者の3つです。安心感ならガス会社ですが費用は高めです。買い物のついでに頼めるのがホームセンターで、価格とスピードのバランスが良いのが給湯器交換の専門業者です。費用を抑えつつ迅速に対応してほしい場合は専門業者を選ぶのが最もおすすめとなります。

ガス会社やメーカーに依頼する場合のメリット・デメリット

給湯器が壊れたとき、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが、毎月ガス料金の請求書が届く地元のガス会社や、給湯器本体にロゴが印字されているメーカー(ノーリツやリンナイなど)への連絡ではないでしょうか。現場で長年お客様とお話ししていると、「やっぱり名前を知っている大手にお願いするのが一番安心だと思って」という声を頻繁に耳にします。

ガス会社やメーカーに依頼する最大のメリットは、何と言ってもその圧倒的な信頼感とブランド力です。自社で扱っているガスや機器のプロフェッショナルであるため、適合する機種の選定ミスや、ガス漏れなどの重大な施工不良が起きるリスクは極めて低く、万が一の際の責任の所在も明確です。「とにかくお金がかかってもいいから、100%安心できるところに丸投げしたい」という方には向いています。

しかし、デメリットとして避けて通れないのが費用の高さです。ガス会社やメーカーは、給湯器本体の割引率が非常に渋く、メーカー希望小売価格に近い定価ベースで見積もりが提示されることが珍しくありません。実際に私が現場で相見積もりを拝見した際、専門業者なら15万円で済む工事が、ガス会社経由だと25万円以上になっていて、お客様が驚かれていたことがありました。また、下請けの施工業者が手配されるまでに時間がかかり、特に冬場の繁忙期には「交換まで1週間待ち」と言われてしまうケースもあります。安心感はお墨付きですが、コストとスピードの面では少し妥協が必要になる依頼先と言えます。

ホームセンターや家電量販店を利用する場合の傾向

近年、リフォーム事業に力を入れているホームセンターや家電量販店で給湯器の交換を依頼する方も増えています。週末に日用品や家電を買いに行ったついでに、リフォームコーナーで実物の給湯器を見ながら相談できる手軽さが魅力です。独自のポイント還元キャンペーンや、ショッピングローンの無金利分割払いなどが用意されていることも多く、お財布に優しい支払い方法を選べる点が大きなメリットです。

私自身、ホームセンターの下請けとして施工に入っていた時期がありますが、お客様からは「いつものお店だから相談しやすかった」「ポイントが貯まるのが嬉しかった」というお声をよくいただきました。店頭のスタッフが親身になって話を聞いてくれるため、ネットで業者を探すのが不安な方にとっては非常にハードルが低い選択肢です。

一方で注意が必要な点もあります。それは、窓口の担当者が必ずしも給湯器の専門知識を持っているわけではないということです。複雑な設置環境(例えば、マンションのPS設置や特殊な排気筒の形状など)の場合、店頭での判断ができず、後日専門の業者が現地調査をしてからでないと正確な見積もりが出ないため、タイムラグが発生します。また、実際の工事を行うのは提携している地元の協力業者(下請け)であるため、施工の品質や当日の対応力は、その時やってきた職人の腕に依存してしまうという傾向があります。急いでお湯を出したい緊急のトラブル対応よりも、まだお湯は出るけれどそろそろ交換時期かな、と余裕を持って検討できる場合に向いている依頼先です。

給湯器交換の専門業者に依頼する場合の特徴と注意点

私たちのようなインターネットを中心に集客を行っている「給湯器交換の専門業者」は、価格の安さと対応の早さを最大の強みとしています。メーカーから直接、大量に給湯器を仕入れることで中間マージンをカットし、本体価格をメーカー希望小売価格の50%〜80%オフという大幅な割引価格で提供できるのが特徴です。また、自社で職人を抱えている、あるいは専属のネットワークを持っているため、在庫さえあれば「最短即日」や「翌日」のスピード対応が可能な場合が多く、冬場にお湯が出なくて凍えているお客様にとってはまさに救世主となります。

