給湯器循環ポンプ故障の原因と対処法まとめ |

給湯器循環ポンプ故障の原因と対処法まとめ

2025年04月11日 [トピックス]

給湯器の追い焚き機能や保温機能に不具合があると感じたとき、まず疑うべきポイントが給湯器循環ポンプ故障です。この循環ポンプは、浴槽内のお湯を吸い上げて加熱し、再び浴槽に戻すという流れを担う重要な装置であり、家庭の快適な入浴環境を陰から支えています。

本記事では、給湯器循環ポンプ仕組みの基本から、風呂循環ポンプとはどのような部品なのか、さらにはポンプ内部の汚れを防ぐために欠かせない風呂循環ポンプ掃除の重要性についても丁寧に解説します。

また、風呂循環ポンプ交換の目安や、エコキュート循環ポンプ交換費用の相場、ノーリツ給湯器ポンプ故障時に現れる特徴的なサインについても詳しく触れていきます。業務用機器に多く見られるボイラー循環ポンプとの違い、さらには追い焚きポンプとの使い分けのポイントもあわせてご紹介します。

併せて、給湯循環ポンプの寿命はどのくらいか、循環ポンプは別名で何といいますかといった、ユーザーが抱きやすい素朴な疑問にも答える内容になっています。

初めてトラブルに直面した方でも理解できるよう、図解に頼らず言葉だけでわかりやすくまとめています。修理や交換を検討している方にとって、役立つ情報が詰まった記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を通して分かる事

給湯器の循環ポンプが果たす役割と仕組み
故障時に現れる症状と見分け方
掃除や交換で防げるトラブルの種類
修理や交換にかかるおおよその費用と対処法

給湯器循環ポンプ故障の原因と対策

給湯器循環ポンプの仕組みと役割
風呂循環ポンプとはどんな部品か
ノーリツ給湯器ポンプ故障の特徴と対応策
ボイラー循環ポンプとの違いを解説
循環ポンプは別名で何と呼ばれるか

給湯器循環ポンプの仕組みと役割

給湯器における循環ポンプは、お湯を浴槽へと循環させるために欠かせない重要な部品です。追い焚き機能や保温機能を支える裏方として働いており、普段は目にすることのない存在ですが、快適な入浴環境を保つために欠かせません。

このポンプの役割は、浴槽内のお湯を吸い込み、給湯器内部で加熱したのちに再び浴槽に戻すという流れを維持することです。これにより、追い焚き時に水を足すことなく温度を上げたり、浴槽内の温度を一定に保ったりすることが可能になります。特に冬場のようにお湯がすぐに冷めてしまう時期には、この機能が大きなメリットとして実感できるでしょう。

仕組みとしては、浴槽の側面などに取り付けられた循環口から水を吸い上げると、ポンプが内部で水を圧送し、バーナーやヒーターで再加熱したお湯を別の配管を通じて浴槽に戻す構造です。この一連のプロセスは自動的に行われており、リモコンの操作ひとつで制御されています。

しかしながら、循環ポンプは経年劣化や異物の混入によって性能が低下することもあります。例えば、「追い焚きしてもお湯が温まらない」「お湯の循環音が異常に大きい」といった症状は、ポンプの不調が疑われるサインです。これらの不具合を放置すると、結果として給湯器自体が故障するリスクもあるため、早めの点検や清掃、必要であれば交換対応が求められます。

このように、給湯器の循環ポンプは、お風呂の快適さを陰で支える縁の下の力持ちといえるでしょう。目に見えない場所にあるからこそ、定期的な点検と正しい理解が大切です。

風呂循環ポンプとはどんな部品か

風呂循環ポンプとは、主に浴槽内のお湯を吸い上げ、加熱して再び浴槽へ戻すために用いられる給湯器の構成部品です。家庭用の追い焚き機能や保温機能を支える中心的な役割を果たしています。

この部品は、多くの場合、給湯器本体内部に組み込まれており、リモコンの追い焚きスイッチを押すと自動的に作動します。仕組みとしては、浴槽に設けられた循環口から水を吸い上げてポンプ内部を通し、その水を加熱装置へと送り、温めたお湯を再び浴槽に戻すという流れです。ポンプには水を流すためのインペラー（羽根車）が内蔵されており、これが回転することで強制的に水流を生み出します。

多くの人が勘違いしやすいのは、風呂循環ポンプが浴槽の下や側面についている「循環金具」とは別物だという点です。循環金具は水の出入り口であり、実際に水を送る力を持っているのは給湯器内部のポンプ部分です。

また、この部品は目に見えない場所にあるため、気づかぬうちに汚れや水垢がたまりやすいのも特徴です。定期的に循環口のフィルター掃除をしていても、本体内のポンプ部には汚れが蓄積していることがあり、これが原因で性能が低下したり故障につながったりします。

