給湯器の水漏れはどこから?応急処置・修理費用・交換判断
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給湯器の水漏れはどこから?応急処置・修理費用・交換判断
濱本 孝一
株式会社 生活水道センター 代表取締役
給水装置工事主任技術者/ガス機器設置スペシャリスト/2級管工事施工管理技士
給湯器本体の箱から水が漏れている場合は、使用を止めて修理を依頼してください。接続配管、エコジョーズのドレン排水、水抜き栓からの水滴は対応が異なります。最初に水の出どころを離れた位置から確認します。
水漏れを発見したときの応急処置
- 給湯器の運転を停止:リモコンの運転スイッチを切る
- 水の出どころを確認:本体、接続配管、ドレン管、水抜き栓を撮影
- 安全に操作できる場合だけ止水:給湯器の給水元栓を閉める
- ガス臭・煙・異音を確認:あれば電気操作をせず、屋外からガス会社へ連絡
- 賃貸・集合住宅:管理会社や貸主へ連絡

コンセントを一律に抜かない
コンセントや周辺が濡れている場合は、感電のおそれがあるため触れないでください。また冬季に電源を切ると凍結予防ヒーターや循環ポンプが働かなくなり、凍結被害を広げる可能性があります。
電源を遮断する必要があるかは、水漏れ位置、設置環境、取扱説明書により判断します。濡れた電気部分へ近づかず、修理受付時に現在の状態を伝えて指示を受けてください。

止水栓を閉めるときの注意
給湯器下の給水元栓が特定でき、安全に近づける場合は閉めて被害拡大を防ぎます。無理に固いバルブを回したり、熱い配管や濡れた電気部品へ触れたりしないでください。止水位置が分からなければ、住戸全体の元栓について管理会社や水道業者へ確認します。
水漏れ箇所別の原因と連絡先
| 水漏れ箇所 | 考えられる状態 | 連絡先 |
|---|---|---|
| 給湯器本体の箱・内部 | 内部配管、熱交換器、部品などの不具合 | メーカーまたは給湯器修理業者 |
| 給水・給湯・追いだき配管 | 接続部、パッキン、配管の破損 | 施工店または配管・水道業者 |
| エコジョーズのドレン出口 | 燃焼中のドレン排水なら正常な場合がある | 排水管破損なら施工店・配管業者 |
| 水抜き栓 | 使用後の一時的な水滴は安全装置の作動の場合がある | 使用していない時も流れ続けるなら修理 |
| 設置直後の接続部 | 締付け、パッキン、施工上の問題 | 設置を担当した施工店 |
ノーリツ公式FAQでは、給湯器本体の箱から水が漏れる場合は修理が必要と案内しています。一方、接続配管の破損やドレン配管自体の破損は、施工店または配管業者への相談対象です。
賃貸・マンションの場合

賃貸では給湯器が貸主側の設備であることが一般的です。入居者が独自に分解・修理・交換を発注せず、次の情報を管理会社または貸主へ伝えます。
- 水漏れを発見した日時
- 本体・配管・床など水が出ている場所
- 給湯器の型番
- 運転中か停止中か
- 下階や共用部へ水が回っていないか
- ガス臭・異音・エラーの有無
下階への漏水が疑われる場合は緊急性が高いため、管理会社の緊急窓口へ連絡してください。費用負担は原因、契約、入居者の故意・過失の有無で変わるため、先に承認を得ます。
水漏れの主な原因
経年劣化

パッキン、内部配管、熱交換器などは長期使用で劣化します。ノーリツは家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間を製造から10年としています。10年以上使用している場合は、故障箇所以外の劣化や部品供給も含めて交換を比較します。
凍結による破損

配管が凍結すると、膨張によって配管や接続部が破損し、解凍後に水漏れが現れることがあります。凍結中に熱湯をかけると破損ややけどの原因になるため避けます。水漏れが判明したら給水を止めて修理を依頼してください。
設置直後の施工・製品上の問題

設置直後の水漏れは、配管接続、パッキン、排水処理などの確認が必要です。自分で締め直さず、設置業者へ保証と再施工の対象になるか確認します。
自分で修理してはいけない理由

給湯器内部にはガス、水、電気の系統があります。漏れている部分だけを塞ぐと、水が基板や燃焼部へ回ったり、別の安全上の問題を見落としたりするおそれがあります。
利用者が行うのは、使用停止、離れた場所からの確認、写真撮影、安全に操作できる場合の止水までにします。外装を開ける、内部配管を締める、市販テープで塞ぐ作業は行わないでください。
修理費用は何で変わる?
水漏れ修理は、漏れている場所と交換部品で費用差が大きいため、現場確認前の一律料金では判断できません。見積書では次を確認します。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 診断・出張費 | 修理しない場合にも発生するか |
| 交換部品 | パッキン、配管、バルブ、熱交換器、基板など |
| 作業費 | 設置場所や分解範囲による違い |
| 追加工事 | 保温材、配管、排水経路の補修 |
| 保証 | 修理部品・作業の保証期間 |
| 修理不能時 | 診断費と交換見積もりの扱い |
修理か交換かの判断
- 使用年数が短く軽微な部品故障:修理を中心に見積もる
- 10年以上使用:部品供給と他部品の劣化を含め交換も比較
- 熱交換器や複数部品の故障:修理総額と交換費用を比較
- 凍結破損:破損範囲と再発防止の保温施工も確認
- 設置直後:施工保証・製品保証を先に確認
給湯器全体、水漏れ箇所、型番ラベルを撮影し、「給湯器の修理・交換相談」から使用年数と症状をお知らせください。
よくある質問
エコジョーズの配管から水が出るのは故障ですか?
燃焼時にドレン出口から排水される水は正常な場合があります。ただし、ドレン配管自体の割れや接続部から漏れている場合は補修が必要です。
水抜き栓から数滴落ちるのは故障ですか?
使用後に一時的に水滴が落ちる場合は、過圧防止安全装置の働きで故障ではない場合があります。使用していない時も常に水が出る場合は修理を依頼します。
水漏れしていてもお湯を使えますか?
本体内部から漏れている場合は使用を止めます。漏水箇所を自己判断できない場合も、被害拡大を避けるため使用せず点検を依頼してください。
公式情報
※水漏れ位置と機種により対応が異なります。危険を感じる場合は近づかず、管理会社・ガス会社・修理業者へ連絡してください。
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