現場を回っていると、「昨日の夜にお湯が出なくなって、ネットで探して電話したら今日来てくれて本当に助かった!」と、ほっとした表情で喜んでいただける瞬間が、この仕事をしていて最もやりがいを感じる時です。費用を抑えつつ、一刻も早くお湯が使える日常を取り戻したい方には、専門業者が圧倒的におすすめです。

ただし、専門業者を選ぶ際には注意点もあります。参入障壁が比較的低いため、中には資格を持たない素人同然のスタッフを派遣したり、最初の見積もりを極端に安く見せておいて、工事当日に「配管の延長が必要」「処分費は別」と高額な追加費用を請求する悪質な業者もごく一部存在します。専門業者を選ぶ際は、価格の安さだけで飛びつかず、実績や口コミ、保証内容をしっかり比較することが必須です。優良な業者は、事前の写真判定やヒアリングで追加費用の有無を明確にし、明朗会計を徹底しています。この記事の後半で詳しく解説する「選び方のポイント」を参考にして、信頼できるパートナーを見つけてください。

給湯器交換の工事費用はいくらくらいが相場?目安と内訳

給湯器交換の費用相場は、本体代と標準工事費込みで約10万円から25万円程度が目安です。内訳は本体価格がメーカー希望小売価格の50〜80%オフ、工事費が3〜5万円程度となります。エコジョーズや追い焚き機能付きなど機種によって価格は変動し、設置場所の状況によっては追加工事費が発生することもあります。

本体価格と工事費用の一般的な相場目安

給湯器の交換にかかる費用は、大きく分けて「給湯器本体の価格」と「標準工事費用」の2つで構成されています。お客様から「結局、全部でいくらかかるの?」とよく質問されますが、これはご自宅で現在使用している給湯器の「種類(給湯専用か、追い焚き付きか)」「号数(お湯を作る能力)」「設置場所」によって大きく異なります。

一般的な壁掛けタイプのガス給湯器を専門業者に依頼した場合の、おおよその費用相場を以下の表にまとめました。あくまで一般的な目安ですので、正確な情報は公式サイトやメーカーをご確認ください。

給湯器の種類 号数(能力) 本体+リモコン+標準工事費の総額目安
給湯専用(お湯を出すだけ) 16号(単身向け) 約 70,000円 〜 100,000円
給湯専用 20号(2〜3人家族向け) 約 80,000円 〜 110,000円
オート(自動湯張り・追い焚き) 20号 約 120,000円 〜 160,000円
フルオート(自動湯張り・追い焚き・足し湯) 24号(4人以上の家族向け) 約 150,000円 〜 200,000円

ここで重要なのが「標準工事費用」の内訳です。優良な業者であれば、この標準工事費(約3万円〜5万円)の中に、既存機器の撤去・処分費、新しい機器の設置費、給水・給湯・ガス配管の接続費、リモコンの交換費、試運転と操作説明の費用がすべて含まれています。

現場での小話ですが、他社で見積もりを取ったお客様から「本体はすごく安いのに、総額があなたのところより高いんだけど…」と相談されたことがあります。見積書を見せていただくと、基本工事費の他に「出張費」「廃材処理費」「ガス結び替え費」などが細かく加算されていました。見積もりを見る時は、必ず「すべてコミコミの総額」で比較することが大切です。

追い焚き機能やエコジョーズなど種類による費用の違い

給湯器の費用を左右する大きな要因が、機能の豊富さと省エネ性能です。単にお湯を出すだけの「給湯専用」に比べ、浴槽にお湯を張り、冷めたら温め直すことができる「追い焚き機能(オート・フルオート)」が付いたタイプは、内部の構造が複雑になるため本体価格が数万円高くなります。また、オートとフルオートの違いも価格に影響します。フルオートは水位が下がると自動でお湯を足してくれたり、お風呂の栓を抜いた時に配管を自動洗浄してくれる機能がついており、オートよりも1万円〜2万円ほど高価になります。