さらに、風呂循環ポンプは消耗部品であるため、10年程度で寿命が来るケースも少なくありません。長期間使用していると異音が発生したり、追い焚き時の温まりが悪くなったりするため、定期的な点検や交換を検討する必要があります。

このように、風呂循環ポンプは日常的に使われているにもかかわらず、故障しない限り注目されにくい部品です。しかし、入浴の快適さを大きく左右する要となるため、その仕組みと役割について正しく理解しておくことが大切です。

ノーリツ給湯器ポンプ故障の特徴と対応策

ノーリツ製の給湯器においても、循環ポンプの故障は一定の頻度で発生します。その特徴として、まず挙げられるのは「追い焚きができない」「お湯の温度が上がらない」といった分かりやすい不具合です。これらは多くの場合、ポンプが正常に水を循環させられていないことが原因です。

また、ノーリツの機種ではポンプに関する故障が起こると、リモコンにエラーコードが表示されることがあります。たとえば「888」や「632」といったコードが出た場合、これはポンプや循環関連部に問題があることを示しており、ユーザーが簡単に修理できるものではありません。

一方で、異音や振動といった症状から徐々に兆候が現れるケースもあります。ポンプ内部に異物が入り込んでいたり、モーターの回転が不安定になっていたりすると、動作音が普段より大きくなります。特に運転開始時や追い焚き中に「ゴーッ」や「カラカラ」といった異音がある場合は、早めの点検が必要です。

対応策としては、まずフィルターや循環口の掃除を行うのが基本ですが、これで改善しない場合はポンプ自体の劣化や破損が疑われます。このような場合には、無理に自分で対応せず、ノーリツのサービス窓口や給湯器修理業者に連絡するのが賢明です。

なお、保証期間内であれば無償対応される可能性もありますが、設置から10年以上が経過している場合は有償修理、または給湯器本体ごとの交換を勧められることもあります。

こうした事情を踏まえると、ノーリツ給湯器のポンプ故障には早期の発見と冷静な対処が求められます。エラー表示や異常な動作に気づいたときは、自己判断を避け、専門業者による点検を依頼することが安心につながるでしょう。

ボイラー循環ポンプとの違いを解説

家庭用給湯器の循環ポンプと、業務用や大規模施設で使われるボイラーの循環ポンプは、似ているようで役割や構造、使われる環境において明確な違いがあります。この違いを理解しておくことで、より適切な対応やメンテナンスができるようになります。

まず、家庭用給湯器の循環ポンプは主に「追い焚き」や「保温機能」を支えるために浴槽内の水を循環させる装置です。給湯器の内部に設置されており、浴槽の循環口から水を吸い上げ、内部で加熱してから再び浴槽に戻すというプロセスを自動で行います。つまり、個人宅のバスライフを快適にするための装置です。

一方で、ボイラーの循環ポンプは、主に業務用や集合住宅、大型施設などで使用され、建物全体にお湯や温水を供給するシステムの中核を担っています。その規模は非常に大きく、配管を通じて複数の部屋や設備に熱を供給するため、パワーや耐久性も家庭用に比べて格段に高く設計されています。

もうひとつ注目すべき違いは、使用される水の性質や運転時間の長さです。ボイラー用ポンプでは、高温高圧の水が連続的に循環するため、耐熱性や耐圧性能が求められます。これに対して、家庭用給湯器の循環ポンプは比較的短時間での使用が前提となっており、定期的な清掃と点検で長く使うことができます。

このように、両者は「水を循環させる」という点では共通していますが、その目的や設計思想、使用環境には大きな違いがあります。自宅の設備について正しく理解しておくことで、故障時の対応もスムーズに行えるようになるでしょう。

循環ポンプは別名で何と呼ばれるか

循環ポンプは、業界内や製品仕様書などで「リターンポンプ」「再加熱ポンプ」などと呼ばれることがあります。いずれもその機能に由来した呼び名であり、製品によっては名称が異なる場合もあるため、混乱しないように注意が必要です。

「リターンポンプ」という名称は、文字通り水を元の場所に戻す（リターン）機能に焦点を当てた表現です。これは特に業務用設備や集中管理型の暖房システムなどで用いられることが多く、温めた水を循環させるという意味でこの言葉が使用されます。

一方、家庭用給湯器や浴室設備においては、「再加熱ポンプ」「追い焚きポンプ」といった呼び方が見られます。これらの呼称は、機能をより具体的に表現しており、使用者が用途を直感的に理解しやすいよう配慮された言い方です。

また、製造メーカーごとに独自の呼び名を採用している場合もあるため、取扱説明書や公式サイトの表記にも注意を払いましょう。たとえば、あるメーカーでは「浴槽用循環ポンプ」と記載されていることもありますが、基本的な機能は同じです。