そして、近年主流となっているのが「エコジョーズ」と呼ばれる省エネ型の給湯器です。従来型の給湯器では捨てていた排気熱を再利用してお湯を作るため、ガス代を年間で約1万円〜1万5千円程度節約できるという優れものです。エコジョーズは従来型に比べて本体価格が2万円〜4万円ほど高くなり、さらに「ドレン排水」という結露水を排出するための配管工事が追加で必要になるため、初期費用は高くなります。

「初期費用が高いなら従来型でいいかな」と迷われるお客様には、私はいつも「お湯をたくさん使うご家庭なら、絶対にエコジョーズがおすすめです」とお伝えしています。4人家族で毎日お風呂を沸かし、シャワーも使うようなご家庭であれば、高くなった初期費用は2〜3年分のガス代の節約で十分に回収できるからです。逆に、一人暮らしでシャワーしか使わないという方には、従来型の方がトータルコストが安くなることもあります。ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことが、賢い費用対策の第一歩です。

追加工事が発生する可能性のある条件とは?

「ネットの広告で『コミコミ10万円!』と書いてあったのに、実際に見積もりを取ったら15万円になった」というトラブルをよく耳にします。これは業者が嘘をついているわけではなく、設置環境によって「追加工事」が必要になったケースがほとんどです。

追加工事が発生しやすい代表的な条件には、以下のようなものがあります。

  • エコジョーズへの変更:先ほども触れましたが、従来型からエコジョーズに交換する場合、ドレン排水(結露水)を適切に雨水桝や側溝に流すための配管工事が必須となります。この工事費として数千円〜1万5千円程度が追加されるのが一般的です。
  • 設置場所の変更や高所作業:給湯器の位置を移動させる場合、ガスや水道の配管を延長しなければなりません。また、脚立だけでは届かない高所(外壁の2階部分など)に設置されている場合は、足場を組む必要があり、数万円の追加費用がかかることがあります。
  • 特殊な排気カバーや金枠の設置:マンションの通路(パイプシャフト内)に設置する場合、排気の方向を変えるための「排気カバー」や、サイズを合わせるための「金枠(アダプター)」という専用部材が必要になることが多く、部材代として1万円〜2万円が加算されます。

現場での経験上、マンションのパイプシャフト設置の交換では、既存の給湯器と新しい給湯器のサイズが微妙に異なり、金枠が必須になるケースが非常に多いです。優良な業者は、事前の下見や写真判定の段階で「この環境ならこの部材が必要です」と正確に見極め、追加費用を含めた確定金額を提示してくれます。工事当日にいきなり追加料金を請求してくるような業者は避けるべきです。

注意ポイント
「最安値」「激安」といった言葉に惹かれて依頼する前に、必ず「追加費用は発生しませんか?」と確認しましょう。見積書に「※現場の状況により追加費用が発生します」と小さく書かれている場合は、どんな条件でいくらかかるのかを具体的に質問が必要です。

費用は機種・設置状況で変わります

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給湯器交換におすすめの業者は?失敗しない選び方のポイントと比較

給湯器交換業者を選ぶ際は、施工実績の豊富さと「ガス機器設置スペシャリスト」などの保有資格を必ず確認してください。また、見積もりの内訳が明確であること、問い合わせへのレスポンスが早いこと、そして施工後の10年保証などアフターサポートが充実している業者を選ぶことで、設置後のトラブルを未然に防げます。

施工実績と保有資格(ガス機器設置スペシャリストなど)の確認

給湯器の交換は、水とガス、そして電気を扱う非常に専門性の高い工事です。万が一施工に不備があれば、水漏れによって家屋が傷むだけでなく、最悪の場合はガス漏れによる火災や一酸化炭素中毒といった命に関わる大事故につながる危険性があります。だからこそ、「誰に任せるか」が何よりも重要になります。

業者選びの第一の関門は、必要な資格を保有しているスタッフが施工を行うかどうかです。ガス給湯器の設置には、扱うガスの種類や作業内容に応じて「液化石油ガス設備士(プロパンガスの場合)」「簡易内管施工士(都市ガスの場合)」「給水装置工事主任技術者」「第二種電気工事士」などの国家資格や公的資格が求められます。