こうした別名は、一見するとまったく異なる部品に見えることがありますが、実際は同じ目的で使用されていることがほとんどです。そのため、専門用語や製品名の違いに戸惑ったときは、機能面に着目することで本質を理解する手がかりになります。

給湯器循環ポンプ故障時の交換と費用

風呂循環ポンプの掃除で防げる故障
風呂循環ポンプを交換すべきタイミング
エコキュート循環ポンプ交換費用の目安
追い焚きポンプと循環ポンプの違いとは
給湯循環ポンプの寿命はどのくらいか

風呂循環ポンプの掃除で防げる故障

風呂循環ポンプは、浴槽のお湯を吸い上げて給湯器内部で加熱し、再び浴槽に戻す重要な役割を持っています。しかし、このポンプは常に水と接しているため、汚れや髪の毛、水垢などが内部にたまりやすく、定期的な掃除を怠るとさまざまな故障の原因となります。

掃除を行うことで防げる代表的な故障には、まず「ポンプの詰まり」があります。循環口のフィルターや配管にゴミが蓄積すると、水の流れが悪くなり、ポンプに過剰な負荷がかかって動作不良を起こすことがあります。また、水の流れが弱くなると、追い焚き機能の効率が下がり、なかなかお湯が温まらないという不具合にもつながります。

さらに、ポンプ内部に異物が入り込むと、「異音」が発生することもあります。運転時にゴロゴロ、ガラガラというような不自然な音が聞こえる場合、内部で異物が引っかかっている可能性が高く、放置するとモーターの焼き付きやポンプ自体の故障に発展しかねません。

このようなトラブルを未然に防ぐには、浴槽の循環口に設置されたフィルターの定期的な掃除が有効です。多くの家庭では1〜2週間に一度を目安に、フィルターを取り外して水洗いすることが推奨されています。加えて、浴槽のお湯を毎日交換することで、汚れの付着を最小限に抑えることもできます。

また、長期間使用しているとポンプ内部にも汚れが蓄積していくため、年に1回程度は専門業者による点検や内部洗浄を依頼するのが望ましいでしょう。こうすることで、ポンプの寿命を延ばすとともに、突発的なトラブルを回避することができます。

風呂循環ポンプの掃除は手間のかかる作業ではありますが、その積み重ねが安全で快適なバスタイムにつながります。日々のメンテナンスを怠らず、小さな異変に気づくことが故障を防ぐ最大のコツといえるでしょう。

風呂循環ポンプを交換すべきタイミング

風呂循環ポンプの交換時期を見極めることは、快適な入浴環境を保つうえで非常に重要です。ポンプが正常に動作していれば、追い焚きや湯温の保温といった機能がスムーズに使えますが、不具合が起きたまま放置すると、浴槽のお湯が温まらない、異音がする、あるいは水が循環しないといったトラブルにつながります。

一般的に、風呂循環ポンプの寿命は7〜10年程度とされています。この期間を超えると、経年劣化による動作不良やモーターの故障が起きやすくなります。したがって、製品の設置から10年以上経っている場合は、不具合が出ていなくても点検や交換を視野に入れることが望ましいです。

交換の目安となる症状にはいくつかの共通点があります。たとえば、追い焚き機能が極端に遅くなったり、お湯の温度が安定しなくなったりした場合、循環ポンプの吸い込みや吐き出しの力が低下している可能性があります。また、運転時に「ゴーッ」「カラカラ」といった異音が発生するようになった場合も、内部部品の摩耗やゴミの詰まりが進行しているサインです。

さらに、水漏れやリモコンのエラーメッセージ（例：給湯エラー〇〇番など）が頻発するようになったときも注意が必要です。これらの症状は、循環ポンプだけでなく、周辺機器にも負荷がかかっている可能性を示しており、放置するとより大きな修理費用がかかるリスクがあります。

このように、風呂循環ポンプの交換時期は、使用年数と日々の運転状況、そして現れる異常の兆候によって判断する必要があります。些細な変化であっても、早期に専門業者へ点検を依頼することで、大がかりな修理や急なトラブルを防ぐことができるでしょう。

エコキュート循環ポンプ交換費用の目安

エコキュートに内蔵されている循環ポンプが故障した場合、交換費用がどれくらいかかるのかは多くの人が気になるポイントです。一般的な目安としては、部品代と工賃を含めて25,000円〜60,000円程度が相場とされています。ただし、エコキュートの機種や設置環境、業者の料金体系によって大きく変動する場合もあります。

費用の内訳を詳しく見ると、まず部品代としておおよそ10,000〜30,000円程度がかかります。これはメーカー純正品を使用する場合の価格であり、リサイクル品や互換部品を選ぶことで若干安くなることもありますが、長期的な安定動作を考えると純正品が無難です。