さらに、業界内で信頼の証とされているのが「ガス機器設置スペシャリスト(GSS)」という資格です。これは、ガス機器の設置に関する高度な知識と技能を持っていることを証明するもので、この資格を持っている職人が在籍している業者は、技術力や安全意識が高いと判断して良いなります。公式サイトの会社概要やスタッフ紹介のページに、これらの保有資格が明記されているかを必ずチェックしてください。

また、施工実績の数も重要な指標です。年間数千件、数万件といった実績がある業者は、それだけ様々な現場(狭小スペース、特殊な配管、古いマンションなど)を経験しており、イレギュラーな事態にも臨機応変に対応できるノウハウを蓄積しています。私が現場で新人スタッフを指導する際も、「マニュアル通りにいかない現場でどう工夫するかがプロの腕の見せ所だ」とよく伝えています。実績豊富な業者は、そうした現場の「引き出し」が多いのです。

見積もりの透明性と対応スピードの見極め方

給湯器が壊れるのは、たいてい突然です。特に冬場の寒い時期にお湯が出なくなると、一日でも早く直してほしいと焦ってしまうものです。そんなお客様の心理につけ込む悪質な業者を避けるために、見積もりの透明性と対応スピードを冷静に見極める必要があります。

まず見積もりについてですが、優良な業者は内訳が非常に明確です。「給湯器本体(型番明記)〇〇円」「リモコンセット〇〇円」「標準工事費〇〇円」「既存機器処分費〇〇円」といった具合に、何にいくらかかるのかが素人目にもわかります。逆に警戒すべきなのは、「給湯器交換工事 一式 〇〇円」としか書かれていない見積書です。これでは、後から「一式の中に処分費は含まれていませんでした」と言い逃れされる隙を与えてしまいます。

対応スピードも、業者の姿勢を測る良いバロメーターになります。問い合わせフォームから連絡をして、数時間以内に的確な返信(写真送付のお願いや、概算費用の提示など)が来る業者は、社内の管理体制がしっかりしている証拠です。逆に、連絡が翌日以降になったり、質問に対して的を射た回答が返ってこない業者は、工事後のアフターフォローでもレスポンスが遅い可能性が高いです。

ある日、焦った様子のお客様から「他社に電話したら、今すぐ契約すれば5万円値引きすると急かされて怖くなった」とご相談を受けたことがあります。まともな業者は、無理に即決を迫るような営業はしません。対応が早くても、強引な営業をしてくる業者はきっぱりと断る勇気を持つことも、失敗しないコツです。

長期保証とアフターサポートの充実度を比較する

給湯器は一度設置すれば、10年近く毎日使い続ける住宅設備です。設置したその日は完璧にお湯が出ても、数年後にパッキンの劣化で水漏れが起きたり、リモコンの液晶が映らなくなったりするトラブルは十分に起こり得ます。そのため、業者選びでは「工事が終わった後の付き合い方」を比較することが非常に重要です。

比較のポイントとなるのが「製品保証」と「工事保証」です。

  • 製品保証:給湯器本体の初期不良や自然故障に対する保証です。メーカーの標準保証は通常1年(BL認定品は2年)ですが、優良な専門業者の場合、独自の延長保証サービスを利用して「無料または有料で10年間の製品保証」を付けていることが多いです。
  • 工事保証:業者が行った配管の接続不良などが原因で起きたトラブルに対する保証です。こちらも「10年工事保証無料」を謳っている業者が安心です。

現場で修理に伺った際、「5年前に安い業者で交換したんだけど、水漏れして電話したら『うちの保証は1年で終わってます』と冷たく切られた」と嘆くお客様にお会いしたことがあります。給湯器の修理をメーカーに頼むと、出張費や部品代で数万円単位の出費になることがザラにあります。多少初期費用が数千円高くなったとしても、10年間のダブル保証(製品+工事)がしっかりついている業者を選ぶ方が、長期的に見れば圧倒的に安心でコストパフォーマンスが高いと断言できます。

給湯器の寿命や交換のタイミングはいつ?

給湯器の設計上の標準使用期間は10年と定められています。設置から10年が経過すると部品の供給が終了し、修理ができなくなるケースが多くなります。お湯の温度が安定しない、給湯器本体から異音や異臭がする、エラーコードが頻発するといった症状が出始めたら、完全に壊れる前に早めの交換を検討してください。

お湯が出ない・異音がするなどの危険サイン

給湯器は、ある日突然うんともすんとも言わなくなることもありますが、多くの場合、完全に壊れる前にいくつかの「SOSサイン」を出しています。このサインを見逃さず、適切なタイミングで業者に相談することが、寒い冬にお湯なし生活を強いられる悲劇を防ぐ最大の防御策です。

私が現場でよく遭遇する、給湯器の寿命を知らせる代表的な危険サインをいくつか紹介します。

  • お湯の温度が安定しない:設定温度を40度にしているのに、急にぬるくなったり、熱湯が出たりを繰り返す症状です。これは内部の水量センサーや燃焼を制御する基板が劣化しているサインです。シャワー中にいきなり冷水になって風邪をひきそうになった、というお客様の声をよく聞きます。
  • 給湯器本体から異音がする:お湯を出した時に「ボンッ!」という小さな爆発音(着火不良)がしたり、「ピーッ」「ブォォォ」といった普段聞き慣れない大きな音が鳴る場合、ファンモーターや燃焼バーナーに異常が起きている可能性が高いです。放置すると不完全燃焼を起こす危険があります。
  • 排気口の周りが黒く煤(すす)けている:これは非常に危険なサインです。内部で不完全燃焼が起きており、一酸化炭素が発生しているおそれがあります。すぐに使用を中止し、業者に点検を依頼してください。
  • 水漏れしている:本体の下からポタポタと水が垂れている場合、内部のパッキン劣化や配管の腐食が考えられます。漏電の原因にもなるため放置は厳禁です。

「ちょっと調子が悪いけど、まだお湯は出るからだましだまし使おう」と考えるお気持ちは痛いほどわかります。しかし、給湯器はガスを燃やしてお湯を作る機器です。無理な使用は重大な事故につながる恐れがあるため、少しでもおかしいなと感じたら、無理をせず専門業者へ相談してください。

10年経過した給湯器の修理と交換の判断基準

給湯器の調子が悪くなった時、お客様から一番よく聞かれるのが「これって修理で直りますか?それとも交換した方がいいですか?」という質問です。この判断の明確な基準となるのが「設置から何年経過しているか」です。

各メーカー(ノーリツ、リンナイ、パロマなど)は、給湯器の「設計上の標準使用期間」を10年と定めています。そして重要なのが、メーカーが修理用の部品(補修用性能部品)を保有している期間も、製品の製造終了から10年と決められている点です。

つまり、設置から10年以上経過している給湯器が故障した場合、メーカーに修理を依頼しても「すでに部品の供給が終了しているため、修理できません」と断られてしまう確率が非常に高いのです。運良く部品が残っていて修理できたとしても、10年経った機械はあちこちの部品が寿命を迎えています。今回は基板を直したけれど、半年後にはポンプが壊れ、また数万円の修理代がかかる……という「修理のいたちごっこ」に陥るケースを、私は現場で何度も見てきました。

プロの目線からアドバイスさせていただくと、以下の基準で判断するのが最も賢明です。

  • 設置から7年未満: まだ比較的新しいため、修理をおすすめします。保証期間内であれば無料で直せる可能性もあります。
  • 設置から8〜9年: 修理費用によります。数千円〜1万円程度の簡単な部品交換(パッキンなど)なら修理でも良いですが、基板や熱交換器など3万円以上かかる高額な修理になる場合は、思い切って新品に交換した方が長期的にはお得です。
  • 設置から10年以上: 迷わず「交換」をおすすめします。安全面を考慮しても、最新の省エネ機種に買い替えるメリットの方がはるかに大きいです。