次に、工賃についてですが、これは作業時間や配管の難易度によって大きく変わります。簡単な交換であれば10,000〜15,000円程度で済みますが、設置スペースが狭く作業が困難な場合や、他の部品と同時に交換する必要があるケースでは30,000円近くまで上がることもあります。

また、保証期間内であれば無償交換の対象となる可能性もありますので、購入時の保証書や延長保証の有無を確認しておくと安心です。特に10年保証付きのプランを利用している家庭では、保証期間内であれば修理・交換費用がゼロ円で済むこともあります。

加えて、エコキュートは「ヒートポンプユニット」「貯湯タンクユニット」「配管部材」など複数の機構が連携して動作しているため、循環ポンプの不具合が他の部品に波及していないかも併せて確認すべきです。こうした点検を含めて、プロに任せることが結果的に安心で経済的な対応になるケースも少なくありません。

追い焚きポンプと循環ポンプの違いとは

「追い焚きポンプ」と「循環ポンプ」は、どちらも浴槽のお湯を移動させるための装置ですが、その役割や構造には微妙な違いがあります。混同しやすいこの2つのポンプの違いを理解することで、故障時の対処やメンテナンスの考え方が大きく変わってきます。

まず、循環ポンプとは、浴槽内のお湯を吸い上げて、給湯器内部で温め直し、再び浴槽へ戻すために使われる装置です。つまり、浴槽と給湯器の間でお湯を「循環」させることで保温や追い焚きを実現しています。このポンプは、ほとんどの給湯器に標準搭載されており、主に浴槽のお湯を維持する目的で稼働します。

一方の「追い焚きポンプ」は、厳密には循環ポンプを含む構造全体を指して使われることがあります。つまり、追い焚き機能を実現するための一連のシステムの中で、実際に水を動かしている部分が循環ポンプであり、「追い焚きポンプ」はその俗称や一般的な呼び方に近いといえるでしょう。

また、メーカーや業界内では「循環ポンプ」という呼び名が正式に使われることが多く、取扱説明書や修理報告書にもその名称で記載されるのが一般的です。家庭内では「追い焚きができなくなった」といった表現がよく使われるため、それに対応する形で「追い焚きポンプ」という言葉が浸透しています。

実際の違いは目的よりも呼称にあると言っても過言ではありません。そのため、トラブルが発生した際に業者へ問い合わせる場合は、「追い焚きポンプの不具合」ではなく「循環ポンプが動かない」と正確に伝えることで、よりスムーズに話が進む可能性が高まります。

このように、呼び方は異なるものの、どちらも浴槽のお湯を移動させるという共通の機能を担っています。違いを理解することは、給湯器のトラブル対処だけでなく、適切なメンテナンスにもつながっていくのです。

給湯循環ポンプの寿命はどのくらいか

給湯循環ポンプの寿命は、一般的に7年から10年ほどとされています。これは家庭用給湯器の主要部品の中でも比較的短めの寿命であり、定期的な点検や早めの対処が求められる部品のひとつです。ただし、実際の使用環境や設置状況、メンテナンスの有無によって前後することがあります。

そもそも給湯循環ポンプとは、浴槽内の水を給湯器へと送り、再び浴槽へ戻すという「循環」の動作を担う心臓部です。このポンプが正常に機能していれば、追い焚きや保温などがスムーズに行えますが、劣化や故障が進行するとお湯がうまく温まらない、時間がかかる、異音がするなどの不具合が発生します。

特に注意が必要なのは、設置から5年を過ぎたあたりです。この頃から内部のモーター部品やゴム製のパッキン類が徐々に劣化し、故障の兆候が現れやすくなります。例えば、追い焚き中にガタガタという振動音がする、水の流れが不安定になるといった小さな変化が見られることがあります。これらを放置すると、突然の停止や水漏れといった深刻なトラブルにつながることもあります。

また、給湯器を毎日頻繁に使う家庭や、浴槽に汚れが溜まりやすい環境では、ポンプにかかる負荷も大きくなります。そのため、使用頻度が高いご家庭では、実質の寿命が7年未満になるケースも珍しくありません。一方で、丁寧な掃除と定期点検を続けている家庭では、10年以上トラブルなく使えている事例もあります。

このように考えると、給湯循環ポンプの寿命はあくまで目安であり、重要なのは使用年数だけでなく「兆候を見逃さないこと」です。追い焚き機能の性能が低下してきたと感じたときは、専門業者による点検を依頼するのが安心です。必要に応じてポンプの交換を早めに行うことで、給湯器全体のトラブルや高額な修理費用を防ぐことにもつながります。

なお、多くのメーカーでは給湯器本体に10年の耐用年数を想定しているため、そのタイミングでポンプも含めた一斉の点検・交換を行うのが理想的です。長く快適に使い続けるためには、寿命の目安を知るだけでなく、日々の使い方やメンテナンスの意識が大切なのです。