最終的な判断は専門業者にご相談いただくのが一番ですが、ご自宅の給湯器の前面に貼ってある銘板シールを見て「製造年月」を確認しておくことで、業者とのやり取りが非常にスムーズになります。

ワンポイントアドバイス
給湯器の故障は、水温が下がり給湯器に大きな負荷がかかる「冬(11月〜2月)」に集中します。この時期は業者の繁忙期となり、工事まで数日〜1週間待たされることも珍しくありません。10年を超えていて少しでも不調を感じるなら、秋口などの気候が良い時期に余裕を持って交換を済ませておくのが、最も賢いリスク管理です。

給湯器交換工事はどのくらい時間がかかる?流れと注意点

給湯器の交換工事にかかる時間は、標準的な壁掛けタイプで約2時間から3時間程度です。エコジョーズへの変更や床暖房機能付きなどの複雑な機種、設置場所が狭い場合は半日ほどかかることもあります。当日はガスや水道を止める時間帯があるため、事前に生活スケジュールを調整し、必ず立ち会いをお願いしています。

お問い合わせから現地調査・見積もりまでの流れ

初めて給湯器の交換を依頼する方にとって、「どんな手順で進むのか」「家の中に業者が入ってくるのか」など、不安に思うことは多いと思います。ここでは、一般的な専門業者に依頼した場合の、お問い合わせから工事までのスムーズな流れを解説します。

1. お問い合わせと状況確認
まずは業者の公式サイトのフォームやLINE、フリーダイヤルから連絡をします。この時、現在の給湯器の「メーカー名」と「型番(品番)」を伝えると話が早いです。型番は給湯器本体の正面に貼られているシールに記載されています(例:GT-C2462AWXなど)。

2. 写真の送付によるWeb見積もり
最近の優良な専門業者は、スピードを重視するため、現地調査を省略して「写真判定」で見積もりを出すシステムを導入しています。スマートフォンで「給湯器の全体写真」「配管部分のアップ」「型番シール」「浴室と台所のリモコン」の写真を撮影して送るだけで、プロのスタッフが設置環境を判断し、正確な見積もりを提示してくれます。私自身も毎日多くの写真を拝見しますが、配管の取り回しや搬入経路さえ確認できれば、99%正確な見積もりが可能です。

3. 見積もりの確認と契約
提示された見積もりの金額、工事内容、保証内容を確認します。不明な点があれば、この段階で必ず質問してください。納得ができたら正式に契約(工事日の決定)となります。在庫がある機種であれば、最短で当日や翌日の工事が組まれることもあります。

4. マンションの場合は管理組合への申請
マンションにお住まいの場合、給湯器の交換は共用部分(パイプシャフトやベランダ)に関わる工事となるため、事前に管理組合や管理会社への届け出が必要なケースがほとんどです。工事日が決まったら、速やかに管理人に連絡し、必要な手続き(工事申請書の提出など)を済ませておきましょう。これを忘れると、当日に工事がストップしてしまうトラブルになりかねません。

当日の施工手順と立ち会いのポイント

いよいよ工事当日です。お客様には、工事の最初と最後の確認の際に必ずお立ち会いをお願いしています。作業中の数時間は、ご自宅の中で普段通りにお過ごしいただいて構いません。

【当日の作業手順(目安:2〜3時間)】

  1. ご挨拶と作業内容の説明(約10分):
    到着後、まずは名刺をお渡しし、本日の作業手順と終了予定時刻をお伝えします。この時に、駐車スペースの確認なども行います。
  2. 養生と既存機器の取り外し(約30分):
    周囲を汚さないように養生シートを敷き、ガスと水道の元栓を閉めます。その後、古い給湯器本体を取り外します。この作業中から、一時的にお家全体の水とお湯、ガスコンロなどが使えなくなります。
  3. 新しい給湯器の設置と配管接続(約1時間):
    新しい本体を壁や床にしっかりと固定し、給水・給湯・ガス・追い焚きなどの各種配管を接続します。エコジョーズの場合は、ここでドレン排水の配管工事も並行して行います。ガス漏れや水漏れがないか、専用の検知器を使って入念にチェックする最も重要な工程です。
  4. リモコンの交換(約30分):
    屋外の作業と並行、あるいは前後して、家の中に入らせていただき、台所と浴室のリモコンを新しいものに交換します。浴室での作業があるため、お風呂場は軽く片付けておいていただけると作業がスムーズに進み、職人としては非常にありがたいです。
  5. 試運転と操作説明(約20分):
    すべての接続が終わったら元栓を開け、実際にガスと水道を通水して試運転を行います。お風呂の自動湯張り機能が正常に働くか、設定温度通りのお湯が出るかを確認します。最後に、お客様と一緒にリモコンの基本的な操作方法や、エコジョーズの排水の仕組みなどを説明し、工事完了のサインをいただいて撤収となります。

現場での立ち会いの際、お客様から「職人さんに差し入れはお茶が良いですか?」と温かいお気遣いをいただくことがあります。お気持ちだけで十分嬉しいのですが、もしいただけるのであれば、作業中は手が汚れていることが多いので、蓋が閉められるペットボトルのお茶やコーヒーが一番ありがたいというのが、現場の職人の本音です(笑)。

給湯器交換に関するよくある質問(FAQ)

給湯器交換に関してよくいただく質問は、賃貸物件での対応方法、補助金の活用、冬場の応急処置などです。賃貸の場合はまず管理会社への連絡が必須です。また、省エネ給湯器には国や自治体の補助金が使える場合があり、冬場の故障時はお湯が出ない期間をどう乗り切るかが重要です。それぞれ詳しく解説していきます。

賃貸アパートやマンションでの給湯器交換はどうすればいい?

賃貸物件にお住まいで給湯器が故障した場合、勝手に自分で業者を呼んで交換してはいけません。給湯器は大家さんの所有物(付帯設備)であるため、まずは管理会社や大家さんに連絡し、指示を仰ぐのが鉄則です。経年劣化による故障であれば、費用はすべて大家さん負担で交換してもらえます。

詳細をお話しすると、賃貸の契約書には通常「付帯設備の修繕は貸主が行う」と記載されています。そのため、お湯が出なくなったら、焦らずに管理会社の緊急連絡先やサポートセンターに電話をしてください。管理会社が提携しているガス会社や水道業者が手配され、点検や交換に来てくれます。

ただし、一つ注意点があります。それは「対応が遅い場合がある」ということです。管理会社から大家さんへ見積もりの決裁を取るのに時間がかかり、数日間お湯が出ないまま放置されてしまうケースも少なくありません。もし「業者の手配に1週間かかる」と言われた場合は、「こちらで専門業者を手配して、領収書を回す形でも良いか?」と交渉してみるのも一つの手です。無断で交換すると、退去時に原状回復トラブルになる可能性があるので、必ず許可を得てから行動してください。

給湯器交換に使える補助金や助成金はある?

エコジョーズやエコキュートなどの高効率(省エネ)給湯器への交換を検討している場合、国や自治体が実施している補助金制度を活用できるおそれがあります。条件を満たせば数万円〜10万円以上の還元を受けられるため、交換前に必ず最新の制度を確認をおすすめします。

代表的なものとして、国が主導する「給湯省エネ事業」や「子育てエコホーム支援事業」といった大型の補助金キャンペーンが近年頻繁に実施されています。例えば、従来型のガス給湯器から電気とガスのハイブリッド給湯器(エコワンなど)やエコキュートに交換する場合、大幅な補助金が支給されるケースがあります。エコジョーズ単体の交換でも、リフォーム全体の枠組みの中で補助の対象になることがあります。

また、お住まいの市区町村が独自に「省エネ家電買い替え補助金」などを設けていることもあります。補助金をもらうための重要なポイントは、「補助金の対象となる機種を選ぶこと」と「事前に登録された事業者(登録施工業者)に依頼すること」の2点です。工事が終わってから「補助金を申請したい」と言っても手遅れになることが多いため、見積もりの段階で業者に「この機種で使える補助金はありますか?」と相談するのが確実です。

冬場の繁忙期に給湯器が壊れた場合の応急処置は?

冬場に給湯器が完全に壊れてしまい、業者に頼んでも「交換工事は3日後になります」と言われてしまった場合、その間お風呂にどうやって入るかが切実な問題になります。銭湯やスポーツジムを活用するのが基本ですが、ご自宅でできる安全な応急処置や乗り切り方を知っておくと少し安心です。

まず、エラーコードが出てお湯が出ない場合、一時的なシステムのエラーであれば「給湯器のコンセントを抜いて、10秒ほど待ってから再度挿し直す(リセットする)」ことで、一時的に復旧することがあります。ただし、これはあくまで一時しのぎであり、根本的な解決にはならないため、復旧したとしても必ず業者の点検を受けてください。ガス臭い場合や水漏れしている場合は、絶対にリセット操作を行わず、ガスの元栓を閉めてください。

お湯が全く使えない数日間は、近所の銭湯やスーパー銭湯を利用するのが最も確実でストレスがありません。また、食器洗いなどでどうしてもお湯が必要な場合は、電気ケトルやカセットコンロでお湯を沸かし、水と混ぜて適温にして使うしかありません。冬場の故障は本当に心身ともに応えます。だからこそ、この記事でお伝えしてきた「10年を超えたら早めの交換」という予防策が何よりも大切なのです。

給湯器交換業者おすすめ比較!費用と選び方の完全ガイドのまとめ

給湯器交換業者のおすすめ比較や費用、選び方の完全ガイドとしてお伝えしてきた通り、業者選びは価格だけでなく、実績や資格、保証の有無が重要です。費用相場は10万〜25万円程度ですが、複数社から相見積もりを取り、対応の誠実さを見極めることが失敗しないコツです。信頼できる業者を見つけて快適な生活を取り戻しましょう。

ここまで、給湯器の交換に関する様々な疑問や不安について、現場のプロとしての視点から詳しく解説してきました。最後に、絶対に失敗しないための重要なポイントをもう一度おさらいしておきます。

  • 依頼先の比較: コストとスピードを重視するなら「給湯器交換の専門業者」がおすすめ。安心感重視ならガス会社ですが費用は高めです。
  • 費用の相場: 本体+標準工事費で10万円〜25万円が目安。必ず「コミコミの総額」で見積もりを比較し、追加工事の有無を事前確認すること。
  • 業者の選び方: 「ガス機器設置スペシャリスト」などの資格保有、見積もりの明朗さ、そして「10年間の製品・工事ダブル保証」があるかどうかが優良業者の見極めラインです。
  • 交換のタイミング: 設置から10年が寿命の目安。異音や温度ムラが出始めたら、冬の繁忙期を迎える前に早めの交換を。

給湯器は、私たちが毎日温かいお風呂に入り、快適な生活を送るために欠かせない「縁の下の力持ち」です。いざ壊れてお湯が出なくなって初めて、そのありがたみに気づくものです。だからこそ、焦って適当な業者に頼むのではなく、この記事のガイドを参考にして、長く付き合える信頼できる業者をしっかりと選んでいただきたいと思います。

もし今、ご自宅の給湯器に少しでも不安を感じているのであれば、まずは優良な専門業者の無料見積もり(写真判定)を利用して、現在の状況と交換費用の目安を把握しておくことから始めてみてください。それが、後悔しない給湯器交換への第一歩となります。

佐藤 裕

この記事の執筆者

佐藤 裕

株式会社生活水道センター 本部長

保有資格:給水装置工事主任技術者
ガス可とう管接続工事監督者 登録番号:13250405

株式会社生活水道センター 本部長。30年間、水回りトラブルの最前線でお客様の「困った」に向き合い続けてきた専門家。数えきれないほどの相談実績から、給湯器トラブルの背後にある不安を汲み取り、迅速かつ的確なアドバイスを行う。近年は全国の協力店・修理業者とのネットワーク構築にも尽力し、日本各地で質の高いサービスが提供できる体制づくりに奔走。「本当に役立つ、嘘のない情報」を届けることをモットーとしている。

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